2016年2月16日火曜日

【frank】【動画】Periscope取材

TheMusicComAu Periscope





取材者:@TheMusicComAu
翻訳:@postmcrjapan
字幕:あゆさん(@shelly1904)

やぁみんな!今、私はFrank Ieroと一緒にUtopia Recordsに来てます!

どうも!

やぁFrank!

どうも、調子どう?(笑)



すごくいいのよ

俺、わくわくしとるわ。こういうことができるってめっちゃ嬉しい!世界一好きかも

楽しいっしょ?

そうなんよ、だってどっちみちレコード探しするけんね(笑)ツアーに出てる時って半分レコード探ししよるけんね。

なら今回の取材はぴったりだね!

正直に言うとこういう取材が一番好きじゃ。ってか今配信中?生配信の取材じゃったっけ?

生配信中でございますよ、すごくたくさんの人が見てる。ハーイとか言ってるよ。

ほ~う、じゃハロー!(笑)この配信のええとこはね、たぶんアメリカは今深夜じゃけぇレコードショッピングが嫁ねバレんとこじゃ

(取材者が笑う)

そこがええんよ

でも終わってからも観れるよ

うわっ!観れるのかい!

言いたくなかったけど、君はセーフじゃないよ

みたいじゃね、しゃーないな

さてさて、まずSoundwaveがキャンセルされたのにオーストラリアまで来てくれてありがとう!みんなすごく喜んでるよ。

こちらこそじゃ。ずっと楽しみにしとったんよ、だって何ヶ月前に電話で話したよね?

だいぶ前、ええ

じゃろ?で、俺ずーっと来たくて、ほいでフェスがやっと発表されたのに突然ダメになってさ、残念じゃったよ。残念じゃったけど、ならば俺らで楽しめばええやん?って思うて

もともとはフェスの代わりにヘッドラインツアーの予定とかあったの?代わりに何か楽しいことを!とか思ったの?

とにかくキッズに負担をかけるようなことはしたくなかったんよ。ほら、“フェスがキャンセルになったけぇまたチケット買え!”みたいなこと。

そうだね、それはさすがに嫌だね

おかしいじゃろ?それに数週間でツアーをまとめるのが大変でのぅ。やるならちゃんとやりたいけぇ、こういう形がベストかなと思った。ここに来れるし、遊べるし、キッズもタダで来れるし、一緒に曲やったり、トークしたり、サインしたり、そして誰にも負担はかからん、ね?フェスの代わりに。




だね、そして君がお金なんかのためじゃなくて、音楽のためにやってるってすごく伝わるわ。そうであるべきよね。

ほうじゃのぅ(笑)むしろ赤字じゃ(笑)



でしょうね!


でもかまわんよ。だって、全てが始まった時に、レコードはどこに持っていきたい、曲はどこでプレイしたい?って聞かれたけど、俺はずっとココって言ったよ。ココでプレイするべきって気がした。ほいで(FIATCのレーベル)Vagrantがココのレーベルと契約をした時、レコードがオーストラリアでリリースされるって聞いてほんまワクワクしたよ。長く来れんくてごめんね。

どうにかしてこのツアーを実現したかったっとことね

そう、絶対実現させたかったんよ

特別な未発表曲とかでもやるんですか?

それね、ずっと悩んでたけどね、俺が若かった時はさ、バンドが未発表曲をやってくれるのが嬉しかった。次はどっかでその曲の海賊版を発見して、でもほんま探さんと絶対見つけれんみたいな?でも今はもうそういうの見つけるのが簡単すぎてのぅ。それに曲を試すつもりでプレイしたのに、それがネットにアップされたらまるで決定版みたいな感じになって、曲変えたら人が怒ったりしてさ。じゃけん未完成じゃっつーの、ってね。やってみたかっただけなのに。じゃけん今回はやらんと思うんじゃけど、楽しいこと計画しとるよ。いつもとちょっと違う感じで、スペシャルな感じでのぅ。


きっとそうなるだろうね!よーしじゃ、レコード見てみよう。いっぱいありますよ~ Frank、君がすぐこのNeil Youngを手に取ったけど?

おう!俺はこのレコードが大好きじゃ、自分のトップ3に入るよ。2014年か13年ら辺リリースじゃけど、電話ボックスみたいなレコーディングブースに全ての曲を録音したっていうのが気に入っとる。

50年代みたい!

そうそう!25セント入れてメッセージとか曲を直にレコードに録音できるやつ。Third Manにもあるんじゃけど、10ドルか15ドル払ってレコードの録音ができるよ。俺だって何回かやっとったよ。

すごい!いいじゃん!

因みにこのレコードのサウンドは最高、ほんま最高じゃ!素晴らしいレコードじゃ。俺はもう持っとるけど、友達にもらってのぅ

今見たけど、〝あれ?3ドル97なの?〟って(笑)

いや~違うのぅ(笑)

〝おっかしいな~〟

ほうじゃろ?これはのぅ―

ちょっと高めなのね。Sergeant Peppersも見てたけど、100ドルもするね

えっそうなん?高っ!

うん、ファーストプレスらしいのよ

なるほど

高すぎ!

じゃね!あ、あれもいいよ

最後買ったレコードは?

え~っとBlack Starじゃった

Black Star!さすが!

さっきも話してたけど、プレーオーダーしようって思って、でもどうしてもレコードも欲しかったけん、土曜日にリリースされたっけ?ほいで月曜日にレコード屋行こうって思ったんじゃけど、彼はその前日の夜に亡くなったんよ。タイミングがタイミングで、レコード屋に行ったらBowie流しとるし、お店の雰囲気も暗かったし

暗かったでしょうね

めっちゃ不思議じゃったよ。俺がお店に入って〝え~っと俺もDavid Bowieのレコードを、、〟

俺も、ね(笑)

ほんま変な感じだったよ、でも本当にお店に1枚しか残ってなかった。そしてこの俺が買った。

あれはいつかすごい価値になるんだろうね

そりゃどうかいのぅ、、、

まぁ君はきっと売ったりはしないだろうけど

せんよ、素晴らしいよ、ほんま素晴らしいレコードじゃ

彼が亡くなった後はずっとオフィスで流してたよ

重いよね、めっちゃ重いよね

特にLazarusがね

そうじゃろ?あ~もう他の話にしよう

そうね!

うん、そうじゃのぅ、、

君ってロシア人のファンが多いわね!

多いじゃろ!

ロシア語がいっぱい出てるよ、読めないけど(笑)

そうじゃろ?ようあることなんよ。俺もさっぱりじゃわ。いつも〝ん、、、うん。〟って感じなんよ、俺。

ありがとう、、かな?みたいな(笑)

(小声:うわっ!これ大好き!)たまにのぅ―

何のレコード?

Joan Jettじゃ

あ~Joan Jettね!

たまに〝ロシア語のコメントを翻訳サイトで調べればいいじゃん〟っていうコメント来るけどさ、お前じゃよ!お前が英語に翻訳してから送れよって感じ

同感です

じゃけぇとりあえず訳せ!(笑)



訳せ!(笑)コメントに〝はいパパ!〟って

うわ、ざっけんなよ、、ほんまに、のぅ!(笑)



わお、Joan Jettがいっぱいだよ、ほら!

あれ?おかしいなぁ、これ場所が違うな

正しいとこに戻すの?

戻すよ。

違う場所に置いたらダメってことかな?

こういう様々な黄色があるっていいよね、マスタードっぽい色から― これ。これぞアルバムジャケットじゃわ。ヤバイじゃろ?

いい女だね

ほんまよ、かっこええわ

唯一マレット・ヘアが似合う女性だったわね

同感じゃ(笑)おすすめの音楽とかあるかいのぅ?あっそれええかも!音楽のおすすめ!

私から、ですか?

いや、まぁPeriscope観とる人からとか、もちろん君からも

最近はLeon BridgesのComing Homeをバイナルで買ったよ

ええじゃん

まるでタイムマシンで過去から来たばっかりって感じだよ、結構おすすめよ

俺はのぅ、数曲聴いとって、ええ感じじゃ思うたけど、めっちゃ好き嫌い分かれると思うんよね。めっちゃ好きか、彼がただ役者みたいに演技しとるだけか―

それ分かる

個人的な意見じゃけどのぅ

まぁね、ただ演技してるだけかも分かんないね
えーっとね、State Champsをすすめてる人がいるよ、あと~Moose Bloodね

おう!Moose Bloodのぅ、もう持っとるよ(笑)新しいアルバムが出るらしいよ、レコーディングはもう終わったと思うよ

あと〝Taylor Swift笑〟って

それのぅ、面白い話あるんよ。俺は子供おるんやけど、子供たちが昔の音楽ばかりで育てたくて、ほら部屋にビートルズのポスター飾ったりとかさ、でも無理やんね、子供の誕生会行ったり学校行ったりするけんね。でも誕生会で最近のポップス聴くとのぅ、あいつら〝何なのこれ?〟って、周りの女の子たちは〝え??Taylor Swiftよ?〟




Taylor Swift知らないの??みたいな

女の子たちが〝車の中でこればっかり聴いてるによ!〟って、ほいで娘たちが〝えー車ん中でこんなの聴かんよ!〟って(笑)俺はただ悔しくて、妻とちくしょー!みたいな(笑)

聴かせないつもりだったのに!

でものぅ、おもろいのは聴くんよね~俺が。Ryan Adamsバージョンつい最近買ったよ。

1989のね

ヤバイんよ。あんまりにも好きで、ちゃんとアルバムを聴いた方がええような気がして

聴くがいいよ~

でもShake It Offなら知っとるよ、あの曲聴いたら娘のLilyのテンションがわぁーなって(笑)彼女、あの曲大好きなんよ

何歳なの?娘さん

5歳

あ~そりゃハマる年齢だよ

そう、でもLilyもRyan Adamsバージョンが好きじゃけん許すよ

本当?でもちょっと悲しいっていうか、暗いと思わない?ちょっと(笑)

俺は悲しい曲が好き

悲しい曲が好きか?じゃいいよね

ってか何が悲しいんかい?Ryan Adamsのカバーが?それともLilyはあの曲が好きってことか?

いやややや、Ryan Adamsの1989が。超暗いじゃん

雰囲気出とるよね~あれ。 ええ感じじゃ、大好き―お!あのDevoレコード見ろ!

えっどこ?あ、すごい!帽子が!ヘルメットが!

おう

ちょっとこっち行ってからそろそろ終わろうか?

あ、うん、ごめん

no people are loving it, it's cool i just
いや、みんなめっちゃ楽しんでるみたいで―

わぁ、あのRunawaysすげぇやん

日本版だぁ

すげぇな~

POPもいいよね~

ほんま、ええよのぅ!若い頃行っとったレコード屋あったんじゃけど、パンクなレコード屋だった。ニュージャージーのモンクレアにあって、パンクロックしかストックなかった。店をやってた兄さんが超パンクロッカーで飼ってた猫は片目しかなくてさ、ほいで書きよったPOPがめっちゃ病んでたわい。例えばさ、俺はこの、、、Rodriguezの新しいやつ、気になるってレコードのPOPを見てみたら〝Rodriguezね、あの人に似てるけどあいつよりど下手でくそみたいな最低人間。コレを買ったお前もクズ〟そういうわけ分からんことばかり書いてあったんよ。で自分が〝えっ?じゃ俺、、クズ?でも、、あれ?〟俺の若い頃はそんな感じだった。SeinfeldのSoup Naziみたいじゃったよ(*アメリカのコメディードラマに登場した超超超ハイパー厳しい店長キャラ、、YouTubeで検索してごらん)レジまでお金を持って、〝えーAppetite for Destructionをひとつください〟ほいで店長の兄さんが〝クズみたいなバンドじゃい!二度と来るな!〟

いや~今日は来てくれて本当ありがとうねFrank!みんな楽しんでるみたいだけどそろそろ切らなきゃ。

そうか~まぁでも観てくれてありがとう!そしてたくさんの質問をありがとう!

いえいえ、質問のプロですからね

そしてレコードも好きなだけ見させてくれてありがとう、こういうの大好きじゃけぇありがとう

ありがとうございます!

2016年2月1日月曜日

【frank】Spotlight Report取材

Spotlight Report取材


取材者:Jana Angeles
翻訳:@postmcrjapan

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紅茶派、それともコーヒー派?
うわ。絶対コーヒー派なんじゃけど、ちょっと胃がね、荒れちゃうんよね。ちょっと話長くなるけど、2年前ぐらいにボイストレーナーに色々とお世話なったんじゃけど、俺ほんま歌い方がわからんくて-そういうのよくあるかも(笑)-声って一番演奏しにくい楽器らしくて、ほいで俺的にはドラムが二番目なんじゃ。声帯が見えんけぇ一番難しいと思う-だって楽器って触ったりせんとどう動いとるか分からんけんね。それに声帯って自分のやること全てに影響されるんよ。天気が寒すぎたりとか、寝違ったりとか、寝不足とか、もう面倒なんよ。じゃけん俺のボイストレーナーが紅茶を勧めてくれた、紅茶の話ばかりされてくそ嫌いになったほどね(笑)。でも本当に効くんよ。少なくとも俺は効くと思うよ。プラシーボ効果かもしれんけどね。まぁでももしコーヒーが飲めたら、絶対にコーヒーを飲む。
当然、君は牛乳がダメだから豆乳かアーモンドミルクで飲んだりするでしょうね。
普段はブラックで飲むんじゃけどね。ブラックと砂糖が好き。
オーストラリア、そしてシドニーとメルボルンに来てくれたことはもちろんファンの皆さんがすごく感謝してます。これからのライブは楽しみですか?
ほんま楽しみじゃわ。今回はライブの興奮もあるけど、同時にみんなとのんびり話すこともできる―そういうのが好き。サウンドウェーブがキャンセルになったって聞いた時、めっちゃ落ち込んだんよ。ずっと楽しみにしてたオーストラリア旅だった。実は来る前に誰かと話してたんじゃけど、Stomachachesが1年半も出とるし、絶対冬に行きたかったのにうまくいかんくて。去年も行こうとしたけど、あいにくタイミングの問題で出来んかった。
開催してくれたUtopia RecordsとEureka、そして全てを計画してくれたレーベルに感謝じゃ。もうね、“ファッキンどうかしとるで”って感じなんじゃけどね、素晴らしいよ。楽しんでてほしい。曲をやって、そしてお喋りしたりサインしたり、なんでもあり。
来るのも一苦労だったらしいね。
オーバーに言っとるわけじゃないけどよ(笑)、ニューヨーク市が歴史上最高の積雪に見舞われてのぅ、26か27インチ(~68センチ)くらい。土曜日の夜の便に乗るはずだったけど、フライトが全部キャンセルになって、翌日まで欠便に。ほいで翌日出発したら、次は2時間遅れをくらっちゃってからやっとシドニーに到着したと思ったらスーツケースが行方不明に(笑)でもギターが無事到着したよ。
〝 子供の言う事にめっちゃインスパイアされて・・・〟

移動中に楽器がなくなったってミュージシャンあるあるらしいですね。

でもね、到着した時に空港のデスクで飛行機に乗る前の歯ブラシとかが入ってるセットみたいなやつもらったけぇ、とりあえずはなんとかなったよ。Paul(フランクのマネージャー)がわざわざ空港に戻って自分のスーツケースを取りに行ったぐらいじゃけぇのぅ。でも正直、こういうのが醍醐味じゃ。オーストラリアに行く度に何かしらのトラブルに遭うけぇ覚悟しとったわ(笑)
サウンドウェーブにブッキングされた時はもちろん、大規模フェスの観客の前でプレーすることを想像したと思うけど、観客の数が減ったとは言え、全員正真正銘のFIATCファンの前でこぢんまりとした会場でライブをすることになった今はどんな気持ちですか?
ある意味で嬉いよ。フェスはのぅ、ええもんじゃけど、好きかどうかというと実はそうでもないわい。到着すると会場は混乱しとるし、どうなっとるか誰も分からんし、前のバンドがオーバーしたとかトラブったせいで自分のセットが短くされたりとか、もう大変じゃ。ほいで25分のセットで15分経つと何も聴こえんし、モニターも壊れとるし、観客ものっとるのやら、のっとらんやら。
でもええとこもある。自分のライブに来れんかもしれん人たちの前でプレーができるし、ええバンドもたくさん聴けるし、会えたりもできるけど、やっぱり理想の環境からほど遠いわ。そして今は一つの部屋で数百人とアコギーのみのライブができることになって、それって最高やん。だってそういうアルバムじゃない、ドームライブとかができるようなアルバムじゃないよ。始めからそういうつもりも全くなかったんよ。じゃけんかえってうれしいわ、ほんまによかったと思っとる。
それにアコースティックライブの最大のメリットはやっぱり曲をもっとも生の状態で演奏出来ますね。フランクにとってアコースティックライブの魅力って何ですか?
まぁあんまりやっとらんけどのぅ。丸裸にされとるような感じじゃけんちょっと怖いんじゃけど、たぶん最初にやっとったやつが一番怖かったと思う。当初の考え方がちょっと間違っとったわ。だって何をどうすればええかか分からんかったわ。でもそれって当然じゃない?やっとるうちに分かるようになるけぇさ。ほら、自信がなくてもとりあえず売れるまでは自信満々のふりをしろってよく言うやん?そういうことじゃ。曲をもっとも生でベーシックな状態にさせるのがアコースティックライブの魅力。観客とちゃんと会話もできるところも好き。曲についての質問とか、観客の声が聞きたい。
君は本当に情熱的なミュージシャンだということがすごく伝わります。現在は新しい曲を書いたりしていますか?それと、今は何かにインスパイアされていますか?
めっちゃ書いとる(笑)不思議だよ、だってまさかこれをやることになるとは思いもせんかった。成し遂げたことに満足しとった。しばらくは移動せず、家で落ち着いた日々を過ごしながら全然別のことやろう、音楽なんか考えないようにしようと思ったんじゃ。そう決心した瞬間やっぱりまたこういうことをやっていた。今は出来上がった曲もあればまだ少ししか出来てない曲もある。あと2週間でレコーディングに入るけんワクワクしとる。13歳の時からずっと楽しみにしとったレコーディングセッションも予定しとるよ。
・・・信じとるなら永遠に追い続けることができる・・・〟
ミュージシャンとしてのインスピレーションはどこから来るんですか?
分からんよ、それがええとこなんよ。俺の場合はたぶん、ありとあらゆるところから来ると思う。俺はただ耳をすませればええ。目にしたパターンだったり、突然誰かに言われたことだったりするよ。最近は子供たちに言われたことや彼らの質問にインスパイアされることが多い。純粋すぎて、基本すぎて、逆に賢いわ。俺らってほら、木を見て森を見ず、って感じやん。 年寄りの病気みたいなもんじゃよ。ものごとをもっとも基本の姿にするにはどうしたらええの?基本の姿を見た時こそ、違うように見えてきたりすることもある。そういうことにめっちゃ感謝しとるわ。
子供はもっとも正直な生き物ですからね。言ってることの重大さが分かってないのに大人よりものすごく賢いこと言いますよね。本当、感心しちゃいます。大人として成長しているうちにお子さんたちにたくさん教えてもらったようですね。
ほんまにそうよ。自分はまったくクールじゃない、かっこつけても何の意味ないってすぐ思い知らせてくれるよね(笑)自分が成し遂げたことやTwitterのフォロワー数とか、そんなのどうでもええわけ。(親として)お前はまだウンチを拭いとるよ?ミルクあげとるよ?みんなそうなんよ。
私なんか大人の体をしたティーンエイジャーのような気がするんですよね、個人的に。
俺はこう思うんじゃ。25歳になるとすべてがめちゃくちゃになって、そして30歳になると自分は何も分かっとらんけどそれでええって分かるようになる。でもとある年齢になると〝うわっ今俺は親が自分を育ち始めた年齢じゃ。もっとしっかりしとると思ったのに!〟ってなる。みんながみんなで何も分かっとらんって初めて気がつく。ちょっとビビっちゃうけど、ちょっとホッとするよね。
人生のいいところは以外なところからいいことが起こる。以前はたくさんのバンドと組んでて、そして今はソロで活躍中。ソロになって一番のメリットは?
たぶんひとつのアイディアを、どんなに難しいアイディアでも、最後まで見届けられることかな。俺はバンドにおることが好き。人とコラボするのも好き。好きじゃけど、スタジオだとすぐまとめないアイディアは容赦なく破棄されていく。でも一人だったらそのアイディアを信じとるなら永遠追い続けることができる。それはめっちゃええことじゃけど、結局作業がまったく終わらん羽目になることも多い。最後まで頑張った結果、思った以上に良い仕上がりになったものもあるけぇ救われるよ。
異なるプロジェクトを積極的にやってきましたよね。その積極的なスタンスはFIATCでも健在です。そしてFIATCのライブに参戦したファンに大変ポジティブな影響を与えてるように思いますが、ファンから憧れの存在として見られるのはどうですか?
さっきの親は何も分かっとらんみたいなことだと思うんじゃけど、光栄なのは光栄じゃけど、ちょっと怖いよね。考えてみると〝まぁ、あのクズ野郎よりマシじゃけど〟って思う時もあるけど(笑)でも分かってほしいのは俺はみんなとそう変わらんってこと。人生ってただたくさんの瞬間のコレクションみたいなものだと思う。誰にも奪われることができないコレクションで、俺らが望むのはどうか良い瞬間や感動する瞬間がたくさんありますように、それだけじゃ。
今まではミュージシャンとして人生を変えるアドバイスを頂いたことはありますか?
もちろんよ。たとえば親父や祖父からもらった、情熱的でいろ、自分の仕事に誇りを持ってやれ、さもないと人の心を動かすことができん、そういう基本的なアドバイス。またすごい偶然でRalph Steadmanに会った事があるんじゃけど、その時は思いっきり〝大ファンです。今夜はライブやります。何かアドバイスはありますか?〟って言うたら、当時本を出版したばかりの彼が俺の目をしっかり見てこう言ってくれた。〝間違った音でも正しい音であるようにやれ。〟思い出すと今でも鳥肌立つわ。要するにルールなんてない、全てが自分次第じゃ。

2016年1月22日金曜日

【frank】SCENEZine取材

SCENEZine取材


取材者:Christian Ross(SCENEZine)
翻訳:@postmcrjapan

英文はコチラ

SCENEzine

まず、僕らは長年あなたのファンで2014年のアルバムの中でStomachachesが特に好きだった。アルバムの出来栄えに満足していますか


Frank Iero

ありがとうなんて優しいこという、ほんま嬉しいわ。曲を書いた時はめっちゃわがままなアルバムだった。人生の一時のオーディオスナップ作りたくてね、じゃけぇ全ての曲を自分のレンズで通して作くろうとした。地下室で曲を弾いてる俺を盗み聞きしとるようなサウンドにしたかった。人に聴かせようと思わなかったけど、アルバムが出た今、ファンからの反応が予想以上にすごかった。


SCENEzine

フランクって音楽とアートが密接に関連してると思ってますよね?アルバムのカバーアートについて教えてください。


Frank Iero

その通りじゃ。聞いてくれて嬉しいわ。写真はHeather Gabelが撮影したもので見た瞬間、これだって思った。アルバムを表すような写真を長い事探してたよ、インパクトがありつつ、儚いような写真をね。


恐怖を感じさせるモノって怖いと同時に美しい。人生で何百回も通りかかる風景だけどちゃんと見たことがないようなモノ、この写真がその全てを表してくれるような気がした。Gabelは本当素晴らしいアーティストだよ。


彼女と協力してレイアウトを考えて、そしてセンターは彼女が撮った写真。

Stomachaches


SCENEzine

アルバムを聴いてると、The CureとNirvanaのようなサウンドがありますが、両バンドの暗くてファジーなサウンドに影響受けましたか?


Frank Iero

The CureとNirvanaのファンなのは確かじゃ。作曲した時頭ん中のサウンド90年代のオールタナティブにすごく影響されてたものだった。90年代で大半の音楽的好き嫌いが出来たけぇね。90年代に育てられたみたいなもんじゃ。俺は強いかつ儚いものを目指してた。いい意味で壊れてるみたいな、ね。そういう影響に気付いてくれて嬉しい。


SCENEzine

僕的にものすごく目立った曲のひとつは"Joyriding"だった。作曲はスムーズにいきましたか?そしてPVがすごく楽しそうだったけど、実際はどうでしたか?


Frank Iero

実は、あの曲が課題みたいなものだった。作曲する前日はジャーナリストと音楽公開の即時性について話してた。ミュージシャンが曲をリリースする前にどれほど一人占めしていいか、とか。曲を一人占めすればするほどリリースをためらったりとか。ほら、ミュージシャンとして完璧に終わったって思うから曲をリリースするのか、それとも もうこれでいいって妥協してからリリースするのか?そういう話してたけぇ俺はその夜曲を書いてみて、できたらすぐネットにアップすることを決めた。そうやってJoyridingが産まれた。たぶん当時書いてた曲を友人Matt Kellyに聴かせた理由、そしてアルバム契約に繋がった理由はJoyridingがあったからこそじゃ。俺はアルバムを作るつもりじゃなかったよ、でもあの曲をアップした時の反応がすごくて、めっちゃ勇気をつけてくれた。次のステップを踏む勇気になった。アルバムを出したのは結局、あの曲のおかげじゃ。


PVについてはね、アルバムから最初のシングルとPVをWeightedにしてとレーベルからの指示があったけど、レーベルが出したPV予算考えてたPVに合わなくてね。だから俺はこう提案したんだ。"Joyriding"のPVのアイディアもあるけど、もうちょっとお金をだしてくれればPV2本を同時に撮影できるけど、どう?ってね。それでレーベルからOKが出て2本のPVを撮影することに。家の裏庭で撮影用の部屋を建てて、そこで"Joyriding"を撮影してから次の日は"Weighted"を。楽しかったけど人生で一番大変な1日だったわい。部屋を建てて、撮影、そしてすぐさま解体。ほいで付いてた血をホースで流しててさ、もうめっちゃPulp Fictionみたいだったわ。そして翌日5時からWeighedを撮影するわけ



SCENEzine

"Weighted"は最初から白黒で撮影する予定だったんですか?
 
Frank Iero

そうじゃ。ピンバッジだけカラーにすることは後から思いついたんよ。ええ質問聞くね、気に入ったわ

 

SCENEzine

アルバムでは"Stage 4: Fear of Trying"という大変パーソナルな曲がありますが、曲であれほどの弱みを見せるって抵抗なかったんですか?


Frank Iero

俺は長い間、あの曲を出すのが正直怖かった。今回のツアーまでは毎晩歌えかったぐらいじゃ。あの曲をレコーディングした時はよう覚えとる、アルバムに入れるか入れんかすごく悩んだんよ。でも選択肢の中で一番怖い方が最終的に正解だって気がするんよね。じゃけん最終的にアルバムに。


(注)このインタビューはSoundwaveがキャンセルされる前に行われました。


SCENEzine

2016年のSoundwaveのご出演が決まりオーストラリアの皆さんはワクワクしてますが、いかがですか?楽しみにしてますか?そして最初からオーストラリアでツアーする予定だったんですか?


Frank Iero

早い段階からどこでツアーしたいかバンドと話しとったけど、俺は今回のプロジェクトでオーストラリアに行きたいってずっと言ってた。今回のプロジェクトとバンドだったら、オーストラリアに行くのが当たり前って思った。一年もかかって、長く待たせちゃってごめんのぅ。でもオファーが来た時、俺、ほんま嬉しかったわ。このレコードサイクルの最後を飾るのにぴったりのイベントだと思うよ。


SCENEzine
Soundwaveのラインアップはもう見られましたか?他にチェックしておきたいバンドは?

Frank Iero
見たわ、Moose Bloodが出るけぇあいつらのライブがまた見れて嬉しいよ。人生の中でもめっちゃ印象に残ったライブはGroezrockフェスでのRefusedセットだった。あいつらほんまやってくれるバンドじゃわ。ファンタスティックで憧れバンドじゃけんね。そいつらがトップ2じゃね。


SCENEzine

過去のオーストラリアでの思い出は?


Frank Iero

あるね。最後行った時はBig Day Outのフェスでプレーしたけど、たくさんのバンドが見れてのぅ、よく覚えとるのはThe Bronxのセットだった。セットを見てから同じ日にThe Bronxがまた違うMariachiセットやったんよ。その時に彼らの才能と苦しいほどの暑さの中でダブルセットをこなすスタミナに圧倒されたわ。やっぱりThe Bronxが好きって思わせてくれるような体験だった。毎晩彼らのステージが見れたのは最高の思い出じゃ。


SCENEzine


最近は"Instant Karma"の素晴らしいカバーをやりましたね。あの曲のように、そしてマイケミの曲のように、何10年も生き続ける曲って素晴らしいですようね。


Frank Iero
素晴らしいよ。アートの力を証明するようなことじゃ。人を感動させて、新しい世代をインスパイアできるモノがある。音楽なら言語や世代関係なく人を感動させる力があると思う。例えばさ、今回のツアーが始まる前にちょっとした実験してみた。俺の子供達がテーブルでご飯食べよったけど、そこで"Thriller"をかけてみた。そうしたら今まで曲を聴いたことがなかった娘の足がビートを刻み始めたんよ。そうせざるを得ないような感じでのぅ。するとみんなが自然と踊りだしちゃって、そこまでが動かされたってもう最高やん。そういう音楽は永遠じゃ

SCENEzine

マイケミの"I'm Not Okay"みたいに、世界中の人に大きな影響や感動を与えた曲のクリエイティブプロセスに携わったことについてはどう思いますか?


Frank Iero

そう言われるとなんか不思議な気分じゃ。俺には俺の全てのような深く愛して、影響を受け続ける曲がある。じゃけん、俺が関わった曲が誰かにとってそのようのになれるなんて、言葉になれんぐらいじゃ。自分が不老不死みたいな気分になるわ、最高の気持ちじゃ。


SCENEzine

Cellabrationの新曲について聞きたいけど、まだ早すぎるですかね


Frank Iero

まだ早いよ(笑)いや、あんね、今は色んな影響を受けてすごく書きたい時期なんじゃ。現にいっぱい書きよるよ。書きよるけど、話すわけにはちょっと、ね。いいもの見つけた、それを今からじっくりと掘り下げたいわ。


SCENEzine

マイケミやFIATCの音楽に救われたとファンから聞くとどんな気持ちですか?作曲する時はそのようなことを考えたりしますか?


Frank Iero

いやいや、作曲する時にそんなこと考えちゃいけん。ファンからそう言われるとすごく嬉しいよ。まったく違う国からのまったく知らない人がライブに来てて、君の音楽があったから色んな苦労を乗り越えたって言われるよ。その瞬間に絆みたいな繋がりが産まれる、信じれんぐらい素晴らしい気持じゃよ。作曲はやりたいからやるんじゃなくて、やれんと気が済まんけんやっとるんよ。俺には他に生きるがないけぇ作曲するんじゃ。呼吸すると同じ、息を長く止めすぎると死んじゃうと同じ、長い間作曲せんと大変なことんなる。頭ん中に聴こえるサウンドを出来るだけピュアに出すこと、そしてベストな自分でおること、俺はこれからもそうしていきたい。
 

SCENEzine

最後はオーストラリアのファンへのメッセージをどうぞ。


Frank Iero

Soundwaveでプレーすることをめっちゃ楽しみにしとるよ!ほんま待ちきれんわ。長いことこのフェスを待っとるけん。もし君が俺らのことを楽しみにしとるなら、俺らがその何十倍も楽しみにしとるよ


(注)このインタビューはSoundwaveがキャンセルされる前に行われました。


2015年9月10日木曜日

【frank】The Ultimate Rockstar Test (ケラング!より)

The Ultimate Rockstar Test - Frank Iero

取材者:Kerrang!
翻訳:@postmcrjapan




ロックンロールについて・・・

Q: 起きた場所で1番変なのはどこ?
A: 昔はかなりDIYだったけぇ変なとこいっぱいあったけどね。考えてみるとだいたいは〝さてと今どこかな?〟って感じだった。でもやっぱり日本かな(笑)到着するとまるで別世界にいるみたい。この世ん中でいっちゃんええとこだわ。日本で起きるっていうのはめっちゃクールだけど、ちょっと混乱させる経験だ!

Q: 飛行機で悪ふざけしたことある?
A: ないんじゃけど、一回は飛行機に乗らせてもらうように嘘をつかんといけんことあったよ。俺、親知らずを抜いてもらってから日本に飛んだんじゃけど、着いたら口の中の傷口が開いちゃって、鼻から大量の血が出とった。病院に行ったけどマネージャーが帰れっていうんよ。ほいで出国審査に通れるように病気じゃないふりをせんといけんかった。

Q:今まで一番高額の買い物は?
A: そりゃ機材じゃね。金額は言いたくないんじゃけど、1963年のFenderと1965年Orangeヘッドとキャブを同時買ったことがあるんよ。ギターを手にとって作曲し始めたらもう買うしかないって思ってさ、そんでアンプに繋いだらもうこれは運命じゃ、両方ください!と買っちゃった。


音楽について・・・

Q: WeightedのPVに出るGradyville Funeral Homeの看板に何と書いてある?
A: "1981年より、お別れの挨拶にぴったりのホーム" それ、俺が考えたやつなんじゃ。でも看板に書いたのは俺じゃないよ。撮影がバタバタでその時は俺撮影されてた。

Q: 次のLeathermouth歌詞の続きを答えなさい "I'll take an ear to feed the pigs..."
A: "I'll bleed them all just to get my fix" 答えられただけで奇跡、久しく歌ってねぇわ~!

Q: Three Cheers for Sweet Revengeの10番目のトラックは?
A: It's Not A Fashion Statement...? 違う?正解できんじゃろね、あのアルバムに何トラック入ってるかわからんもんね。

もしも質問・・・

Q: ライブ中、昔の彼女が過去の過ちについて君を責めはじめた。ライブ後、君は逃げるの?それとも謝るの?
A: えっまぁ、逃げやしないけど、彼女を無視するじゃろね。だって妻とはもう13、14年間もの付き合いじゃけぇ、その元カノとやらにひどいことしたとしてもだいぶ昔の話よ。その時にもし謝ってなかったらもうとっくに時効じゃろ。

Q: 宇宙人にさらわれるか、モンスターに襲われるか、どっちがマシ?
A: モンスターじゃね、だってプローブされる心配ないけぇ!今までプローブされてない記録をこれからも守り続けたいけぇね。そしてモンスターから自分の身を守ることに精一杯頑張る。必死で戦うし、足速いけぇやられそうなら必死で逃げる!

Q: ジーンズと黒い服が突然禁止になった!君のクロゼットはどうなるの?
A: うわ、さびしくなるじゃろね!俺、山ほどのジーンズ持っとるし、全部膝部分が破れとるんよ、わざとじゃないけどさ!たぶん禁止になったらもう四六時中パジャマしか着んよ。ステージにもいけそうじゃし、正直に言うと、家におる時はどんな服よりもパジャマ着よるけぇね。膝部分はそのままにしときたいんじゃけど。


哲学的な質問・・・

A: 木って記憶あるの?
F: もちろんよ!木に傷跡があったりする、そして傷跡=記憶みたいなもんじゃけん。俺は大自然がそこまで好きじゃないけど、キレイな空気が好きよ!今の家に引っ越した時、裏庭は木だらけだったけぇ、そいつらの最後の記憶が俺だったんじゃろね。仕方ないもん、だってチェーンソー使うのがめっちゃ楽しかったんじゃもん!

2015年7月10日金曜日

【frank】Voice & Verse Podcast

オリジナルpodcastはコチラで拝聴できます


Vice & Verse Podcast ft. Frank Iero


取材者:Evan Lucy
翻訳:@postmcrjapan

長いため、だいたい和訳で失礼します。

Frank(以下F):どうも、Frank Ieroです。こちらはVice & Verse Podcast。

Evan(以下E):やぁみんな、Vice & Verse Podcastエピソード35へようこそ!MCを勤めさせていただきます、Evan Lucyです。君たちの好きな曲の裏話をご紹介するよ。今週のゲストはニュージャージーロックバンドMy Chemical Romanceのギタリストとして有名なミスターFrank Iero。しかし彼の音楽キャリアーはそこでとどまらず、LeathermouthのフロントマンとしてもDeathspellsの半分としても活躍してきました。去年の8月にIeroがソロアーティストとして初のアルバムStomachachesをリリース。曲のスタイルはマイケミと異なるが、力強くてかっこいい。Silver Spring, MDにあるThe Fillmoreの楽屋でIeroを取材させていただきました。父親になってどう変わったか、大人気バンドの解散後またゼロからやり直すことや、リードシンガーになって視点はどう変わったのかについて聴いてみた。では、始めよう。

E: 去年はstomachachesをリリースしたが、大半のファンはどんなサウンドになるか分からなかったと思うんだけど・・・

F: 俺も(笑)

E: だって―これは僕の意見なんだけど―君はアルバムを出すつもりで書いたわけじゃないでしょ?

F: そのとおりじゃ。間違ってないぜ(笑)そのつもりまったくなかったけぇ。長い間病気とかで苦しんでた後、またクリエイティブな何かをすることが目的だった。苦しみは芸術性を生むとかいうけど、俺の場合は違う。もうしんどくて何もしたくなかったんよ。なんかもう自分じゃないみたいな。だってアーティストって自分が作り出したものによって存在価値を感じるけぇ、何も作ってないとか作ってるものに納得いかんと、存在価値ゼロ、みたいな。じゃけぇ俺は強気で自分にこう言った:もううんざりじゃわ。しんどくなったら何か作れ、と。

それがうまくいったら気持ちよくなれるし、調子だってよくなる。そうしたら気付けば12~15曲も書いてて、友達に聴かせて、そして出してほしいというレーベルが現れて・・・

E: いつ頃なの?その話。マイケミがまだ解散してない時とか?

F: いや、その後じゃ。マイケミがまだ活躍してて、アルバム製作中で、スタジオでね。LAで友達Jamesと一緒に住んでたけど、俺らはDeathspellsというプロジェクトをやり始めた。あれはマイケミ解散後でも続いて、ちょっとツアーしたりしてからJamesがReggie and the Full Effectというバンドを始まったんよ。彼がそれでツアーしたら、俺がアルバムとなる曲を書いてた。

E: なるほど。自分の存在価値は自分が作ったものによるって言ったけど、君はマイケミのフロントマンではないけど、君とGerardがそれぞれのアルバムを出して、そして恐らくGerardのアルバムにはよりたくさんの期待があったと思いますが、サウンド的にとか―

F: じゃろうね、もう絶対そうじゃった。

E: 彼がフロントマンだったからね。君の場合はアルバムを出すつもりじゃなかったにせよ、マイケミっぽくするプレッシャーは感じました?

F: 俺の場合、人を感動させなきゃというストレスはまったく感じなかったし、とあるサウンドにしなきゃという義理もまったくじゃった。あんたの言うとおり、シンガーが一番注目される。俺の場合、あ~たぶんこんな感じのアルバムだな~って思ってた人はおらんかったけぇまったくプレッシャーはなかった。自分のやりたいようにできて、自由で楽しかった。

E: たぶんあのマイケミサウンドはみんなが集まって話し合う時こそ生まれるんだろうね。

F: そうなんよ。そういうことじゃ。元マイケミメンバーひとりからあのサウンドを期待しちゃダメじゃ。あのサウンドはあのメンバーが一緒におる時にしか作れない。

E: 君はマイケミにどんなサウンドやスタイルを?

F: え~っとイライラとか?(笑)いやいや、なんじゃろ?あの時のアルバムを聴くとね、曲はサンドウィッチみたいに思うよ。上にはボーカルメロディーあるじゃろ?そして下のパンはオペラちっくなコードプログレッション。そんで俺はその間で遊んだりするんよ。じゃけ、ボーカルをサポートするギターや、ボーカルを突き刺して刺激するようなギターは全部俺じゃ。

E: じゃ君はチリソースみたいなのかな?

F: そう!(笑)

E: サンドに例えるとね

F: そうじゃね、チリソースかもね。ソースよりもうちょっと粘り気があるかな、ね?(笑)

E: ちょっと放置しててね

F: そうそう、ちょっと腐らせてね、キムチみたい!そうじゃ、キムチみたいじゃ!発酵されとる(笑)

E: それで、みんなとコラボするような環境から一人で作業するような環境になって、やっぱりもうひとりいたらアドバイスくれるのにな~とか、手伝ってくれるのにな~って思う時あった?

F: そうじゃね、まぁひとつとして同じ曲はないと同じように、ひとつとして同じ作曲作詞プロセスはない。でも一人の時はすぐに反応がもらえる喜びがないし、フィードバック―たとえば今のやつは今すぐやめたほうがいいよ、もう二度とそんなのやるなとか―もすぐにもらえんし、これめっちゃええわ!って言ってくれる人もおらん。ずっと自分を感心させようとしとるけど、もし俺みたいに自己嫌悪なドM野郎ならほんま厳しいんよ(笑)。でも俺にとって一番大変なのは編集。若い時から俺は〝書いたなら絶対曲に入れなきゃ〟という間違った考え方を持っててさ、

〝だって書いたもん!〟

〝・・・だから?書いたのはええけど言いたいこと全部口で言わなきゃならんっていうわけじゃないよ〟みたいな感じで。そういう時は何も言わん方がベストなんじゃ。

E: 若い時のレコード作りと同じだろうね。持ってる曲をすべてアルバムに入れたがるもんね。

F: そう!例えばさ、俺、今で鮮明に覚えとるけど、人生で初めてやったバンドのことじゃけど、俺らは曲書いたりカバーやったり、とにかくプレイしたかったんよ。ダンスとかやったけど、やっとちゃんとしたライブみたいなのがあって、友達の友達の誕生会みたいなやつ。セトリ作ったけど、その内容がね、知っとる曲全てじゃった。30曲もやってさ、誰が聴くんかい?!みたいな感じでさ、誕生日の女の子がかわいそうで(笑)俺らはまるでドームライブやっとるかのようにやってさ。やらんでええっつーの、そんなの。作詞作曲もそうじゃ。書いたパートを全て入れんでもええ。いっぱい書いて、丁寧できれいに仕上げた曲を書こうとするのはええけど、終わったらちょっと離れてみて、そして本当に何が言いたいのかよう考えること。それがベストじゃ。

E: 聞いたんだけど、君ってどんな楽器でもできるって?

F: いや、まぁ、中途半端にね。よくいうやん?私はアーティストだから、たとえティッシューの箱でも音楽を奏でるさって(笑)でも自分の限界を工夫するのが好き。全ての楽器が完璧にできるか?いや。でも頑張ってやってみるよ。

E: 10年・・・以上もヒットロックバンドでギターをやってきたんだけど・・・

F: そんな言い方すんなよ~(笑)

E: 褒めてるよ、だって君ネガティブすぎるもん(笑)やっぱり曲作りはギターから始まるの?

F: そうなるかなと思ったけど、stomachachesのほとんどはベースとドラムプログラムから。パソコンでドラムを設定してベースを合わせた。ギターはその後。たとえばstitchesのギターパートはほんまどうでもよくて初回のレコーディングを使ったもん。その時はまだどういう曲になるか分からんかったし、よく聴けばそれがすごい伝わってくるよ。やり直したい部分もあるけど、編集よりは一瞬を捉えることが大事だった。作曲に正解はないと思うんじゃけど、構成があるよね。曲を始めて聴く人がその構成に反応するんよ。たとえば2番でちょっとフェイントする時、観客はサビを欲しがるけど、ないんよ。あ、そっか、正しく書いてないもんね、この曲!みたいね。みんなの反応は間違ってない、この曲が悪いんよ。じゃけ好きなんよね。

E: いわゆる〝2番サプライズ〟ね!

F: そう!あの曲の構成はね、たぶんこんな感じ:Aメロ、Bメロ、Cメロ、Dメロ、サビ、みたいな(笑)もうめちゃくちゃ。じゃけバンドメンバーに見せた時は大変じゃった。

〝これライブでやるけぇ!〟

〝意味分からん、この曲〟って。

E: まぁでもマイケミも教科書どおりの曲もなかったもんね。

F: ほんまやね。

E: ポップな部分あるし、基本の構成もできてたけど、時間が経つにつれもっと自由にやるようになったと思うよ。

F: だったそれが醍醐味じゃもん。ひとりひとりがアーティストとして成長して、そしてバンドとして色んなことを試して自分らのスタイルにする。バンドを始める時に好きなのはまず、どんなバンドにするか、そして音楽界のレジェンドはどう作詞作曲したかを調べること。その次は知ってることをすべて忘れて、自分の心の声に従うことじゃ。

E: 人のやり方を勉強したり、意識したりする?

F: そうせざるを得ない気がする。最初はどうでもよかったんじゃけどね。でもそのうちにね。ボーカルをやると一緒じゃ。やるまではどんなに大変なのか分からんかった。やることになったからにはちゃんとせんと。ちゃんと勉強した方がいいことだと思うよ、他の人はどうやってやってるとか。ミュージシャンのためのバンドだってある。聴くとさ、うわ~きっと今のあれのすごさ普通の人には伝わんないけど、ほんますげぇわ~。自分のアートに誇りを持たなきゃね。

E: たぶん君の声のための作曲と、Gerardの声のための作曲って―

F: 全っ然違う。

E: 違う方法でやるから刺激的とか?

F: あのバンドで12年もおったけど、ボーカルがどれほど大変だとか、まったく気付いてなかった。今は何?7つ目の公演かい?ふざけとる?こんなの誰が毎日やるん?この年齢で?(笑)もう声が出ないわ。めっちゃ大変なんよ。バンドの中で一番大変なのはボーカルとその次はドラマー。その理由は全ての責任を背負っとるからじゃ。声が出ないとバンドがうまくいかない。そしてドラマーが間違えると構成が崩れる。あのバンドにおった時はなんとも思わなかったのに。自分で作曲、そしてレコーディングしてからライブでどう演奏するか考えるってこれが始めて。とすると、ライブでやると曲はアルバムより45%ぐらい違うと思うんよ。クレイジーじゃわ。もし曲をやり直せるチャンスあったら絶対そうするけど、やり直すチャンスがないからこそええかもしれんね。

E: まぁよくいうでしょ?完成された曲が存在しないってさ。ずっと進化しつづけてる。

F: ある意味で諦めなきゃいけんね。完璧じゃないけど、俺は納得したし、人が聴いてもええわ。そんな感じで諦めないと。

E: そして次回は7晩連続歌うことを配慮にして作るとか(笑)

F: そうそう!(笑)

E: もっと歌いやすい感じで(笑)

F: それがね、難しいよね。自分の強いとこを弱いとこ把握しとるけぇ、作曲しとる時に自分の強いところだけに集中した方がいいのか、それともわざと自分をめちゃくちゃにして自分を追い詰めるか、ね。

E: 君、ドラムもやるよね?

F: 下手くそじゃけどね。親父はドラマー、祖父もドラマーじゃけ、ドラムから始めたけど、俺はあの二人にはかなわんけぇあんまドラムやらんかったけど、アルバムで少しやってた。

E: アルバムの曲のほとんどはベースとドラムプログラムから始まったって言ったけど、joyridingでそれがよく分かるんだけど、曲はみんなそういう思いつきで始まったの?

F: そうじゃね。あの曲はね、朝3時にインスピレーションがきてて、ベースと初めて習ったギター中心のドラムビートから始まった。それに合わせてギター弾いたと同時に取材者と話してた、作曲とか曲のネット配信についてね。ほいで俺がじゃ、今から曲を書いて、形になったらすぐネットにアップするわ。曲を嫌いになる隙間を自分に与えないようにね(笑)そして次の日はあの曲をアップしたよ、まぁデモだったけど。今となってはアルバムの中でかなり好きな曲になったわ。

E: デモ病の人いっぱいいるからね。君もかい?

F: 俺もよ

E: 曲をいじりにいじって

F: いじってもいじっても納得いかん、ね。デモのサウンド知っとるけぇね、それに縛られて。じゃけstitchesとかが好きかな、デモのギターが入っとるけぇ。音楽への最初の反応ってなんか美しいよね。その勘はだいたい合っとるもんね。

E: アルバムで最も好きな曲はguiltripping―

F: 俺はあんま好きじゃないよね~

E: あっごめん(笑)

F: ええんよええんよ、理由はきっと違うけぇね 

E: まぁ初期Weezerにちょっと似てるかなって思ってた、あの雰囲気がね。この曲のストーリーはなんだい?そしてなんで嫌いなのか?やりづらいとか?

F: まぁ、曲はみんな自分の子供みたいでさ、もちろんみんな好きなんじゃけど、あの曲は本当大変でさ、書くのに一番時間かかったやつじゃ。アルバムのリスナーとして聴くと、たぶんあの曲は一番完成された感があると思うんじゃけど、ライブでやるとね、うわ~どうすりゃええんじゃ・・・って感じなんよ。だって曲を書くまでのあの苦しい気持がまだ心の中に残っとるけぇ。たまに〝もうこれがベストだ、ベストを尽くしたわ〟って思ったり、ためには〝もう二度とやらん〟って思うもん。

E: 歌詞に悩むタイプ?

F: 悩むわ~自分に厳しいけぇね・・・

E: 悩んでる時にどう前に進む?

F: すごく誇りに思う歌詞もあれば、まあまあのもあるし、ダサいのもある。でもそれも必要だと思う。たまに伝えたいことを伝えるにはちょっと恥ずかしいことやダサいことが必要なんじゃ。若い作曲家にアドバイスをしようとするなら、最悪の一曲を書いて。自分が思うもっとも恥ずかしくてダサい歌詞を書いて、そんで二度と聴かんでええように引き出しにしまっとけ。

E: そうだね、自分の理想を知る前に何が理想でないかを知るのが大事だね。

F: そうね。でもあの曲はね、特に難しい曲じゃ。人に背負わされるプレッシャーについての曲で、感情的なプレッシャーとかね、そしてそんな中で頑張ってその人を支えようとするけどね、あれだよ。人は必ず自分を治したいとか、よくなりたいと思わないんだよね。そういう人にとって、他の人を道連れにするのが慰めになるんよ。そういう曲じゃ。

E: 胸を締め付けるような曲が多いんだよね、アルバム。

F: ん~そうかな。なんじゃろ?これめっちゃ暗いよねってよく言われたけど、俺はそう思わんかも。中には光が見えて、励みになるようなアルバムだと思っとる。

E: もしかして人は君が過去12年間やったことから判断してるかもしれないね。

F: そうかもね、どうじゃろ(笑)

E: さっき曲は子供みたいだって言ったけど、今日は父の日だね!ハッピーファーザーズデー!

F: ありがとう!

E: 子供は3人だったっけ?

F: ああ、そうよ。

E: 父親になって―

F: あれ?誰が一番好きか聞かんのんかい?(笑)

E: 父親になって、自分の仕事のやり方は変わった?

F: もうね、全てが変わったわ。あんた、子供おるか?

E: いや―

F: よし、じゃ、子供は欲しいんか?

E: いつか、ええ。10年後とか、ね。

F: まず、100%心の準備が出来たとか、ないよ。心の準備が出来たと思っても、出来てないよ。出来ないよ。だって全てが変わるもん、でも想像もつかないぐらい素晴らしいように変わるんよ。もう人生が180度変わるけぇ。でもほんま素晴らしいよ。考え方だって全然変わる。今の俺はもっと感情的で、もっと共感力を持っとる。クリエイティブ的には自分の時間を見つけるのが大変じゃけど、ほんまにやらいたいなら時間を無理やりに作るしかないけぇね。でもね、子供たちによくインスパイヤーされるんよ。例えば最近はなぜか知らんけど息子が思いつきで歌を歌いだしてさ、それが引き金になって今じゃ曲になるかもしれん。

E: 息子と初めてのコラボね。

F: そうそう。娘Lilyとも同じ事があった、ほらBFFで。数日前も(FIATCの)ニュージャージー公演に3人とも来てステージで歌ったんよ。

E: かわいいね~

F: ほんまいうとね、やると思わなかったんよ。ビビって近寄らんかな~って思ってた。で、俺がマイクで最後の曲だって言ったら、ステージの脇で娘の一人が泣き出してさ。慌てて彼女のとこに行って、〝どうしたん?〟って聞いたら、彼女が〝バンドに入りたかった〟って。で俺が〝じゃやろうっか?〟って。最高じゃったわ。

E: 今ならお子さんたちってパパの仕事をより理解してるかな?

F: う~ん、ちょっとかな。カッコいいって思っとるかどうか分からんけどのぅ(笑)パパは曲を書いてツアーしたりするって分かり始めたけど、ツアーのことはあんま好きじゃないね。ツアーバスがめっちゃ好きじゃけどね。Lilyはめっちゃお父さん子、俺がおらんと嫌みたいな。Cherryはお母さんがおったらそれでええみたいな。しかし息子はね、ちょっと落ち込んでたんよ。〝すぐ帰るけぇね〟って言ってあげたら、〝そっか!パパがツアーに行って、僕にネズミ、Cherryに猫、そしてLilyにハムスターを買わんといけんもんね!〟って言うんよ。要するにペットを買うためにツアーしてってことね(笑)

E: でもさ、猫ってネズミとハムスター食べるよね(笑)

F: じゃろ?ムリじゃ(笑)

E: マイケミの頃の音楽とか、いつお子さんたちに紹介すると思う?あとお子さんたちがいつか聴くからって、音楽の内容って変わる?

F: それね、危険な考え方よね。そんなのしたら、リスナー全員を意識して曲の内容を考えんといけんくなる。ほんまに言いたいことを歌詞で和らげることや誤魔化すことは出来ると思うんじゃけど、メタファーを使ったりとか。でも子供が聴くからって書きたい歌詞を遠慮することなんて出来んね。子供達が成長してもう少し理解できるようになったら聴けばええけぇ。

E: いつかは分かるっていうことだね

F: そのとおりじゃ。マイケミに関しては、なんかまだあいつらにはどうでもええみたい。5分ぐらい聴いてくれるかもしれんけど、その後は〝もうテレビ観ていい?〟みたいな(笑)

E: 〝これすんげぇ頑張ったのに!感心しろよ!〟みたいな(笑)

F: まったく感心せんよね~アナ雪の主題歌とか書いてない限りは興味ないんじゃ。

E: では、セカンドアルバムは?

F: Cellabrationアルバムになるかどうか分からんけど、またアルバムを出すと思う。ちょっとアイディアがあってのぅ・・・言ったらきっと実現せんけぇ言わんけど、アイディアがある。

E: ならばどうしてCellabrationのアルバムじゃないと言い切れるかい?

F: アルバムごとにバンドが変わったらどうかなって。

E: 面白いね。過去にもやったね。

F: そうそう。新しくスタートするのが一番楽しいって思う。どういうバンドにするんだとか、ね。じゃけ俺はよう新しいバンドを結成するんじゃ。大好きじゃけぇさ。今回は初めて自分の名前でソロプロジェクトやったけぇ、バンドが俺なら今後出すアルバムはどんなアルバムでもみんな(stomachaches)のフォローアップに過ぎん。じゃけぇ本でも短編映画でも俺がスーパーに行くとかでも、俺がやったこと全てがフォローアップになるんよ。それで、うん、最近がよう考えとる。こうじゃなきゃいけんと自分が思うやり方から飛び出したくて、純粋に楽しいこと、そしてちょっと変わったことやりたいんよ。

E: バンドにいるのはいいけど、たまには個人のアイデンティティも尊重するべきよね。

F: そうなんよ。そうやって自分を見つけたけぇ、それならとことんやるしかない。

(終)