2016年6月30日木曜日

【DS】Why Is Love So Disastrous?完全和訳

"Why Is Love So Disastrous?"


歌詞:Death Spells (Frank Iero, James Dewees)
和訳:@postmrcjapan
動画:あゆ(@shelly1904)




(Love breeds war, our deaths define us)
(愛は戦争を産む、俺らの死は俺らがどんな人間なのか明確にする)

What if we try?
努力みたらどうなるんだ?
Why is love so disastrous?
なんで愛ってこんなにも破滅的かよ
What if we survive?
生き残れたらどうなるんだ?
Would it change anything?
何か変わるかよ

What if we try?
努力みたらどうなるんだ?
Why is love so disastrous?
なんで愛ってこんなにも破滅的かよ
What if we survive?
生き残れたらどうなるんだ?
Would it change anything?
何か変わるかよ

Most days we watch our best friends die
ほとんど毎日は俺らの親友の死を見てる
I just try to understand why but...
なぜそうなるのか理解しようとするけど...
My machine gun interrupts any such questioning
俺のマシーンガンがそんな疑問の邪魔をする
It's hard to look to heaven when the bombs keep falling

What if we try?
努力みたらどうなるんだ?
Why is love so disastrous?
なんで愛ってこんなにも破滅的かよ
What if we survive?
生き残れたらどうなるんだ?
Would it change anything?
何か変わるかよ

爆弾がずっと落ち続くと天国に目を向くのが難しくなるよ
Is god's will really murder flooding the streets?
道での終わりなき殺害って本当に神様のご意志か?
Can we measure her love by the oil underneath?
地下にある石油で貴女の愛を計ることはできるか?
All I ever wanted was what I was told I was owed
欲しかったのはもらうべきだと言われたモノだけさ
At what cost? I'll never know
その代償は?知らないことだ
These young hearts rigged to explode
この若き心は全部爆発する仕掛けだ
Most days I watch my best friends die
ほとんど毎日は俺の親友の死を見てる
These young hearts do as they're told
この若き心は全部言われた通りにする
Sit back and watch the whole world burn
何もしないでこの世が燃えていくこと眺めやがって

(These young hearts rigged to explode)
この若き心は全部爆発する仕掛けだ
Most days I watch my best friends die
ほとんど毎日は俺の親友の死を見てる
(These young hearts do as they're told)
この若き心は全部言われた通りにする

What if we try?
努力みたらどうなるんだ?
Why is love so disastrous?
なんで愛ってこんなにも破滅的かよ
What if we survive?
生き残れたらどうなるんだ?
Would it change anything?
何か変わるかよ

I tried to say goodbye,
別れを言おうしたけど、
but the bombs got louder
爆弾の音が更に大きくなった
I thought I heard you cry,
君の鳴き声が聞こえたような気がしたけど、
but the bombs got louder
爆弾の音が更に大きくなった
I scream my prayers at the sky,
空に向かって祈りを叫んだけど、
but the bombs got louder
爆弾の音が更に大きくなった

I lost my faith in faith
信仰に信頼を失ったよ

These young hearts rigged to explode
この若き心は全部爆発する仕掛けだ
These young hearts do as they're told
この若き心は全部言われた通りにする

Everything I ever knew is falling apart
俺の全てが壊れていく

What if we try?
努力みたらどうなるんだ?
Why is love so disastrous?
なんで愛ってこんなにも破滅的かよ
What if we survive?
生き残れたらどうなるんだ?
Would it change anything?
何か変わるかよ

(ラストと同時に)
What if we try?
努力みたらどうなるんだ?
Why is love so disastrous?
なんで愛ってこんなにも破滅的かよ
What if we survive?
生き残れたらどうなるんだ?
Would it change anything?
何か変わるかよ

It makes me sick these things we've done
俺らのしたことを思うと吐き気がする
In my heart I know we're all damned
心の中では充分分かってるよ、俺らはみんな地獄行きだ

It makes me sick these things we've done
俺らのしたことを思うと吐き気がする
In my heart I know we're all damned
心の中では充分分かってるよ、俺らはみんな地獄行きだ


2016年6月28日火曜日

【frank】Alternative Press Death Spells Interview

Frank IeroとJames DeweesがDeath Spellsのデビューアルバムでカタルシスを

取材:Jason Pettigrew
翻訳:@postmcrjapan

英文はこちら


マイケミカルロマンスが3年前に解散することを決めた時、涙を流した者や悲しくも諦めた者もいたが、それよりもDeaths Spellsがいた。Death Spellsはバンドの解散、そしてMCRギタリストFrank IeroとキーボードのJames Deweesが置かれたプラスチックな環境へのエレクトロロック反応だった。しかし数回の取材、ミックステープひとつ、そしてMindless Self Indulgenceのサポートアクトとしてのツアのあと、DSが本気で活動を始まる前に終わっちゃったように思えた。バンドはバンドとして活動することなく、音楽もリリースせず、シンセティックポップやブロステップ、メタルコアで育てられたリスナーに耳障りのようなエレクトロ恐怖を広めることなく終わった。Ieroは作曲してCellabrationとツアーした、そしてDeweesがReggie And The Full Effect, The Get Up Kidsとして活躍しながら、Gerard Way and the Hormonesのツアーメンバーとしても活躍した。Death Spellsは死んだ。Death Spells万歳。

ところで違った。7月29日に2人のデビューアルバムNothing Above, Nothing Below(上に何もない、下に何もない)は現在の音楽シーンに必要なパンチみたいな衝撃だ。IeroとDeweesは去年の12月にアルバム制作に専念することを決め、トラックはIeroの自宅スタジオや旧友とメンターEd AulettaのNorth End Studio(ニュージャージー)で録音。全12曲の中では独特な雰囲気のスポーケンワード(朗読)や間奏曲から銃撃のようなテンポのハードコア(〝Where Are My Fucking Pills?〟そしてデビューシングル〝Why Is Love So Disastrous?〟)と悲しくて美しい曲(〝End of Life〟)まで、全ては古いサイコホラー映画のポスターを集める人には共感できることでしょう。Nothing Aboveはオールドスクールインダストリアルロック(Ministry, Skinny Puppy)のファンの心に再び火をつけ、そして新しいリスナーはDeweesの天才的プログラミングとIeroのイカれたボーカルによって破壊される。

〝ほとんどのボーカルは深夜、暗闇の中で一人でやった〟とIero。〝その雰囲気はアルバムににじみ出とると思う。〟

本日の新曲初公開の前にDSの2人がJason Pettigrewとお話して、4年前の結成からのバンドの目的、暗闇の相対性、そして始めてのツアーに持って行きたかった逆さまの十字架は果たして今回のツアーに実現できるか語ってくれた。

Death Spellsってマイケミの幻の5枚目のアルバムThe Paper Kingdomのセッション中に結成したバンドだったが、その4年後の今、バンドの目的は変わりましたか?


Frank Iero(以下F):俺とJames意外のバンド(マイケミ)のみんながロスに引っ越したんよ。俺らはノースハリウッドにあるちょっと怪しげなアパートに住んでた。ほら、ブレイクしようとしとる20代とかダンサーとか、あとポルノ映画製作しとる人らとか。道渡ったらスタジオがあるのに入れてもらえず、することなく俺らは2人きりで部屋に閉じこもってた。アパートに閉じ込められて頭おかしくなり始めてさ。おいJames、覚えてるか?ほらおまえがホームセンターで植物山ほど買ってバルコニーを囲むようにしたこと。外から中が見えないようにさ。

James Dewees(以下J):覚えてるよ。ホークアイもいたよね。

 F:そうそう!2代目のJason Bourneの人よね!(Jeremy Renner)

J: そう、あいつもホームセンターで植物買っててさ、バカなやしの木を。あいつに負けたくなくて熱帯植物8本も買っちゃった(Frankが笑い出す)当時は1階の部屋に住んでたよ。もうね、ブレイクするためにノースハリウッドに来てる人が多くてさ。アパートは全部すぐ隣同士で建てられて一歩外出たら知らない人のパティオに出てるわけ。そして2000年生まれのガキたちが嫌でさ、あいつらは親から大金もらって全国から来てて〝大学に入る前の1年間の休みだよ、ほら、ダンサーになりたいんだろ?なら1年間遊んでみて〟って感じのガキね。今思えばさ、あの時の会話とか・・・(Frankに向かって)上に住んでたあのロシア人の娘、すごかったよね。どんな薬やってたかわかんないけどさ、ずっと外で何か叫んでたよ。意味分かんないことを叫ぶ、そして人を部屋に招くことがよくやったな。
 

F: (笑らう)でJamesが部屋をジャングルみたいな感じにしたよ。(Jamesに向かって)なんかおまえは頭パンク寸前で急にMinistryをサンプリングしとるLocustみたいな音楽を作り始めたよね。で、それがペルみたいなジャングルと化した部屋から爆音で流しよった。俺らの周りのモノや人全てへの総攻撃だったんじゃ。

J: 上にさ、ハウスしか聞かなかったやつがいたよ。もう〝いい加減にしろよ〟って感じで。Soundgarden交じりのハウスなら別にいいけどさ(笑)

しかし今はもっといいお家に住んでストレス発散の必要がなくなったんですよね。だから今となってはDSってどういう存在になってますか?
 
F:その時期が終わって東海岸に帰った時、バンドや音楽作りはもういいと心の中で決めてた。しかしその数ヶ月後はJimmy (Euringer、Mindless Self Indulgenceのリードボーカル)がJamesに電話して〝ツアーやるんだけど、今何かやってる?それともサポートアクトやりたい人知ってるか?〟って。そこでJamesがDSのトラックを送ったらツアーすることに。ツアー中はめっちゃ実験的なことばかりやってたし、同時に彼はReggieの曲、俺はcellabrationの曲を書いてた。

この4年間に気付いたことは俺にとって音楽は趣味なんかじゃない。どんなことをやっても、音楽は俺なんだ。それを知った俺はいつの間にcellabrationの二枚目のアルバムまで書き始めた。でも前に進むためには全ての原点となったプロジェクト(stomachaches)をリリースしなきゃと思った。自分が誰なのか、そして自分の天職は何なのか、その理解が音楽から溢れ出た。
 
〝Frankの消えた1年間〟として終わるより、Death Spellsは記録すべきFrankのマイケミ終盤の心境なんですね。 

F:そのとおり。去年誰かに何歳なのって聞かれたけど、俺間違って35って言っちゃった。それで誕生日になると丸1年をスキップしたことに気が付いた。今年は35歳になるんよ。そこで思ったのは〝あの1年をスキップしてしまったら、人生に大きな穴がぽっかりと空く〟と。DSも同じさ。DSがあったからこそ、今の自分がおるのに誰もちゃんと聴いたことがない。あのMindlessツアー以降はタイミングがなかった。そのせいでどうやってここまで来たかは誰も知らないわけじゃ。その1年間から逃げたと今やっと気付いた。

新アルバムはかなり攻撃的で、MinistryやSkinny Puppy、Alec Empireなど黄金期のエレクトロバンドのようで、タイトルNothing Above, Nothing Belowは暴力的で暗い印象があります。アルバムの中でもっとも一般向けの曲(Fantastic Bastards)でさえ高校アメフトチームが練習してる間にスタンドの下でハイになりながら自動小銃に弾を装てんしてるやつみたいな感じがします。アルバムが前提的にすごくダークでハードコアなんだけど、もしかしたらダークすぎるのでは?

J: 言っておきたいけど、俺にはまったく逆の印象じゃ。タイトルに込めた意味は〝他に何もないんだったら?今すぐしかないんだったら?〟だ。〝愛〟の名においてみんながお互いをどう接するか、そして自分から違う人とどう接するかとか、この世から去るとどうなるか、信じてることをどれほど大切にしてるかについてもよく考えた。そして俺の見方は上にあるものはクソ食らえ、下にあるものもクソ食らえじゃ。俺らが今、この瞬間にどう人と接してるか話そうや。

さっき言ったFantastic Bastardsの場合、愛を持ってお前を世話すべき人に与えられたアザはお前を定めるものではない。その曲の中で主人公はその虐待者に復讐してしまうことに。リスナーが自分で解釈できるようにすべてをあいまいにしたかった。

個人的に、アルバムを始めて作った時は攻撃でしかなかった。しかし同時に不安でもあった。自分に自信がなかった。でも今は自信があるからこそやっていける、力にもなる。そこからやり甲斐が生まれるし、他のプロジェクトからも新しい強さを引き出せることもできた。
 
Death Spellsって他のプロジェクトにまで渡るエネルギーを作るって感じですか?

F: 全てのプロジェクトがお互いに影響すると思うよ。DSは間にやることでも、サイドプロジェクトでもないと思う。呼吸みたいだよ、やんなきゃいけんこと。11歳の時からバンドやっとるけど、今となってはバンドというもが俺にどういう意味を持つか分かってきたけん、その大切さを新たに感じとる。俺のやること全てにおいては切っても切れない部分じゃけん、ちゃんとしてあげたかった。
 
J: キャリアとして、俺は色んなふざけた音楽を作ってるよ(笑)というはいえ、イライラさせることがまったくないというわけじゃない。Coalesceでドラムを叩くなり、Death Spellsでプログラミングをするなり、MCRやReggieやGet Up Kidsでキーボード叩くなり、音楽に通じてストレス発散ができるっていいことよ。俺は絶対にバッドニュースな人間ではない。超絶グッドニュースな人間だよ。でも大人はみんなバッドニュースを経験し、対応しなきゃならない―愛する人の死や離婚など、人生を人生らしくするようなバッドニュースの全てだ。 発散するにははけ口が必要だと思う、音楽でも執筆でもなんだも。はけ口に全てをぶつけると、試練の終わりにはきっとよりよい人間になってるはず。

ということでDSは個人的なカタルシスのためでもあって、実行可能な美学的発展でもありますね。 

J: リハビリ施設に入った時Last Stop, CrappytownというReggieアルバムを作ったけど、


いいアルバムだよね。

J: でもReggieらしいアルバムじゃないよね。本来ならジャケットにFrankie Goes To Hollywoodみたいなロゴで〝レジー、リハビリに行く〟って貼るべきだったよ(笑)リハビリってめっちゃ個人的でめっちゃプライベートなことだよ。人生をやり直そうとしてるわけだし。でもその最中に人がさ〝ちゃんとやり直せるといいね〟なんか思ってなかったよ。思ったのは〝うわ、リハビリとか重いなぁ。薬中の時は面白かったのに。〟マジでくたばれよこのクズ野郎ども!DSのライブで光るリストバンドを振りかざすネオンボディーペイントまみれのビキニとエスキモブーツを履いた女の子らなんかいないよ、絶対。そういうエレクトロじゃねぇよ。

(俺の人生で)最近はひどいことばかりが起こっててさ。母が亡くなって、そして妻の母親もその次の月の同じ日に亡くなった。その何ヶ月も前から弱まっていく姿をずっと見てたし。だからDeath Spellsのアルバムをかけると、その数ヶ月間の気持ち全てが入ってる。でも不思議なのは曲を書いた時は全然その気持ちじゃなかったよ。本当妙なことなんだよ。

Death Spellsのアルバムリリース後は8月の短いツアーがありますけど、以前ツアーした時はFrankがステージに大きな逆さま十字架を飾りたかったらしいけど、実現出来ず。今回はどうでしょうか?

F:(笑う)いやいやいや、あのね。逆さまなはずじゃなかったよ、ただネオンのはずだけだった。

J: 完全に忘れてたよ。あれはツアー後にFrankが持って帰りたいがためにだけ欲しいんだよ。(Frankに向かって)近所のみんなに見せるために家の前に置くんだろ。

F: いまだに欲しいんじゃわ(笑)


2016年4月13日水曜日

【gerard】 Blastr.com取材

Gerard Way on DC's Young Animal, Cave Carson, and Sentient Ambulances

Gerard WayがDC Young Animal、Cave Carson、そして知覚できる救急車について語る


取材者:Matthew Funk
翻訳:@postmcrjapan

元の記事はこちら

〝Young Animal〟という名前の由来は?

頭から離れなくなったフレーズだった。僕はいつもそうよ、曲のタイトルやフレーズを閃いて頭から離れなくなるのよ。当時は2枚目のソロアルバムのタイトルにいいかもと思った。しかし2枚目のソロアルバムを作らないと決めた時―まだ作らないと決めた時―じゃこれを新しいプロジェクトの名前にしようと思った。僕はそういうのが習慣になったの、いいアイディアが思い浮かんだらすぐ使うこと。長く閉じ込めるのはいけない。〝Young Animal〟は何かの名前になる、だったらこのプロジェクトの名前にしよう。

原作者やアーティストというクリエーターの呼びかけを直々しましたか?それともDCに任せた?

全ての段階に参加した。僕の提案もあれば、Shelly BondやMolly Mahan、そしてDan (Didio)とJim (Lee)からの提案もあった。すごく協力的なプロセスだったが、僕は各コミックをどんな風にしたいか明確なビジョンがあったよ。

クリエーターにどんな特徴を求めた?

コミックによって異なるけど、基本としてはこういうことを楽しく挑戦できる人、そして大人向けのテーマに触れることを恐れない人・・・あとキャラクターを愛する人。パッションがある人材を探したかった。元のコミックに詳しくない人がいたら、その人が90年代の原作を読んで勉強した。そういう人材を探してみた。

大人のテーマと言いましたが、コミックは全て大人向けのコミックと理解してよろしいですか?

 そうだ。でもなんだろう、何が大人向けなのか、まだ具体的に分からない。ただ最初からそういう要素が必要って分かったの。大人向けコミックという大きな振り幅が必要だった。

どんなキャラクターをコミックブランドに使いたいんですか?

子供の時は〝DC Who's Who〟(DCのキャラクター図鑑)を見て売り込みプレゼンを考えたりしてた。もちろん実際に売り込みはしなかったけど、遊びとしてやった。そして時間が経つとたくさんのコミックをなくしてしまったが、このプロジェクトが始まった1月にeBayで全部買い直した。ノートにメモしながらコミック一冊一冊を見て〝こいつ誰?この人も誰?やばい、これすごいよ、見てこのキャラ!〟ってなった。そうやってCave Carsonに出会った。〝誰だ?この人〟ってすぐ好きになった。コミックのタイトルもすぐ思い浮かんだ〝Cave Carson Has a Cybernetic Eye〟(Cave Carsonはサイバーネティックの目を着てる)―だってあれぐらいしか彼の情報ないんだもん。

そうですね、私もウィキペディアで調べたらそれぐらいしか情報なかったです。

でしょ?!目のことも何の説明もないよね!素晴らしいよ!すぐ〝やろう!〟って思った。僕だって説明しないかも!そういうキャラだからね。

Cave Carson以外、当時の冒険家キャラクター、たとえばSea Devilsが出る可能性は?

もちろんある!Sea Devilsを言おうと思った!Danと僕はこの前Sea Devilsの話してたよ、僕大好きだし、入れれるなら入れたいって言ったよ。あとForgotten Heroesもいるよね、Caveがメンバーだったし、Animal Manも入ってたから出る可能性があるね。Caveの場合、父親と娘のリアルなやりとりを描くいい機会だと思う。パーソナルなことも起こるし、アドベンチャーでありながらもすごくエモーショナルなストーリーだ。そして今回のコミックは長年出番がなかったキャラクターをひとつのグループにまとめて一緒に登場させるチャンスでもあると思う。

彼の娘って新キャラですか?

ええ、娘はChloe Carsonという大学生なの。

Mother Panicですが、ぱっと見Batmanっぽいが、ほかのGotham自警主義者とどうやって差を付ける?

このキャラにはすごい可能性を感じるの。僕が思うMother Panicは上流社会の厄介者。いい人としてのスタートではない。同時に僕をインスパイアした人物もいる、例えばCourtney Love、特に若いころのCourtney Love、ほらHoleをやった90年代の彼女とか。もしCourtney Loveが女相続人でコスチュームを着て人をぼこぼこにしてたらどうかな?どうなる?それが僕にとってのキャラ設定なんだ。そうやって差を付けたいと思う。普通の上流社会の一員ではない、彼女は色んな意味でその正反対。独自の世界の見方があって、すごく激しいキャラクターなんだ。彼女は全然違う、まだ企画中でやってるうちにキャラは進化すると思うけど、ヒーローでも悪党でもないような気がする。

Animal Manのことも言ったが、Animal ManやSwamp Thingなど、クラシックなVertigoキャラクターを復活させる願望はありますか?

もちろんよ!しかし最初にDanとJimにアイディアを相談した時、Danがすごくいいことに気づいてくれた。彼が〝90年代のキャラが2人いる〟―Doom Patrolが90年代よりはるか前に書かれたものなのに―でも彼は〝だから2つの違うものにしよう〟って。僕はすぐに賛成した。だってAnimal ManやSwamp ThingといったVertigoキャラばかりでやったら、90年代のリブートに過ぎないじゃない?だからその時僕は〝よし分かった、じゃこれはCaveでこれは新キャラ〟って。でもいいタイミングあれば、Vertigoのキャラも使いたいね。

要するに、新しいキャラと旧キャラのバランスを保とうとしてるわけですね?

そう、僕が思うには・・・Animal Manをやるかもしれないし、やらないかもしれない。でもひとつのストーリーでも5つのストーリーでもいいからAnimal ManをDoom Patrolに入れたい。少しの間チームのメンバーとして活躍するかもしれない。このシリーズは全ての90年代キャラが使えるチャンスだと思ってる。もうひとつの次元なんだ。

Doom Patrolですが、チームはRobot ManとFlex Mentallo以外ほとんど新キャラみたいですね。

旧キャラも登場するよ。PRイラストに全てのキャラが入ってるというわけじゃない、わざと出してないキャラもいる。

しかし猫と上にいる女の子は新キャラですよね?

そう、新キャラだ。

Flex Mentalloのキャラですが、キャラ設定はMorrisonシリーズに近い?それともキャラ設定を変更した?

設定は変えてないよ。キャラのみんなに少し時間が過ぎたと考えてる、そういうアプローチしてる。 キャラは年を取ったし、大人になった。ただ単なる〝私、また20才だ!〟というわけじゃない。何年か経って、色々あったし、色々経験した。答えとしては充分だな。

友人とDoom PatrolのPRイラストについて話してたが、友人からの質問があります。イラストにある救急車って知覚できる救急車ですか?Grant MorrisonのDanny the Streetのキャラみたいに。Danny the StreetならぬDanny the Ambulanceとか? 
 
ん〜どうだろ?キミの友人が言ったのかい?ん〜コメントはできないけど、頭のいい友人だね。



【frank】FRNKIERO at Eureka Rebellion

Frnkiero at Eureka Rebellion

 

動画:Brightside Film
ドキュメンタリー制作:Hysteria
翻訳:@postmcrjapan
字幕制作:@shelly1904

2016年4月7日木曜日

【mikey】Electric Century: The K! Verdict

Electric Century: The K! Verdict

Electric Century: K!の判定

記者:Nick Ruskell
翻訳者:@postmcrjapan

For The Night To Control: KKKK

どん底に落ちたMikey Wayの華麗なる復活

今まではGerard WayやFrank Ieroがソロとして出て、両ソロアルバムはお二人がMy Chemical Romanceにどんな要素を持ってきたかをよく示した。前者はインディーズにDavid Bowie感をオールタナティブなファズロックアルバムに包めた、そして後者はうるさいぐらいの激しいパンクを乱れ撃つのようなアルバムだった。しかしECはMCR解散後のアルバムの中ではMCRから一番離れたサウンドだ。ギターはほとんど登場しないというよりは、ほとんど使われてない。For The Night To Controlのコアはエレクトロニック、リズムはMCRの生々しくて攻撃的なスタイルより、デジタルな感じで脈動感がある。アルバムはYou Got It All WrongやFor Youの幸福なシンスが作り出す波に乗って、朝2時のクラブにいるラウンジリザードのようだ。ほかと違うけど、瞬時にハマる、気が付く前に脳に浸透してゆく。しかしこのアルバムの一番いいところはなんとなくやってるとか、5分前にこのジャンルを発見したような感じがまったくなく、作りたくて作りたくて仕方がなかったということがよく伝わる。このジャンルの細かいところまで全て熟知してる人間にしか作れないアルバムだ。MikeyとDavidは明らかに自分のやりたいことをやってる。それと素晴らしい作曲があってからこそ、このアルバムは大成功。これは音楽への愛情の情熱的宣言だ。鮮明に作られて、そして巧妙に仕上げた。

【mikey】Kerrang! Family Guys

Kerrang! Family Guys

Kerrang!家族の事情


取材者:Mark Sutherland
翻訳:@postmcrjapan

家族の事情

Mikeyが兄Gerardの影響を明かす


昨年、キミが依存症を克服して誇りに思ってるとGerardがK!に話してくれたが、それを聞いてどう思った?

〝彼は俺にとって灯台みたいな存在。いつもそばにいてくれるし、サポートしてくれるし、すごく愛情や思いやりあって、僕を育てたようなもんだ。こんなにいいお兄さんは他にいない。俺は本当にラッキーなんだ。〟

今でもMCRにいた頃ほど仲がいいの?

〝もちろんよ。いつだって話してるし、割と近くに住んでるよから時間を見つけて一緒に遊んだりするよ。〟

一緒に何をするんですか?

〝俺らはコーヒー飲んだり、最近の出来事とか、頭ん中のことや創造的に何してるか話したりするよ。彼はよく創造的なことで相談に乗ってくれるから、俺のやってることはいつも彼に話せる。あいつのフィードバックはいつも正直で厳しい。〟

彼はアルバムのことをどう思ってるの?

〝お兄さんは気に入ってるよ。一番最初から全曲の全バージョン聴いてるからね。好きみたいだよ。〟

彼に何かのアドバイスもらった?

〝楽しんでて、あと自分が作りたい音楽を作って、そして楽しく作れ。〟

2016年4月1日金曜日

【mikey】Kerrang! Inside For The Night To Control

Kerrang! Inside For The Night To Control

Kerrang! For The Night To Controlの曲別アルバム紹介

紹介文:Mikey Way and David Debiak
翻訳:@postmcrjapan

For The Night To Controlの曲別アルバム紹介
MikeyとDavidが君のKerrang!限定アルバムの中身をご紹介!


 

1. You Got It All Wrong(勘違いしてる)

Mikey: これはアルバムにとって大きな存在だ。だって人は勝手に俺のことを決めつけてるけど、実はまったく別の面もあるんだ。プロジェクトにもふさわしいと思う。みんなはみんなで勘違いしてると思わないけどね?ちょっとふざけた言い方してるだけさ。
David: アルバムのスタートとしては最高。いいグルーヴ感がある。これを聴くとアルバムが全体的に分かる。

 

2. Right There(すぐそばに)

David: ザ・キュアに影響されたかって?もちろんよ。Mikeyが曲の頭のベースラインを送ってくれた。彼は何回も何回も弾いたよ、そしてスタジオに着いたらその場で作曲作詞した。彼があのリフを弾いたら俺は突然サビを歌いだした。歌詞は元気が出るような感じだけど、それはなぜなのか分からない。その最初のリフがそんな感じだったからかな。スタジオでやった最も楽しい曲だった。
Mikey: 俺も!

 

3. Hey Lacey(ねぇレイシー)

David: Laceyって誰かって?Laceyは女の子だ。彼女は架空の人物だよ、俺らに知らない女の子。一緒に世界に立ち向かうことと、それに伴う苦労についてだ。俺の経験から来た曲ではないけど、作曲した時に頭の中にあるキャラクターが思い浮かんでた―自分のモノにはならない人を欲しがる男のキャラ。2人が結ばれることが困難でそれが曲のベースになってる。
Mikey: 誰にだってこういう経験ってあるだろ?

 

4. I Lied(嘘ついた)

David: 依存症についての曲だけど、Mikeyのことじゃないよ。でもその時の俺らにぴったりだ。この曲が出来た時、そしてリリースされた時はMikeyがまだ依存症に苦しんでいた中だった。
Mikey: 不思議だったよ、Daveの歌詞が俺にすごく響いた。嬉しかったことに俺は作曲出来て、そして歌詞のファンにもなれた。俺は作詞の初心者だ、ほとんどやらないことだからめっちゃ魅力的だよ。

 

5. For You(君のために)

David: この曲はどんどん壊れていく人と、その人を救おうとすることについてだ。妻の母親ががんで亡くなったけど、俺は最初から最後まで妻のそばにいた。彼女は毎日、母親が死ぬという現実と葛藤してる姿を見ていた。
Mikey: 俺にすごく響いたよ。俺にも一緒にいてくれる人がすごく重要だったし、Daveが常にいてくれた。この曲には色んな面があると思う。

 

6.Let You Get Away(君を逃した俺)

David: これは逃した女の子について書いた曲だ。誰にでも分かるような気がするよ。夏っぽいノリノリで車の窓を下ろして爆音で聴くような曲にしたかった。
Mikey: ほらBryan AdamsのSummer of '69みたい!これは俺らの(Don Henley) Boys of Summerだよ!
David: 歌詞的には彼女の目線から書こうとした。ほら〝この男は好きだし、いい人だけどなんかうまくいかなかった〟みたいな。そして彼は人生の楽しい時期、あまり責任がなかった時期を思い返してる。

 

7. Until The Light Goes Out On Me(光が消えるまで)

David: これは(前のバンド)New London Fireのために作曲したもの。Mikeyと俺がこの曲を違う方向でやろうと決めて、もっとElectric Centuryっぽい感じにした。サビをレコーディングした時はたくさんの人をスタジオに招き入れてすごく楽しかったよ。
Mikey: 俺はDaveの曲が本当好きで、これはその中のひとつだ。ちょっと違う感じにしてみたかった。とはいえ、そこまでかけ離れてなくて、まだオリジナルの雰囲気が残ってると思う。

 

8. Someone Like You(君みたいな誰か)

Mikey: Adeleの曲じゃないよ!
David: これはUntil The Light...同様、New London Fireの曲だった。再レコーディングした理由はMikeyがこの曲をちょっとアレンジしたら全然違う雰囲気がでると思うよって言ったから。全てはDan (プロデューサーのD. James Goodwin)のおかげだよ。
Mikey: ヘビーなDepeche Modeっぽいサウンドが欲しかったけど、彼は完璧にそのサウンドにしてくれた。

9. Lately(最近)

David: 作曲した時はMikey、そしてGerardのことを考えてた。人がスターとして開花することを見てるというような曲。歌詞のほとんどはMy Chemical Romanceの人気爆発と有名になっていくことについてだ。
Mikey: すごくユニークな状況だ。俺はSleep Stationにいて頃からずっとDaveのファンだった。いつも彼のアルバムを聴いてたし、いつか一緒に音楽やりたい!って思った。そして10年後はコレだ!

 

10. Live When We Die(俺らが死んだら生きる)

Mikey: これは唯一俺が作詞した曲だ。(何かが)出来ないのにやらなきゃいけないという気持ちをテーマにした。俺の人生にはよくあることだ。たまにはできない時にでも出来るからね。
Dave: 俺の祖父のことを思い出してた。当時は祖父が死んでいくのじかに見ていたからだ。祖父が家族のことを常に想って、そしてみんなにはそれが分かったことを誇りに思った人だった。
Mikey: かなり重い曲だ。