2015年5月13日水曜日

【frank】〝Being Frank〟Kerrang!掲載の特集

〝Being Frank〟
取材者:Matt Allen
写真:Andrew Lipovsky
和訳:@postmcrjapan



かつてはFrank IeroのUK到着はツアーバスの騒音とアリーナの大規模ショーで周りに知らされた。しかし今は新しいバンドfrnkiero andthe cellabrationで再スタートを切ったFrankの到着を知らせる音は小さなツアーバスの音かもしれないけど、きっと彼の気持ちは以前と変わらないだろう。
〝結局は人数なんかより、誰が来てくれてるかが大事じゃけぇ〟とポストMCR初のUKヘッドラインツアー初日の夜にFrankが笑顔で言う。〝小規模のライブで近くにオーディエンスが見えることが嬉しいと同時に俺ってそんなによく見てないかもって気付いた。セットの大半は目閉めとるけぇね。なんでか知らんけど、よくやることじゃ。でも今まで一番楽しかったライブはみんな500人キャパぐらいの小規模ライブだった。こぢんまりしとるけど、何かをやり始めるにはちょうどいい大きさ。最高のステージじゃ。〟
今週のライブも間違いなく最高だろう。それでは、Frankの来英記念に彼の荷物やツアーバスの中を特別にお見せしましょう!最高のツアープレビューをどうぞ!あっでもFrankのマヌカハニーを触らないようにね・・・



【カバン】
〝表にNOを書いたのはその答えが好きじゃけ。人にNOが言えるようになるまですいぶんと時間がかかったんよ。これは歳をとることによるもんなのか、経験によるもんなのかわからんけど、もう平気で言えるようになった。俺は長い間、習慣的に人を喜ばせようとしたが、もうやめた。もう平気じゃ。〟

【油性マジック】
〝いつ何かメモすることになるとか、壁に悪口を書くことになるかわからんけぇのぅ!〟

【バンダナ】
〝これはAustin,TXのSXSWフェスのために入れた。ハードパンクスタイルに戻って、汗が目に入らんように頭に巻いたわ〟

【薬】
〝大半は胃腸薬じゃけど、手のための抗菌性ハンドクリームもある。これがあるからカバン持っとるよ。道端で俺に会えたらきっと薬のジャラジャラが聞こえるよ。18ヶ月前から病気が悪化してしんどくなったんよ。『stomachaches』はその死ぬほど苦しい体験から生まれた。〟

【充電器】
〝充電器回すと「F」「R」「N」「K」って書いてあるけぇ自分のもんだとすぐ分かる。俺はスマホですべてやる人じゃ、ボイスメモや取材、メール、子供らとのフェイスタイム、なんでもじゃ。四六時中必要なんよ。〟

【黒い帽子】
〝つよい日差しをしのぐにはちょうどいい。小さなチャリ会社の帽子でシアトルで友達からもらった。〟

【Hall'sのど飴】
〝今回のツアーで一番大変なのは喉のケア。特に毎晩ヘッドラインセットをやっとるとね。じゃけぇ毎日は紅茶と蜂蜜、そして大量ののど飴が欠かせない。〟

【本】
〝これはKurt VonnegutのCat's Cradleじゃ。俺は移動する時は必ず本を持ってく。いつ読めるかわからんけど、Vonnegutって色んな感情にさせてくれるよ。俺は一人でおると闇がやってくるけど、彼(Vonnegut)が俺の正気を保ってくれる。〟



えっ?茶色のM&Mないの?
Frankの元気の源は?ツアーバスの中に覗いてみよう・・・

【ソーダ!】俺らは炭酸が大好き!コーク、コークゼロ、そしてたまにはご褒美としてルートビア飲んだりするんよ。

【紅茶!】紅茶とThroat Coat(薬用の紅茶、喉に良い)。ツアー中は毎日飲む。

【マヌカハニー】マイキー(チャプマン、Mallory Knoxのメンバー)にすすめられた。最近までは蜂蜜なんぞ全然知らんかったけど、今は毎日スプーン数杯分飲んどる。蜂蜜の抗菌性が喉を助けてくれるけぇ。

【デリープレート】俺らは自分で買うけどね。肉とチーズのプレートが大嫌いでさ、特にヨーロッパの。なんか汗ばんだチーズをずっと置いておくけぇイヤなんよ。

【ピーナツバターとジャム】永遠の定番じゃ、いつも買う。若い時から学んだことはピーナツバターとジャムとトルティヤーチップス数枚でサンド作れば満腹感が半端ない。


Frankのアルティメットプレイリスト
会場から会場への長い移動に欠かせない曲!

1. Against Me! - White Crosses (2007年のWhite Crossesより)
うわ、これ出た時覚えとる。White Crossesをかけた瞬間に惚れたわ!って思った。

2. Joyce Manor - Christmas Card (2014年のNever Hungover Againより)
こんなに好きなトラックはWhite Crosses以来かもしれん!Never Hungover Againが大好きでこのトラックはほんま最高じゃ。

3. The Rolling Stones - Under My Thumb (1966年のAftermathより)
これとTime On My Sideは不遇の名作。The Stonesは半年に1回ベスト版を出すことで知られとるけど、このアルバムの曲はめったに入ってない。

4. Radiohead - Morning Bell(2001年のAmnesiacより)
Amnesiac版じゃないとな。Kid A版(2001年)もいいけど、Amnesiacが出た時、オリジナル曲の別版としてこれを聴いて衝撃を受けた。

5. The Cure - Boys Don't Cry(1980年のBoys Don't Cryより)
ただ単なる大好きな曲じゃ!



ツアーバスは全てが入るわけじゃないぜ、ハニー
Frankはツアー中に何が恋しくなるんだろう?

1. 子供
今の時点で子供らは俺がおらんことに気付く年齢になってきた。帰るとめっちゃ喜んでるくれるけど、ここ最近は家の近くにライブやっとったけぇ毎晩帰れたんよ。ほいで翌日の午後にライブに行くとあいつらが〝パパ、もうツアーに行かんといてよ〟っていうんよ。胸が痛むわ。フェイスタイムで連絡したりすると楽になるけど、より辛くなるかもと心配じゃ。だってまったくおらんと頭にない、気にならんじゃろ?その方がパソコンの画面越しの不思議な浮いてる顔を見るよりマシな気がする。

2. Veggie Heaven(野菜天国)
家の近くにあるビーガン中華料理屋。スパイシーオレンジがお気に入り。実は息子は中華料理が大好きなんよ。ピザよりも好きでさ、まったく不思議じゃ。

3. マイカーの運転
僕はミニバンの運転があんま好きじゃない、特に人に便りされとる時の運転。でもマイカーが大好き。俺はAudi6に乗っとるけど、嫁さん曰くスピード出しすぎ。その上、方向音痴じゃけ、まったく違う方向をとんでもないスピードで向かっていくんよ。


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