2019年7月26日金曜日

【記事和訳】Kerrang! 知られざるフランク・アイエロ15の真実

元記事リンク:https://www.kerrang.com/features/15-things-you-probably-didnt-know-about-frank-iero/
ライター Mischa Pearlman
公開日:2019/4/26

Frank Ieroの名前はマイ・ケミカル・ロマンスのギタリストとして知られている。しかしこのニュージャージーのミュージシャンはそれだけではない。バンドがその日を迎えて以来、フランクは彼自身の名の元にキャリアを磨き、彼の3番目のソロアルバムをFrank Iero And The Future Violentsとして出す予定だ。そのリリースを祝うために私達は、彼の家族からPacoとして知られる人物の真実を掘り下げてみた。


1.子守唄をFrank Iero and the Future Violentsの歌に変えた

ニューアルバムBarriersの最初の曲New Day's Comingは、フランクが子供たちに歌う子守唄だった。理想的なサウンドにならなかったので数年間眠らせたが、結局フランクはそれを解決した。おそらく今フランクの子どもたちは彼の代わりにCDを流しているだろう。

2.新しいバンドを始めた時、激怒したMCRファンからヘイトメールを受け取った

MCRが解散を発表した2013年、フランク ー休みなき多作のソングライターー は、MCRのライブキーボード奏者James DeweesとともにDeath Spellsというハードコアデュオを始めた。彼らが最初の曲をリリースした時、解散へのフラストレーションを解消するための手段として何人かのMCRファンがヘイトメールを彼らに送り、結果としてDeath Spellsのアルバムは3年間棚上げされてしまった。



3.死に近い経験の後、本当は自分が死んだのかも知れないと思った

2016年10月、オーストラリアのシドニーでフランクと彼のバンドを乗せたバンにバスが追突した。ありがたいことに、誰も重傷を負っていなかったが、フランクは自分が死んだか、ある種歪んだ来世を経験しているのではないかと思うようになった。

「もしかして俺は生き残ってなくて、今起こっていることは俺の脳波だけが続いているんじゃないかって感じた。多分これは来世のものだ、俺たちが納得できるように作り上げた別の世界だ。そして、俺は自分自身が正しいかどうかを証明する証拠を探す - これが起こって以来ずっと、世界はクソだった。温暖化も進むし、大統領には反キリスト主義者がなるし、これらすべてが起こり始めていて、俺はなにか間違ったとこにいるみたいだ。それからまた別の事も襲って来る。俺が生きてた本当の世界にいないなら、なぜ俺は自分が本当に見たいと思ってるはずの俺の前にいる人々を見ていなんだ? だからたぶん俺は天国にいない、俺は地獄にいる、あるいは煉獄にいるのかもしれない」

4.フランクの家族は彼を”PACO”と呼んでいる

Frank Ieroは1人かもしれないが、フランクの家族には本当に大勢のFrankという名前の人物がいる。なのでフランクの親族は彼のことを”Paco”と呼ぶ。これはスペイン語でFrankという意味。フランクの父親もまたFrankなのだが、父親はイタリア語バージョンのFrankという意味の”Cheech”と呼ばれている。どっちもすごくかわいいだろ?

5.90年台のエモパイオニアのミネラルの大ファン

当初1994年から1997年の間、Mineralは非常に影響力のあるバンドだったにもかかわらず、彼らが出会うことはなかった。フランクがMy Chemical Romanceに加入するまでに彼らに加わることもなかったにもかかわらず、彼らのサウンドはフランクのギタープレイに大きく影響したとフランクは言う。そして彼らが再結成して、ついに彼らのライブで会うことができた時には大興奮した。

フランクは「彼らと会えるなんて思ってもみなかった」と話す。「やっと彼らを目の前で見ることができて、まるで彼らが俺のためだけにプレイしてくれてるみたいに感じた。義理の弟と見たんだけど、彼は俺より少し年下で彼らのことをそんなに知らなかった。だから俺は ”なんだよ!これがどんなに俺にとって意味があって、俺の演奏がどんだけ彼らに影響されてるのか分かんないのかよ!この曲聴かなきゃだめだ!この曲も!あとこのパート!” そうやって俺だけじゃなくて彼の目を通してMineralの音を聴くこと、彼がそれにどれだけ興奮してるのを見ることができたのは本当に特別だったよ」

6.最初のタトゥーはジャック・オー・ランタン

ここのとこフランクはとんでもなく大量のタトゥーを入れているが、どこかにその最初のものがある。背中の大きくて怖そうなジャック・オー・ランタンがそれだ。

「俺はハロウィンに生まれたんだ。だからこれは常に俺のシンボルだ。18の誕生日にこれを入れたから、タトゥーパーラーの人にウソをついたりはしなかったよ」

7.The Future Violentsはドリームバンド

ギターは長年組んでいるEvan Nestor、Murder By DeathのMatt Armstrongがベース、ThursdayのTucker Ruleがドラム、Kaley Goldsworthyがピアノ、オルガン、ヴァイオリンをフィーチャーしたThe Future Violentsはフランクの「夢のラインナップ」だ。実際に彼らの演奏を念頭に置いてBarriersで曲を書いた。

8.カソリックスクールに通っていた

フランクは宗教的な学校に通うタイプのようには思われないかもしれないが、彼はニュージャージーのカソリックスクールに通っていた。私達は彼の学校の教師たちはMy Chemical Romanceの大ファンではなかっただろうと思うね。

9.大学は中退している

フランクはとても頭が良く、ニュージャージーのラトガース大学から奨学金を受けていた。心理学を専攻していたが、彼は大学を中退して当時お気に入りバンドの1つだったMy Chemical Romanceに入ってツアーに出てしまった。高等教育が重要なのと同じくらい、彼の決断は正しかったのだろう。

10.免疫系がとても弱い

フランクはとても幼い頃からエプスタイン バーウイルス - 免疫システムを弱める病気に罹っていて、その結果、頻繁に気管支炎に苦しんできた。そしてそれにより過去に数回ギグに出演できなくなったのだった。

11.他のバンドを見るためにツアーのスタートを後ろ倒しした

フランクが大好きな他の90年代のバンドはJawbreaker。シカゴのRiot Festでプレイするために彼らが再結成したとき、フランクはそれを見るためにフェスが終わるまでフランクとThe Patienceのツアーが始まらないように調整した。熱心だな。

12.I’m Not Okayのビデオでは名字のスペルがLEROと書かれている

フランクの名字(IERO)はたびたび混乱を招き、IではなくLで始まると考える人が多かった(たぶん今でも)。こういう人たちへのオマージュとして、バンドはI’m Not Okayの公式MVの最後のクレジットをわざと間違ってFRANK LEROとして綴った。



13.最初に学んだギターリフはピーター・ガンのテーマ

私達は見たことがないが、ピーターガンは1958年に最初に放映されたアメリカの私立探偵物のTVシリーズで、そのテーマ曲は彼がギターで演奏することを学んだ最初のリフだった。

14.フィルムへのスコア提供

去年、フランクは「The Deliveryman」という短いホラー/スリラー映画のためにスコアを書いてレコーディングした。Mike Pelakによって書かれ監督された10分のホラーの短編映画で、連続殺人犯が危険に気づいてない女性を殺そうとする内容だ。



15.ギターにPANSYと名付けていたが、壊してしまった

(現在のバンド名にもかかわらず)フランクは暴力的な男ではないが、MTVショーで巨大なMTVのサインを粉砕することで、よく知られているPANSYと呼ばれていたギターを壊してしまった。奇妙なことに、その事件は放送されることはなかった。