2016年4月7日木曜日

【mikey】Electric Century: The K! Verdict

Electric Century: The K! Verdict

Electric Century: K!の判定

記者:Nick Ruskell
翻訳者:@postmcrjapan

For The Night To Control: KKKK

どん底に落ちたMikey Wayの華麗なる復活

今まではGerard WayやFrank Ieroがソロとして出て、両ソロアルバムはお二人がMy Chemical Romanceにどんな要素を持ってきたかをよく示した。前者はインディーズにDavid Bowie感をオールタナティブなファズロックアルバムに包めた、そして後者はうるさいぐらいの激しいパンクを乱れ撃つのようなアルバムだった。しかしECはMCR解散後のアルバムの中ではMCRから一番離れたサウンドだ。ギターはほとんど登場しないというよりは、ほとんど使われてない。For The Night To Controlのコアはエレクトロニック、リズムはMCRの生々しくて攻撃的なスタイルより、デジタルな感じで脈動感がある。アルバムはYou Got It All WrongやFor Youの幸福なシンスが作り出す波に乗って、朝2時のクラブにいるラウンジリザードのようだ。ほかと違うけど、瞬時にハマる、気が付く前に脳に浸透してゆく。しかしこのアルバムの一番いいところはなんとなくやってるとか、5分前にこのジャンルを発見したような感じがまったくなく、作りたくて作りたくて仕方がなかったということがよく伝わる。このジャンルの細かいところまで全て熟知してる人間にしか作れないアルバムだ。MikeyとDavidは明らかに自分のやりたいことをやってる。それと素晴らしい作曲があってからこそ、このアルバムは大成功。これは音楽への愛情の情熱的宣言だ。鮮明に作られて、そして巧妙に仕上げた。

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