2015年7月10日金曜日

【frank】Voice & Verse Podcast

オリジナルpodcastはコチラで拝聴できます


Vice & Verse Podcast ft. Frank Iero


取材者:Evan Lucy
翻訳:@postmcrjapan

長いため、だいたい和訳で失礼します。

Frank(以下F):どうも、Frank Ieroです。こちらはVice & Verse Podcast。

Evan(以下E):やぁみんな、Vice & Verse Podcastエピソード35へようこそ!MCを勤めさせていただきます、Evan Lucyです。君たちの好きな曲の裏話をご紹介するよ。今週のゲストはニュージャージーロックバンドMy Chemical Romanceのギタリストとして有名なミスターFrank Iero。しかし彼の音楽キャリアーはそこでとどまらず、LeathermouthのフロントマンとしてもDeathspellsの半分としても活躍してきました。去年の8月にIeroがソロアーティストとして初のアルバムStomachachesをリリース。曲のスタイルはマイケミと異なるが、力強くてかっこいい。Silver Spring, MDにあるThe Fillmoreの楽屋でIeroを取材させていただきました。父親になってどう変わったか、大人気バンドの解散後またゼロからやり直すことや、リードシンガーになって視点はどう変わったのかについて聴いてみた。では、始めよう。

E: 去年はstomachachesをリリースしたが、大半のファンはどんなサウンドになるか分からなかったと思うんだけど・・・

F: 俺も(笑)

E: だって―これは僕の意見なんだけど―君はアルバムを出すつもりで書いたわけじゃないでしょ?

F: そのとおりじゃ。間違ってないぜ(笑)そのつもりまったくなかったけぇ。長い間病気とかで苦しんでた後、またクリエイティブな何かをすることが目的だった。苦しみは芸術性を生むとかいうけど、俺の場合は違う。もうしんどくて何もしたくなかったんよ。なんかもう自分じゃないみたいな。だってアーティストって自分が作り出したものによって存在価値を感じるけぇ、何も作ってないとか作ってるものに納得いかんと、存在価値ゼロ、みたいな。じゃけぇ俺は強気で自分にこう言った:もううんざりじゃわ。しんどくなったら何か作れ、と。

それがうまくいったら気持ちよくなれるし、調子だってよくなる。そうしたら気付けば12~15曲も書いてて、友達に聴かせて、そして出してほしいというレーベルが現れて・・・

E: いつ頃なの?その話。マイケミがまだ解散してない時とか?

F: いや、その後じゃ。マイケミがまだ活躍してて、アルバム製作中で、スタジオでね。LAで友達Jamesと一緒に住んでたけど、俺らはDeathspellsというプロジェクトをやり始めた。あれはマイケミ解散後でも続いて、ちょっとツアーしたりしてからJamesがReggie and the Full Effectというバンドを始まったんよ。彼がそれでツアーしたら、俺がアルバムとなる曲を書いてた。

E: なるほど。自分の存在価値は自分が作ったものによるって言ったけど、君はマイケミのフロントマンではないけど、君とGerardがそれぞれのアルバムを出して、そして恐らくGerardのアルバムにはよりたくさんの期待があったと思いますが、サウンド的にとか―

F: じゃろうね、もう絶対そうじゃった。

E: 彼がフロントマンだったからね。君の場合はアルバムを出すつもりじゃなかったにせよ、マイケミっぽくするプレッシャーは感じました?

F: 俺の場合、人を感動させなきゃというストレスはまったく感じなかったし、とあるサウンドにしなきゃという義理もまったくじゃった。あんたの言うとおり、シンガーが一番注目される。俺の場合、あ~たぶんこんな感じのアルバムだな~って思ってた人はおらんかったけぇまったくプレッシャーはなかった。自分のやりたいようにできて、自由で楽しかった。

E: たぶんあのマイケミサウンドはみんなが集まって話し合う時こそ生まれるんだろうね。

F: そうなんよ。そういうことじゃ。元マイケミメンバーひとりからあのサウンドを期待しちゃダメじゃ。あのサウンドはあのメンバーが一緒におる時にしか作れない。

E: 君はマイケミにどんなサウンドやスタイルを?

F: え~っとイライラとか?(笑)いやいや、なんじゃろ?あの時のアルバムを聴くとね、曲はサンドウィッチみたいに思うよ。上にはボーカルメロディーあるじゃろ?そして下のパンはオペラちっくなコードプログレッション。そんで俺はその間で遊んだりするんよ。じゃけ、ボーカルをサポートするギターや、ボーカルを突き刺して刺激するようなギターは全部俺じゃ。

E: じゃ君はチリソースみたいなのかな?

F: そう!(笑)

E: サンドに例えるとね

F: そうじゃね、チリソースかもね。ソースよりもうちょっと粘り気があるかな、ね?(笑)

E: ちょっと放置しててね

F: そうそう、ちょっと腐らせてね、キムチみたい!そうじゃ、キムチみたいじゃ!発酵されとる(笑)

E: それで、みんなとコラボするような環境から一人で作業するような環境になって、やっぱりもうひとりいたらアドバイスくれるのにな~とか、手伝ってくれるのにな~って思う時あった?

F: そうじゃね、まぁひとつとして同じ曲はないと同じように、ひとつとして同じ作曲作詞プロセスはない。でも一人の時はすぐに反応がもらえる喜びがないし、フィードバック―たとえば今のやつは今すぐやめたほうがいいよ、もう二度とそんなのやるなとか―もすぐにもらえんし、これめっちゃええわ!って言ってくれる人もおらん。ずっと自分を感心させようとしとるけど、もし俺みたいに自己嫌悪なドM野郎ならほんま厳しいんよ(笑)。でも俺にとって一番大変なのは編集。若い時から俺は〝書いたなら絶対曲に入れなきゃ〟という間違った考え方を持っててさ、

〝だって書いたもん!〟

〝・・・だから?書いたのはええけど言いたいこと全部口で言わなきゃならんっていうわけじゃないよ〟みたいな感じで。そういう時は何も言わん方がベストなんじゃ。

E: 若い時のレコード作りと同じだろうね。持ってる曲をすべてアルバムに入れたがるもんね。

F: そう!例えばさ、俺、今で鮮明に覚えとるけど、人生で初めてやったバンドのことじゃけど、俺らは曲書いたりカバーやったり、とにかくプレイしたかったんよ。ダンスとかやったけど、やっとちゃんとしたライブみたいなのがあって、友達の友達の誕生会みたいなやつ。セトリ作ったけど、その内容がね、知っとる曲全てじゃった。30曲もやってさ、誰が聴くんかい?!みたいな感じでさ、誕生日の女の子がかわいそうで(笑)俺らはまるでドームライブやっとるかのようにやってさ。やらんでええっつーの、そんなの。作詞作曲もそうじゃ。書いたパートを全て入れんでもええ。いっぱい書いて、丁寧できれいに仕上げた曲を書こうとするのはええけど、終わったらちょっと離れてみて、そして本当に何が言いたいのかよう考えること。それがベストじゃ。

E: 聞いたんだけど、君ってどんな楽器でもできるって?

F: いや、まぁ、中途半端にね。よくいうやん?私はアーティストだから、たとえティッシューの箱でも音楽を奏でるさって(笑)でも自分の限界を工夫するのが好き。全ての楽器が完璧にできるか?いや。でも頑張ってやってみるよ。

E: 10年・・・以上もヒットロックバンドでギターをやってきたんだけど・・・

F: そんな言い方すんなよ~(笑)

E: 褒めてるよ、だって君ネガティブすぎるもん(笑)やっぱり曲作りはギターから始まるの?

F: そうなるかなと思ったけど、stomachachesのほとんどはベースとドラムプログラムから。パソコンでドラムを設定してベースを合わせた。ギターはその後。たとえばstitchesのギターパートはほんまどうでもよくて初回のレコーディングを使ったもん。その時はまだどういう曲になるか分からんかったし、よく聴けばそれがすごい伝わってくるよ。やり直したい部分もあるけど、編集よりは一瞬を捉えることが大事だった。作曲に正解はないと思うんじゃけど、構成があるよね。曲を始めて聴く人がその構成に反応するんよ。たとえば2番でちょっとフェイントする時、観客はサビを欲しがるけど、ないんよ。あ、そっか、正しく書いてないもんね、この曲!みたいね。みんなの反応は間違ってない、この曲が悪いんよ。じゃけ好きなんよね。

E: いわゆる〝2番サプライズ〟ね!

F: そう!あの曲の構成はね、たぶんこんな感じ:Aメロ、Bメロ、Cメロ、Dメロ、サビ、みたいな(笑)もうめちゃくちゃ。じゃけバンドメンバーに見せた時は大変じゃった。

〝これライブでやるけぇ!〟

〝意味分からん、この曲〟って。

E: まぁでもマイケミも教科書どおりの曲もなかったもんね。

F: ほんまやね。

E: ポップな部分あるし、基本の構成もできてたけど、時間が経つにつれもっと自由にやるようになったと思うよ。

F: だったそれが醍醐味じゃもん。ひとりひとりがアーティストとして成長して、そしてバンドとして色んなことを試して自分らのスタイルにする。バンドを始める時に好きなのはまず、どんなバンドにするか、そして音楽界のレジェンドはどう作詞作曲したかを調べること。その次は知ってることをすべて忘れて、自分の心の声に従うことじゃ。

E: 人のやり方を勉強したり、意識したりする?

F: そうせざるを得ない気がする。最初はどうでもよかったんじゃけどね。でもそのうちにね。ボーカルをやると一緒じゃ。やるまではどんなに大変なのか分からんかった。やることになったからにはちゃんとせんと。ちゃんと勉強した方がいいことだと思うよ、他の人はどうやってやってるとか。ミュージシャンのためのバンドだってある。聴くとさ、うわ~きっと今のあれのすごさ普通の人には伝わんないけど、ほんますげぇわ~。自分のアートに誇りを持たなきゃね。

E: たぶん君の声のための作曲と、Gerardの声のための作曲って―

F: 全っ然違う。

E: 違う方法でやるから刺激的とか?

F: あのバンドで12年もおったけど、ボーカルがどれほど大変だとか、まったく気付いてなかった。今は何?7つ目の公演かい?ふざけとる?こんなの誰が毎日やるん?この年齢で?(笑)もう声が出ないわ。めっちゃ大変なんよ。バンドの中で一番大変なのはボーカルとその次はドラマー。その理由は全ての責任を背負っとるからじゃ。声が出ないとバンドがうまくいかない。そしてドラマーが間違えると構成が崩れる。あのバンドにおった時はなんとも思わなかったのに。自分で作曲、そしてレコーディングしてからライブでどう演奏するか考えるってこれが始めて。とすると、ライブでやると曲はアルバムより45%ぐらい違うと思うんよ。クレイジーじゃわ。もし曲をやり直せるチャンスあったら絶対そうするけど、やり直すチャンスがないからこそええかもしれんね。

E: まぁよくいうでしょ?完成された曲が存在しないってさ。ずっと進化しつづけてる。

F: ある意味で諦めなきゃいけんね。完璧じゃないけど、俺は納得したし、人が聴いてもええわ。そんな感じで諦めないと。

E: そして次回は7晩連続歌うことを配慮にして作るとか(笑)

F: そうそう!(笑)

E: もっと歌いやすい感じで(笑)

F: それがね、難しいよね。自分の強いとこを弱いとこ把握しとるけぇ、作曲しとる時に自分の強いところだけに集中した方がいいのか、それともわざと自分をめちゃくちゃにして自分を追い詰めるか、ね。

E: 君、ドラムもやるよね?

F: 下手くそじゃけどね。親父はドラマー、祖父もドラマーじゃけ、ドラムから始めたけど、俺はあの二人にはかなわんけぇあんまドラムやらんかったけど、アルバムで少しやってた。

E: アルバムの曲のほとんどはベースとドラムプログラムから始まったって言ったけど、joyridingでそれがよく分かるんだけど、曲はみんなそういう思いつきで始まったの?

F: そうじゃね。あの曲はね、朝3時にインスピレーションがきてて、ベースと初めて習ったギター中心のドラムビートから始まった。それに合わせてギター弾いたと同時に取材者と話してた、作曲とか曲のネット配信についてね。ほいで俺がじゃ、今から曲を書いて、形になったらすぐネットにアップするわ。曲を嫌いになる隙間を自分に与えないようにね(笑)そして次の日はあの曲をアップしたよ、まぁデモだったけど。今となってはアルバムの中でかなり好きな曲になったわ。

E: デモ病の人いっぱいいるからね。君もかい?

F: 俺もよ

E: 曲をいじりにいじって

F: いじってもいじっても納得いかん、ね。デモのサウンド知っとるけぇね、それに縛られて。じゃけstitchesとかが好きかな、デモのギターが入っとるけぇ。音楽への最初の反応ってなんか美しいよね。その勘はだいたい合っとるもんね。

E: アルバムで最も好きな曲はguiltripping―

F: 俺はあんま好きじゃないよね~

E: あっごめん(笑)

F: ええんよええんよ、理由はきっと違うけぇね 

E: まぁ初期Weezerにちょっと似てるかなって思ってた、あの雰囲気がね。この曲のストーリーはなんだい?そしてなんで嫌いなのか?やりづらいとか?

F: まぁ、曲はみんな自分の子供みたいでさ、もちろんみんな好きなんじゃけど、あの曲は本当大変でさ、書くのに一番時間かかったやつじゃ。アルバムのリスナーとして聴くと、たぶんあの曲は一番完成された感があると思うんじゃけど、ライブでやるとね、うわ~どうすりゃええんじゃ・・・って感じなんよ。だって曲を書くまでのあの苦しい気持がまだ心の中に残っとるけぇ。たまに〝もうこれがベストだ、ベストを尽くしたわ〟って思ったり、ためには〝もう二度とやらん〟って思うもん。

E: 歌詞に悩むタイプ?

F: 悩むわ~自分に厳しいけぇね・・・

E: 悩んでる時にどう前に進む?

F: すごく誇りに思う歌詞もあれば、まあまあのもあるし、ダサいのもある。でもそれも必要だと思う。たまに伝えたいことを伝えるにはちょっと恥ずかしいことやダサいことが必要なんじゃ。若い作曲家にアドバイスをしようとするなら、最悪の一曲を書いて。自分が思うもっとも恥ずかしくてダサい歌詞を書いて、そんで二度と聴かんでええように引き出しにしまっとけ。

E: そうだね、自分の理想を知る前に何が理想でないかを知るのが大事だね。

F: そうね。でもあの曲はね、特に難しい曲じゃ。人に背負わされるプレッシャーについての曲で、感情的なプレッシャーとかね、そしてそんな中で頑張ってその人を支えようとするけどね、あれだよ。人は必ず自分を治したいとか、よくなりたいと思わないんだよね。そういう人にとって、他の人を道連れにするのが慰めになるんよ。そういう曲じゃ。

E: 胸を締め付けるような曲が多いんだよね、アルバム。

F: ん~そうかな。なんじゃろ?これめっちゃ暗いよねってよく言われたけど、俺はそう思わんかも。中には光が見えて、励みになるようなアルバムだと思っとる。

E: もしかして人は君が過去12年間やったことから判断してるかもしれないね。

F: そうかもね、どうじゃろ(笑)

E: さっき曲は子供みたいだって言ったけど、今日は父の日だね!ハッピーファーザーズデー!

F: ありがとう!

E: 子供は3人だったっけ?

F: ああ、そうよ。

E: 父親になって―

F: あれ?誰が一番好きか聞かんのんかい?(笑)

E: 父親になって、自分の仕事のやり方は変わった?

F: もうね、全てが変わったわ。あんた、子供おるか?

E: いや―

F: よし、じゃ、子供は欲しいんか?

E: いつか、ええ。10年後とか、ね。

F: まず、100%心の準備が出来たとか、ないよ。心の準備が出来たと思っても、出来てないよ。出来ないよ。だって全てが変わるもん、でも想像もつかないぐらい素晴らしいように変わるんよ。もう人生が180度変わるけぇ。でもほんま素晴らしいよ。考え方だって全然変わる。今の俺はもっと感情的で、もっと共感力を持っとる。クリエイティブ的には自分の時間を見つけるのが大変じゃけど、ほんまにやらいたいなら時間を無理やりに作るしかないけぇね。でもね、子供たちによくインスパイヤーされるんよ。例えば最近はなぜか知らんけど息子が思いつきで歌を歌いだしてさ、それが引き金になって今じゃ曲になるかもしれん。

E: 息子と初めてのコラボね。

F: そうそう。娘Lilyとも同じ事があった、ほらBFFで。数日前も(FIATCの)ニュージャージー公演に3人とも来てステージで歌ったんよ。

E: かわいいね~

F: ほんまいうとね、やると思わなかったんよ。ビビって近寄らんかな~って思ってた。で、俺がマイクで最後の曲だって言ったら、ステージの脇で娘の一人が泣き出してさ。慌てて彼女のとこに行って、〝どうしたん?〟って聞いたら、彼女が〝バンドに入りたかった〟って。で俺が〝じゃやろうっか?〟って。最高じゃったわ。

E: 今ならお子さんたちってパパの仕事をより理解してるかな?

F: う~ん、ちょっとかな。カッコいいって思っとるかどうか分からんけどのぅ(笑)パパは曲を書いてツアーしたりするって分かり始めたけど、ツアーのことはあんま好きじゃないね。ツアーバスがめっちゃ好きじゃけどね。Lilyはめっちゃお父さん子、俺がおらんと嫌みたいな。Cherryはお母さんがおったらそれでええみたいな。しかし息子はね、ちょっと落ち込んでたんよ。〝すぐ帰るけぇね〟って言ってあげたら、〝そっか!パパがツアーに行って、僕にネズミ、Cherryに猫、そしてLilyにハムスターを買わんといけんもんね!〟って言うんよ。要するにペットを買うためにツアーしてってことね(笑)

E: でもさ、猫ってネズミとハムスター食べるよね(笑)

F: じゃろ?ムリじゃ(笑)

E: マイケミの頃の音楽とか、いつお子さんたちに紹介すると思う?あとお子さんたちがいつか聴くからって、音楽の内容って変わる?

F: それね、危険な考え方よね。そんなのしたら、リスナー全員を意識して曲の内容を考えんといけんくなる。ほんまに言いたいことを歌詞で和らげることや誤魔化すことは出来ると思うんじゃけど、メタファーを使ったりとか。でも子供が聴くからって書きたい歌詞を遠慮することなんて出来んね。子供達が成長してもう少し理解できるようになったら聴けばええけぇ。

E: いつかは分かるっていうことだね

F: そのとおりじゃ。マイケミに関しては、なんかまだあいつらにはどうでもええみたい。5分ぐらい聴いてくれるかもしれんけど、その後は〝もうテレビ観ていい?〟みたいな(笑)

E: 〝これすんげぇ頑張ったのに!感心しろよ!〟みたいな(笑)

F: まったく感心せんよね~アナ雪の主題歌とか書いてない限りは興味ないんじゃ。

E: では、セカンドアルバムは?

F: Cellabrationアルバムになるかどうか分からんけど、またアルバムを出すと思う。ちょっとアイディアがあってのぅ・・・言ったらきっと実現せんけぇ言わんけど、アイディアがある。

E: ならばどうしてCellabrationのアルバムじゃないと言い切れるかい?

F: アルバムごとにバンドが変わったらどうかなって。

E: 面白いね。過去にもやったね。

F: そうそう。新しくスタートするのが一番楽しいって思う。どういうバンドにするんだとか、ね。じゃけ俺はよう新しいバンドを結成するんじゃ。大好きじゃけぇさ。今回は初めて自分の名前でソロプロジェクトやったけぇ、バンドが俺なら今後出すアルバムはどんなアルバムでもみんな(stomachaches)のフォローアップに過ぎん。じゃけぇ本でも短編映画でも俺がスーパーに行くとかでも、俺がやったこと全てがフォローアップになるんよ。それで、うん、最近がよう考えとる。こうじゃなきゃいけんと自分が思うやり方から飛び出したくて、純粋に楽しいこと、そしてちょっと変わったことやりたいんよ。

E: バンドにいるのはいいけど、たまには個人のアイデンティティも尊重するべきよね。

F: そうなんよ。そうやって自分を見つけたけぇ、それならとことんやるしかない。

(終)