2015年5月21日木曜日

【frank】The Prospect Roads Podcast〝大体〟翻訳

元の音源はこちら 

取材者:Niall Lawlor, Ewen Friers
翻訳:@postmcrjapan

The Prospect Roads

Axis Ofはアイルランド出身のバンドでサポートアクトとしてfrnkiero andthe cellabrationのUK/Euroツアーに参加した。The Prospect RoadsはNiall Lawlor(Gt, Vo)とEwen Friers(Bass, Vo)によるPodcastです。

仕事が忙しくなってきたのでメインの質問と答えのみざっと和訳します。 全部和訳できなくて申し訳ありません(汗)

Q1. New Jerseyってどんなとこ?

A: Belleville育ち。Bellevilleは郊外エリアにあるけど、ちょっと都会っぽい。ほとんどの人はNew Jerseyと聞くとNewarkのことを思い浮かぶだろう(空港がそこにあるため)。Newarkは独特な匂いがあるらしい(腐った卵みたいなww)。New Jerseyのいいとこはどの方向でも30分ドライブしてたら、山あり海あり大都会あり、色んな景色が楽しめること。〝The Garden State〟とも呼ばれてる(庭の州)。自分の家族はNew Jerseyの南(Trenton) から来てて、そこは自然豊か。

Q2. 名字はIeroで発音はアイイーロで大丈夫?

A. そういう発音だと小さい頃から言われたけど、本当は違うかも。イタリア人の知人によると、本当はイェイローみたいな発音かもって。イタリアの名前で母音がいっぱいありすぎて発音しにくい。ひひお祖父さんの代が初めてイタリアからアメリカにやってきた。母サイドの家族はイタリアのPolermo出身、父サイドはSicily出身。イタリアに行ったこともある。イタリアでツアーがしたいけど、地理的に難しい。

Q3. 小さいハコからアリーナツアーまでやってきたわけだけど、ライブ会場の規模によってライブのやり方って変わる?

A: やり方を変えざるを得ない。毎ライブが自分の最後のライブだと思ってやってる。200%でライブやらないと後悔する性格。ライブ後の燃え尽きた感が好きな自分はちょっとMかも。小さいハコだとプレッシャーに負けて誰とも目を合わさない時もあるけど、それを克服できるように努力してる。元々はセンターが苦手。最後列が最前列と同じようなライブ体験をさせるのが難しい。アリーナでライブやった時は自分の頭の中でプレイしたことが多くて、周りを完全に遮断してた。会場が大きくなるにつれ、オーディエンスと距離が増えて繋がれなくなってきた。ステージに立つバンドメンバーとしてはどうやって遠く離れた観客に繋がれるかはこれからの課題だけど、音楽で繋がるしかないと考えてる。小さいハコは落ち着く、居心地よい。バンドを始めるのが好きで、名前を考えたり、サウンドを考えたりなどなどが好き。今が一番エキサイティングな時期だ。バンドが成長するとどう変化していくか考えるのも楽しいけど、バンドの初期段階が一番好き。

Q4. Black Flag, Anti Flag, The Misfits, The Clashなどのパンクロックに影響されてバンドやりたくなったのか?

A. ずっとバンドやりたかった。それは一つのバンドの影響でもなんでもなく、父と祖父がミュージシャンだったからだ。彼らは分厚いスケジュール帳があって、いつもライブのスケジュールの打ち合わせしてた。彼らがジャズやdixieland、big band、bluesやってた。両方ともドラマーで真のミュージシャン。その生活に憧れたけど、4~5人のバンドでやりたかった。Rolling StonesやBeatlesに憧れたし、古いbluesにも惚れた。ワンテイクの音楽とかにも惹かれた。パンクを聴き始めたら、ローカルなバンドを知ることになって、メインストリームパンクも知って、そして自分も天才とかじゃなくてもプレイできるってことが分かった。DIY音楽(自分で作曲して、自分でレコーディングして、自分で出す音楽)が最近流行りで、自分が家の地下室で作ったアルバムがリリースされるとは思わなかったのにこうしてツアーすることになった。

Q5. ツアー前にはツアーマネージャー以外にフランク本人からよくメールが来た。自分のバンドのマネージャーをやってるみたいだけど、それは仕方なくやってるのか、それともやりたかったからやってるの?

A. 最初はやりたかったからやったっていうか、スケールが小さかったから手伝う人とか必要ないと思った。家で作業して、限定アートプリントや7インチレコードを自分で発送した。それなら一人で十分じゃんって感じだった。でもニーズがどんどん増えて大変なことに。今は手伝ってくれる人がいたらどんだけ助かるか(笑う)。自分でやるのが大変だけど、自分のやりたいようにできるし、自分のタッチも入れれる。でもやることが多すぎて、全てが中途半端になる危険性もある。

Q6. 12年前と同じ会場でライブをやったけど、ツアー中に癒しやちょっとした休みを与えてくれるFBとかTwitterの前だったので、12年前のツアーと比べて今のツアーライフはどう違うの?

A. 不思議だよ。17歳からツアーに出始めた。その時はボロボロのミニバンでナビじゃなくて地図で会場に目指したり、ミニバンがどっかで壊れたりすると近くにあるガソリンスタンドまで歩いて公衆電話で助けを呼ぶとか。怖かったけど、いい経験で冒険みたいな感じだった。初めてのヨーロッパツアーが最悪でミニバンで車中泊してて儲からないし。でも乗り越えた。今なら誰もがデバイスを持ってる。デバイスがあるからホームシックの時とか辛い時は元気が出る。12年前は日記を付けたけど、今読んでみるとすごく怒りで満ちたことばかり書いてた(笑)でも今は本当に楽になった。しかし何年経ってもヨーロッパ人っていい座り心地のミニバンシートってまったく作れないね(笑)

音楽の未来について、レーベルじゃなくて、アーティストが今のHuluやスカパーみたいなサービスに所属して、ファンが毎月安めの料金を払ってホログラムライブに参加したりすることが出来るようになるかも。

Q7. ホームシックについて。何が恋しくなるの?

A. ツアー中は道路や会場、車、地下鉄、マックなど、そのぐらいしか見ない。ありがたいことに、Jerseyは商業施設が多くて、ショッピングモールを通るたびになんだか帰ってきた気がする。だから日本でツアーする時はすごくわくわくする。だって日本ってキラキラ光ってる商業施設がすごくいっぱいあるからNew Jerseyを思い出す。懐かしいよ。でもやっぱ家族の愛が恋しくなる。はやく子供達と遊びたい。子供達に会えない辛さは言葉に出来ないほど。でもその半面、帰って来てから数日が経つとまたライブやりたい衝動に襲われる。仕方ないことだ。俺はそういう人間だから。19時になるとライブやってない俺って何してんの?って感じ。俺には音楽しかない。バンドメンバーに自分がホームシックだってことが話せないなら、そのツアーはきっとダメになる。

子供について、まだ生まれてなかった頃はわりと簡単に奥さんを色んなとこに呼ぶことができて、わりと簡単に自分の生活を変えることができたけど、生まれてからはそう簡単にはいかない。もちろん家族は大切で、家族のためにベストを尽くしてるけど、たまには家族をサポートするために家族から離れた方がベストなんだ。だからこそツアー中はいつも何かをやってる。自分がいないことを正当化しようとしてる。そして暇になるとやっぱり暗い気分になったりするから。

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