2014年11月26日水曜日

【mikey】マイキーからのメッセージ(Electric CenturyのHP掲載)


 元の英文はコチラ

作者:Mikey Way
翻訳:@postmcrjapan

お久しぶりだ。ずっと話しておきたかったことがあるんだけど、ほとんどの皆さんが10年以上俺を支えてくれたし、そばにいてくれたから本当の事を、真実を知る権利があると思ってコレを書いてます。そしてプログラムの基本は〝残酷でも自分にも、他人にも正直でいること〟だから正直に話す。

この7ヶ月間、TwitterやInstagramを開くたびにElectric Century(以下EC)の活動についてのコメントがどれほど来たのか。だからこそ、今年の初め頃からSNSから消えた理由と、バンドについての質問を今まで答えてなかった理由も、ちゃんと知ってほしい。

今年の2月にECのアルバムを仕上げるため東海岸に飛んだ。到着すると「お前はアルバムを仕上げるためにここに来たんじゃないよ」と言われ、すぐに状況が分かった。俺はリハビリのため呼ばれたんだ。なぜか不思議と安心感があって、リハビリをさせた友達に礼を言った。その数ヶ月前から自分一人じゃ悪化した依存症から抜け出せないことにやっと気付いた。正直に言うと、あの時は生きてるのが不思議なぐらいだった。過去に禁酒の話はしていたけど、はっきり言うと考えがまだ甘かった。いくら言ってもね、結局は口ばかりだった。これからはちゃんと努力しなきゃというか、リハビリプログラムの言葉を借りると〝walk the walk〟しなきゃいけない。(〝walk the walk〟→物事をきちんと実行する)

リハビリ施設に入ることはやったことの中で一番怖かったけど、一番甲斐があったことだ。以前は何10万人の前で演奏するのが一番怖かったんだけど、リハビリに比べてずっと楽だと思った、必要だって分かってたのに。31日間以上の治療期間中に俺はたくさんのことを学びました。依存への危険な道を2度と歩かないにはどうしたらいいのかについても、そして自分のことについても。

自分の人生の半分以上、ずっとセルフメディケーション(お医者さんに相談せず、自分で自分の治療を行うこと、この場合は精神病をアルコールや薬物でカバーすることを意味する)してきた。マイケミが大きくなるにつれ、アルコールや薬物の量も増えた。もうどん底だ、これ以上ひどくなることはないと毎回思ったが、本当は真のどん底なんて知らなかった。そしてマイケミが解散した時、アルコールと薬物に溺れて、深い暗闇に落ちた。正真正銘の依存者になって、友人も大好きな人もみんなから離れたし、拒否した。その時、俺は人生に迷ってただけじゃく、完全に自滅的になった。2月になると、意識が戻ったのは奇跡だったよと言われた。

みんなにまだ伝えたいことがあったからECを始めた。今まで見せたことがなかった自分の一面をみんなに見せる、特別なプロジェクトであって欲しかったし、ずっと前から伝えたかった物語をみんなにシェアしたかった。しかしリハビリ中にまだ口で言えなかったあることが分かったんだ。それは、ツアーに出る心の準備はできてなかったこと、そしてそれよりも、ツアーに出たくなったこと。今までなんとなく流れに流されてやってきたのは、ずっとそうしてきたからだ。だけど、俺はもうそんな自分から卒業したい。ちゃんとノーが言える、自分と自分のメンタルヘルスを第一に考える人になりたい、なろうとしてます。いつかはECとツアーする日は来るのか?ないとは言いきれない。しかし今は作曲活動を続けたい、曲も出したい。とりあえずはあまり深く考えずに新しい音楽をなるべく早くみんなに聴かせたいと思います。

先は長くて大変だぞと言われてもやっぱり最初はそんな言葉を信じたりはしない。リハビリの辛さはまだ知らないんだから、リハビリなんで簡単だと思っちゃう。でも本当だった。数ヶ月前はアパートから出るのが怖くて、ドライブに出かけるのも怖くて・・・全てが怖かったんだ。

しかし今ははっきりと、そして生まれて初めて正直に言えることは、毎日少しずつよくなっている。リハビリを初めてまだ8ヶ月しか経ってないけど、10数年ぶりに頭がすっきりしている。光が見える。

残っている課題は俺がどうかしてた間に取った行動や犯した過ちの責任を取ることです。俺は、友達も時間も失ったが、一番親しい人たちは全てを許してくれて、未だに俺のそばにいる。本当、感謝しても感謝し切れないよ。まだまだ友人関係を修復してる途中なんだけど、それは俺が作り上げている新しい人生の一部だ。一度鳴らした鐘をなかったことにすることはできないけど、もっと上手に鳴らせることは努力すればできるようになれる。

何より学んだことは、苦しいときは助けを求めていいんだってこと。だから、もし今苦しんでる人がコレを呼んでいたら、助けを求めてください。自分に親しい人に悩みを打ち明けて、素直にリハビリに言ってみてください。リハビリのおかげで俺は今日生きているんだから、心から感謝してます。約束できるのは今後ともECからも、そして俺からもたくさんアップしていくこと。一日ずつしか与えられてないから、俺は一日一日、少しずつ前に進み、人生の次のステージへ。

マイキー・ウェイより

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