2014年11月28日金曜日

【frank】Kerrang!アンケート

【Frank】Kerrang!掲載アンケート

回答者:Frank Iero
翻訳:@postmcrjapan
画像ソース:@odetofrnk

質問がダブっているところがありますので、省略させて頂きます。

frnkiero andthe cellebrationのFrank Iero

僕らはフランクと話すのが好き。だって本当にいいやつなんだもん。でもそれだけじゃないぜ。本やコメディー映画のセンスの抜群だよ。

コレがないとツアーに行けないモノとは?
ノートだ。ずっと持ってるよ。中には歌詞や短編、アイディア、詞、写真などなど。日記みたいなもんかな?アイディアひらめいたらすぐ書けるようにいつも持ち歩いてる。色々挟んだりもするしね。Danger Daysの時、自分のロゴマークをこいつにデザインしたよ。写真もパスやチケットの半券も、本当ごちゃごちゃしてるよ。なくさないかと心配するかって?そりゃめっちゃ心配だよ!

人生を変えた一冊の本は?
 JD Salinger作〝Catcher in the Rye〟ですね。アメリカでは10代の頃に強制的に読まされることが多いけど、読む前からこの本の影響力とか人生が変わるよとか、そういう噂はよく耳にするね。でもね、噂は本当なんだよ。自分が産まれるずっと前からどこかのおじさんが書いた本なのに、中身はまるで自分自身が書かれているかのように親しいを感じる。本にしては大したもんだよ。

最後観た〝笑いすぎて顔が痛くなった〟映画とは?
 〝Stripes〟(1981年、Bill Murray LOL-fest) 最近はたくさんのコメディー映画が出てきたけど、もうね、この間これを観た時、まるで始めて観たかのように大爆笑したよ!30年前の映画なのにまだまだイケるね~ 彼が開いた窓からバスケットボールを投げると道端のおじさんが閉まった窓をぶち壊しながら投げ返すシーンがあるんだけど、めっちゃおもろいんよ!もう最高だ。


大好きな旅行先は?
ハワイだね。一回ハワイのビッグアイランド(ハワイ島)に行ったことがあるけど、本当すばらしかったよ。人生経験の中でトップを争うなくらい。ビーチはもちろん最高だけど、それよりは周りの景色に心奪われたんだ。たくさんの火山公園があってね、そこの土地は真っ黒に焦げてるけど、なんかキラキラしてる。その風景が永遠と広がってて、一日中眺めても全然飽きないわ。

健康を保つ方法は?
 ランニングだ。メインのモチベーションは聴きたいデモとかプロジェクトがいっぱいあるからだね。なんかね、走りながら聴くと違う風に聞こえてくるよね。ライブをやるのも十分な運動だというけど、俺にとっちゃ運動よりボコボコにされているようなもんだ(笑)



ハマってるテレビ番組は?
〝Chopped〟(ぶつ切りにすること)俺は料理人対決系の番組マニアだけど、〝Chopped〟やばいよ。たぶん共感できるから好きなんだろうね。たとえばさ、Wolfgang Puck(海外では知らない人がいない、超一流のシェフ)が作るスープは俺が書いた曲みたいでさ、毎晩はライブでその曲を味を再現しなきゃいけないし、シェフだって毎晩そのスープの味も再現しなきゃダメだ。でも毎晩同じ味を完璧に再現するってほんま大変だと思うよね。だから俺は料理人をすごく尊敬するわ。

家が火事になったら一緒に持って逃げるモノは?
〝思い出の引き出し〟だね。引き出しの中に他人からしたらガラクタにしか見えないだろうけど、入っているモノ全てが俺と他の人への絆が詰まってる。たとえば叔父さんのボロボロのヘアーブラシとか、なんっていうんだろう?昔さ、シェービングクリームを塗るためのやつ?ひいお爺ちゃんのモノだったけど、アレもあるね。俺の宝物ばかり入ってる。

2014年11月26日水曜日

【mikey】マイキーからのメッセージ(Electric CenturyのHP掲載)


 元の英文はコチラ

作者:Mikey Way
翻訳:@postmcrjapan

お久しぶりだ。ずっと話しておきたかったことがあるんだけど、ほとんどの皆さんが10年以上俺を支えてくれたし、そばにいてくれたから本当の事を、真実を知る権利があると思ってコレを書いてます。そしてプログラムの基本は〝残酷でも自分にも、他人にも正直でいること〟だから正直に話す。

この7ヶ月間、TwitterやInstagramを開くたびにElectric Century(以下EC)の活動についてのコメントがどれほど来たのか。だからこそ、今年の初め頃からSNSから消えた理由と、バンドについての質問を今まで答えてなかった理由も、ちゃんと知ってほしい。

今年の2月にECのアルバムを仕上げるため東海岸に飛んだ。到着すると「お前はアルバムを仕上げるためにここに来たんじゃないよ」と言われ、すぐに状況が分かった。俺はリハビリのため呼ばれたんだ。なぜか不思議と安心感があって、リハビリをさせた友達に礼を言った。その数ヶ月前から自分一人じゃ悪化した依存症から抜け出せないことにやっと気付いた。正直に言うと、あの時は生きてるのが不思議なぐらいだった。過去に禁酒の話はしていたけど、はっきり言うと考えがまだ甘かった。いくら言ってもね、結局は口ばかりだった。これからはちゃんと努力しなきゃというか、リハビリプログラムの言葉を借りると〝walk the walk〟しなきゃいけない。(〝walk the walk〟→物事をきちんと実行する)

リハビリ施設に入ることはやったことの中で一番怖かったけど、一番甲斐があったことだ。以前は何10万人の前で演奏するのが一番怖かったんだけど、リハビリに比べてずっと楽だと思った、必要だって分かってたのに。31日間以上の治療期間中に俺はたくさんのことを学びました。依存への危険な道を2度と歩かないにはどうしたらいいのかについても、そして自分のことについても。

自分の人生の半分以上、ずっとセルフメディケーション(お医者さんに相談せず、自分で自分の治療を行うこと、この場合は精神病をアルコールや薬物でカバーすることを意味する)してきた。マイケミが大きくなるにつれ、アルコールや薬物の量も増えた。もうどん底だ、これ以上ひどくなることはないと毎回思ったが、本当は真のどん底なんて知らなかった。そしてマイケミが解散した時、アルコールと薬物に溺れて、深い暗闇に落ちた。正真正銘の依存者になって、友人も大好きな人もみんなから離れたし、拒否した。その時、俺は人生に迷ってただけじゃく、完全に自滅的になった。2月になると、意識が戻ったのは奇跡だったよと言われた。

みんなにまだ伝えたいことがあったからECを始めた。今まで見せたことがなかった自分の一面をみんなに見せる、特別なプロジェクトであって欲しかったし、ずっと前から伝えたかった物語をみんなにシェアしたかった。しかしリハビリ中にまだ口で言えなかったあることが分かったんだ。それは、ツアーに出る心の準備はできてなかったこと、そしてそれよりも、ツアーに出たくなったこと。今までなんとなく流れに流されてやってきたのは、ずっとそうしてきたからだ。だけど、俺はもうそんな自分から卒業したい。ちゃんとノーが言える、自分と自分のメンタルヘルスを第一に考える人になりたい、なろうとしてます。いつかはECとツアーする日は来るのか?ないとは言いきれない。しかし今は作曲活動を続けたい、曲も出したい。とりあえずはあまり深く考えずに新しい音楽をなるべく早くみんなに聴かせたいと思います。

先は長くて大変だぞと言われてもやっぱり最初はそんな言葉を信じたりはしない。リハビリの辛さはまだ知らないんだから、リハビリなんで簡単だと思っちゃう。でも本当だった。数ヶ月前はアパートから出るのが怖くて、ドライブに出かけるのも怖くて・・・全てが怖かったんだ。

しかし今ははっきりと、そして生まれて初めて正直に言えることは、毎日少しずつよくなっている。リハビリを初めてまだ8ヶ月しか経ってないけど、10数年ぶりに頭がすっきりしている。光が見える。

残っている課題は俺がどうかしてた間に取った行動や犯した過ちの責任を取ることです。俺は、友達も時間も失ったが、一番親しい人たちは全てを許してくれて、未だに俺のそばにいる。本当、感謝しても感謝し切れないよ。まだまだ友人関係を修復してる途中なんだけど、それは俺が作り上げている新しい人生の一部だ。一度鳴らした鐘をなかったことにすることはできないけど、もっと上手に鳴らせることは努力すればできるようになれる。

何より学んだことは、苦しいときは助けを求めていいんだってこと。だから、もし今苦しんでる人がコレを呼んでいたら、助けを求めてください。自分に親しい人に悩みを打ち明けて、素直にリハビリに言ってみてください。リハビリのおかげで俺は今日生きているんだから、心から感謝してます。約束できるのは今後ともECからも、そして俺からもたくさんアップしていくこと。一日ずつしか与えられてないから、俺は一日一日、少しずつ前に進み、人生の次のステージへ。

マイキー・ウェイより

2014年11月6日木曜日

【frank】ファンフィクションについて(Kerrang!より)

Kerrang!に掲載。
画像は@odetofrnkより。


小説家は自分のキャラクターの持ち主と同じように、ロックスターの人生も自分のもの。ミュージシャンをフィクションのキャラクターとして扱われるのはFrank Ieroにとって不快だ。特に性的な描写が多いファンフィクションの場合は失礼だし、事実として信じ込むファンも懸念されます。

Ieroが言うには〝クリエイティブライディングは大事だよ?大事だし、励まされるべきことだけど、だからと言って実在する人物とその友達をファックさせていいかどうかというと、いけんよ。

アホらしいし、本人を始め、仲間や家族に対しても極めて失礼だ。ファンフィクションを読む人らがストーリーを信じ始めると一線を越えてしまう。気持ち悪いよ。俺はそういうのお断りだ。他の人の幸せを踏みにじらない限り、何をやってもかまわん。しかし実在する人やその家族や仲間に迷惑かけちゃダメだよ。

最近のファンって人間として見てないような気がする。まるでテレビや雑誌で見たキャラクターみたいで、人間じゃないから人権もくそもないし、 本人の気持ちも尊重しようとしない。〟

2014年11月5日水曜日

【イベント】Happy マイケミ New Year

年賀状の季節になったね♪アカウント初めてそろそろ3ヶ月が経つ…たくさんのフォロワーさんと出会えて感謝感激デス(^-^)

せっかくなんでマイケミファン同士で年賀状交換しよう!と思って、題して〝HappyマイケミNew Year〟プロジェクトを勝手に提案します!

交換してもいいよ〜の人は住所、そしてハガキ希望か、電子版希望かツイッターにDMください( ´ ▽ ` )ノ

もちろん住所は年賀状以外の目的に一切使いませんので、ご安心を。

お気軽に参加してね♡




2014年11月2日日曜日

【frank】Under The Gun取材

 英文はコチラ。

 取材者:Matthew Liemkuehler (@callinghomematt)
翻訳:@postmcrjapan

(注:取材者の英語が非常に美しくて、まるで情熱大陸とか、プロフェッショナルのナレーションみたいな感じだったので、それっぽく訳してみた。どうぞあのバイオリンの名曲を思い浮かべながら読んでみてくださいwww)

Frank Ieroは自信を持って自分のグッズブースで立つ。Tシャツ数枚とポスターやアルバムがIeroとお客さんの間に置いてあるシンプルな陳列。微笑みながら彼自身がデザインしたオリジナルロゴ入りのグッズを渡す。

ブースに来るお客さん全員に対して、彼は元気に、そして礼儀正しく振る舞う。若い娘たちを連れてきたお父さんが勢いよくIeroと握手して今夜のDes MoinesライブのためわざわざClevelandから来たよと話した(その距離はなんと1000キロ以上)。お母さんと一緒に緊張した様子の娘もやってきます。娘の方が礼儀正しくて「Tシャツとサインをお願いします」と。

「あまりにも緊張して、その直後に泣いてしまいました」とお母さんが後でこっそり教えてくれた。

Ieroの態度は正直―自分のことを〝ファンドム〟(ファンのコミュニティー)というベールで隠したりはせず、既に感謝の気持ちを持ってファンと接する。5年前に世界中で大人気ロックバンドのギタリストとして活躍し、有名なWembley Arenaでライブや何百万枚ものアルバム売り上げ記録、そして人気ドラマ「Glee」でカバーもされたIero。しかし彼は大スターだったとは思えないほど謙虚です。

マイケミ解散から2年が経つ今、Ieroはグッズブースで全てのファンの写真リクエストに応える。義務だからではなく、自分はそうしたいからだ。彼の新しいバンドはTaking Back SundayとThe UsedのUSツアーのオープニングアクトですが、それぐらい当たり前だろう!なんて偉そうな態度は一切ありません。自分の音楽にプライドを持ち、与えられた役割を一生懸命果たすのみ。手渡された成功を受け入れるより、持続できるサウンドと成功を追求するのが彼のやり方だ。

「不思議だよ。俺はスケールが小さいツアーが好きなんで、こんなにもでかいツアーに参加できるなんて、ちょっと心の準備ができてなかった。あいつら(Taking Back SundayとThe Used)と一緒にツアーできてわくわくする。すげーいいやつばかりだし、ツアーも最高だけど、本当言うとこんなツアーでスタートしたくなかった。なんか甘やかされているよう気がしてね。こういうのやる前にバンドとしてもうちょっと苦労するべきだと感じた。

Ieroが新しく結成したバンド、frnkiero andthe cellabrationはオルタナティブシーンに必要不可欠なモダンパンクロック革命だ。パンクロックは残酷と同時にどこか温かく、平静なのに破壊的、美しくて力強いメロディーで構成されていることは、Iero自身が作詞作曲したアルバム「stomachaches」が証明します

ストーリーテリングをマスターしようとしているアーティストの物語がバランスよく描かれている。

アルバムタイトル(〝胃痛〟)の由来はIeroの胃腸病との戦いとその戦いを支えた曲作りの作業。

「ある意味でカタルシスみたいなもんだった。何より自分の苦しみを忘れるためだったかも。その苦しみが曲に出てるかどうかわからんけど、普通に戻るために曲作りのプロセスが一番大事だった。」とIeroは言う。

アルバムは伝説のプロデューサーEd Rose(The Get Up Kids, Motion City Soundtrack, Emery)がミックスした。〝Stomachaches〟は去年プロデューサーとして引退したRoseの最後のプロジェクトの一つだった。

「本当にEd Roseのキャリアの最後の最後ぐらいだった。俺は若い頃からThe Get Up Kidsとか彼のアルバムの大ファンだった。James Deweesと仲良くなって、そんでEdがJamesのアルバムもやってて。その時、Jamesと一緒ににEdがスタジオに来たんだけど、曲いっぱい持っている俺に〝自分でミックスするのか?〟と彼に聞かれた。アルバムにちょっと入り込みすぎて、自分じゃとてもミックスできないと思ったんだ。ある日Edとランチを食べに行ったら、彼が〝アルバムが気に入った。一緒にやろう〟と言ってくれたんで一緒にすることになった。」とIeroが説明する。

一人でのアルバム制作に多くのアーティストは悩み苦しむ。しかしIeroはそのチャレンジに立ち向かって、奇想天外で美しいサウンドのアルバムをリリースした。

アルバムは全体的にちょっと荒いけど、荒い音とキレイな音のコントラストが絶妙です。

「問題はね、編集を手伝ってくれる人がいないってこと。自分でやるのが本当大変でね。全てが極端に見えてくる―やってること全部が最高か最悪。これが一番の問題だ。俺は余計なモノを全部切り捨てたいタイプだけど、前やったプロジェクトにはいらんモノがいっぱい入ってしまった。できるだけ簡潔なアルバム作りを目指して頑張ってる。」とアルバム作りについてIeroが言う。

現在3児のパパ(双子の娘と長男)、Three Cheers for Sweet Revengeの頃から今日までのIeroの人生とツアーのやり方が激変したという。

「今はずっとWiFi探してる。休みの日はスカイプとかしたりしてね。色々考えるようになるよね。子供の誕生だけじゃなくて、成長する姿も見てみたい。前は〝次はどうなる?次はどうしよう?〟ばかり考えた。プロジェクトの途中でも次のことばかり気にしてて、本当嫌だった。そんな風に人生を生きたくなかった。今はもっと瞬間瞬間をエンジョイして生きようとしてる。」

〝Stomachaches〟みたいなアルバムがあれば、きっとこれからもエンジョイできる瞬間がIeroと彼のバンドにやってくるに違いないです。

2014年11月1日土曜日

【frank】frankのHPよりcraigへの追悼コメント



Craigへ 

俺と俺の仲間に信じてくれてありがとう。Craigの音楽への愛情につられて音楽がもっと好きになったし、あんたの粘り強さのおかげで俺らの野望が実現できた。数少ない、本当にええやつだった。俺はあんたのこと絶対忘れないよ。また会える日まで、安らかにお眠りください。xofrnk