2016年4月13日水曜日

【gerard】 Blastr.com取材

Gerard Way on DC's Young Animal, Cave Carson, and Sentient Ambulances

Gerard WayがDC Young Animal、Cave Carson、そして知覚できる救急車について語る


取材者:Matthew Funk
翻訳:@postmcrjapan

元の記事はこちら

〝Young Animal〟という名前の由来は?

頭から離れなくなったフレーズだった。僕はいつもそうよ、曲のタイトルやフレーズを閃いて頭から離れなくなるのよ。当時は2枚目のソロアルバムのタイトルにいいかもと思った。しかし2枚目のソロアルバムを作らないと決めた時―まだ作らないと決めた時―じゃこれを新しいプロジェクトの名前にしようと思った。僕はそういうのが習慣になったの、いいアイディアが思い浮かんだらすぐ使うこと。長く閉じ込めるのはいけない。〝Young Animal〟は何かの名前になる、だったらこのプロジェクトの名前にしよう。

原作者やアーティストというクリエーターの呼びかけを直々しましたか?それともDCに任せた?

全ての段階に参加した。僕の提案もあれば、Shelly BondやMolly Mahan、そしてDan (Didio)とJim (Lee)からの提案もあった。すごく協力的なプロセスだったが、僕は各コミックをどんな風にしたいか明確なビジョンがあったよ。

クリエーターにどんな特徴を求めた?

コミックによって異なるけど、基本としてはこういうことを楽しく挑戦できる人、そして大人向けのテーマに触れることを恐れない人・・・あとキャラクターを愛する人。パッションがある人材を探したかった。元のコミックに詳しくない人がいたら、その人が90年代の原作を読んで勉強した。そういう人材を探してみた。

大人のテーマと言いましたが、コミックは全て大人向けのコミックと理解してよろしいですか?

 そうだ。でもなんだろう、何が大人向けなのか、まだ具体的に分からない。ただ最初からそういう要素が必要って分かったの。大人向けコミックという大きな振り幅が必要だった。

どんなキャラクターをコミックブランドに使いたいんですか?

子供の時は〝DC Who's Who〟(DCのキャラクター図鑑)を見て売り込みプレゼンを考えたりしてた。もちろん実際に売り込みはしなかったけど、遊びとしてやった。そして時間が経つとたくさんのコミックをなくしてしまったが、このプロジェクトが始まった1月にeBayで全部買い直した。ノートにメモしながらコミック一冊一冊を見て〝こいつ誰?この人も誰?やばい、これすごいよ、見てこのキャラ!〟ってなった。そうやってCave Carsonに出会った。〝誰だ?この人〟ってすぐ好きになった。コミックのタイトルもすぐ思い浮かんだ〝Cave Carson Has a Cybernetic Eye〟(Cave Carsonはサイバーネティックの目を着てる)―だってあれぐらいしか彼の情報ないんだもん。

そうですね、私もウィキペディアで調べたらそれぐらいしか情報なかったです。

でしょ?!目のことも何の説明もないよね!素晴らしいよ!すぐ〝やろう!〟って思った。僕だって説明しないかも!そういうキャラだからね。

Cave Carson以外、当時の冒険家キャラクター、たとえばSea Devilsが出る可能性は?

もちろんある!Sea Devilsを言おうと思った!Danと僕はこの前Sea Devilsの話してたよ、僕大好きだし、入れれるなら入れたいって言ったよ。あとForgotten Heroesもいるよね、Caveがメンバーだったし、Animal Manも入ってたから出る可能性があるね。Caveの場合、父親と娘のリアルなやりとりを描くいい機会だと思う。パーソナルなことも起こるし、アドベンチャーでありながらもすごくエモーショナルなストーリーだ。そして今回のコミックは長年出番がなかったキャラクターをひとつのグループにまとめて一緒に登場させるチャンスでもあると思う。

彼の娘って新キャラですか?

ええ、娘はChloe Carsonという大学生なの。

Mother Panicですが、ぱっと見Batmanっぽいが、ほかのGotham自警主義者とどうやって差を付ける?

このキャラにはすごい可能性を感じるの。僕が思うMother Panicは上流社会の厄介者。いい人としてのスタートではない。同時に僕をインスパイアした人物もいる、例えばCourtney Love、特に若いころのCourtney Love、ほらHoleをやった90年代の彼女とか。もしCourtney Loveが女相続人でコスチュームを着て人をぼこぼこにしてたらどうかな?どうなる?それが僕にとってのキャラ設定なんだ。そうやって差を付けたいと思う。普通の上流社会の一員ではない、彼女は色んな意味でその正反対。独自の世界の見方があって、すごく激しいキャラクターなんだ。彼女は全然違う、まだ企画中でやってるうちにキャラは進化すると思うけど、ヒーローでも悪党でもないような気がする。

Animal Manのことも言ったが、Animal ManやSwamp Thingなど、クラシックなVertigoキャラクターを復活させる願望はありますか?

もちろんよ!しかし最初にDanとJimにアイディアを相談した時、Danがすごくいいことに気づいてくれた。彼が〝90年代のキャラが2人いる〟―Doom Patrolが90年代よりはるか前に書かれたものなのに―でも彼は〝だから2つの違うものにしよう〟って。僕はすぐに賛成した。だってAnimal ManやSwamp ThingといったVertigoキャラばかりでやったら、90年代のリブートに過ぎないじゃない?だからその時僕は〝よし分かった、じゃこれはCaveでこれは新キャラ〟って。でもいいタイミングあれば、Vertigoのキャラも使いたいね。

要するに、新しいキャラと旧キャラのバランスを保とうとしてるわけですね?

そう、僕が思うには・・・Animal Manをやるかもしれないし、やらないかもしれない。でもひとつのストーリーでも5つのストーリーでもいいからAnimal ManをDoom Patrolに入れたい。少しの間チームのメンバーとして活躍するかもしれない。このシリーズは全ての90年代キャラが使えるチャンスだと思ってる。もうひとつの次元なんだ。

Doom Patrolですが、チームはRobot ManとFlex Mentallo以外ほとんど新キャラみたいですね。

旧キャラも登場するよ。PRイラストに全てのキャラが入ってるというわけじゃない、わざと出してないキャラもいる。

しかし猫と上にいる女の子は新キャラですよね?

そう、新キャラだ。

Flex Mentalloのキャラですが、キャラ設定はMorrisonシリーズに近い?それともキャラ設定を変更した?

設定は変えてないよ。キャラのみんなに少し時間が過ぎたと考えてる、そういうアプローチしてる。 キャラは年を取ったし、大人になった。ただ単なる〝私、また20才だ!〟というわけじゃない。何年か経って、色々あったし、色々経験した。答えとしては充分だな。

友人とDoom PatrolのPRイラストについて話してたが、友人からの質問があります。イラストにある救急車って知覚できる救急車ですか?Grant MorrisonのDanny the Streetのキャラみたいに。Danny the StreetならぬDanny the Ambulanceとか? 
 
ん〜どうだろ?キミの友人が言ったのかい?ん〜コメントはできないけど、頭のいい友人だね。



【frank】FRNKIERO at Eureka Rebellion

Frnkiero at Eureka Rebellion

 

動画:Brightside Film
ドキュメンタリー制作:Hysteria
翻訳:@postmcrjapan
字幕制作:@shelly1904

2016年4月7日木曜日

【mikey】Electric Century: The K! Verdict

Electric Century: The K! Verdict

Electric Century: K!の判定

記者:Nick Ruskell
翻訳者:@postmcrjapan

For The Night To Control: KKKK

どん底に落ちたMikey Wayの華麗なる復活

今まではGerard WayやFrank Ieroがソロとして出て、両ソロアルバムはお二人がMy Chemical Romanceにどんな要素を持ってきたかをよく示した。前者はインディーズにDavid Bowie感をオールタナティブなファズロックアルバムに包めた、そして後者はうるさいぐらいの激しいパンクを乱れ撃つのようなアルバムだった。しかしECはMCR解散後のアルバムの中ではMCRから一番離れたサウンドだ。ギターはほとんど登場しないというよりは、ほとんど使われてない。For The Night To Controlのコアはエレクトロニック、リズムはMCRの生々しくて攻撃的なスタイルより、デジタルな感じで脈動感がある。アルバムはYou Got It All WrongやFor Youの幸福なシンスが作り出す波に乗って、朝2時のクラブにいるラウンジリザードのようだ。ほかと違うけど、瞬時にハマる、気が付く前に脳に浸透してゆく。しかしこのアルバムの一番いいところはなんとなくやってるとか、5分前にこのジャンルを発見したような感じがまったくなく、作りたくて作りたくて仕方がなかったということがよく伝わる。このジャンルの細かいところまで全て熟知してる人間にしか作れないアルバムだ。MikeyとDavidは明らかに自分のやりたいことをやってる。それと素晴らしい作曲があってからこそ、このアルバムは大成功。これは音楽への愛情の情熱的宣言だ。鮮明に作られて、そして巧妙に仕上げた。

【mikey】Kerrang! Family Guys

Kerrang! Family Guys

Kerrang!家族の事情


取材者:Mark Sutherland
翻訳:@postmcrjapan

家族の事情

Mikeyが兄Gerardの影響を明かす


昨年、キミが依存症を克服して誇りに思ってるとGerardがK!に話してくれたが、それを聞いてどう思った?

〝彼は俺にとって灯台みたいな存在。いつもそばにいてくれるし、サポートしてくれるし、すごく愛情や思いやりあって、僕を育てたようなもんだ。こんなにいいお兄さんは他にいない。俺は本当にラッキーなんだ。〟

今でもMCRにいた頃ほど仲がいいの?

〝もちろんよ。いつだって話してるし、割と近くに住んでるよから時間を見つけて一緒に遊んだりするよ。〟

一緒に何をするんですか?

〝俺らはコーヒー飲んだり、最近の出来事とか、頭ん中のことや創造的に何してるか話したりするよ。彼はよく創造的なことで相談に乗ってくれるから、俺のやってることはいつも彼に話せる。あいつのフィードバックはいつも正直で厳しい。〟

彼はアルバムのことをどう思ってるの?

〝お兄さんは気に入ってるよ。一番最初から全曲の全バージョン聴いてるからね。好きみたいだよ。〟

彼に何かのアドバイスもらった?

〝楽しんでて、あと自分が作りたい音楽を作って、そして楽しく作れ。〟

2016年4月1日金曜日

【mikey】Kerrang! Inside For The Night To Control

Kerrang! Inside For The Night To Control

Kerrang! For The Night To Controlの曲別アルバム紹介

紹介文:Mikey Way and David Debiak
翻訳:@postmcrjapan

For The Night To Controlの曲別アルバム紹介
MikeyとDavidが君のKerrang!限定アルバムの中身をご紹介!


 

1. You Got It All Wrong(勘違いしてる)

Mikey: これはアルバムにとって大きな存在だ。だって人は勝手に俺のことを決めつけてるけど、実はまったく別の面もあるんだ。プロジェクトにもふさわしいと思う。みんなはみんなで勘違いしてると思わないけどね?ちょっとふざけた言い方してるだけさ。
David: アルバムのスタートとしては最高。いいグルーヴ感がある。これを聴くとアルバムが全体的に分かる。

 

2. Right There(すぐそばに)

David: ザ・キュアに影響されたかって?もちろんよ。Mikeyが曲の頭のベースラインを送ってくれた。彼は何回も何回も弾いたよ、そしてスタジオに着いたらその場で作曲作詞した。彼があのリフを弾いたら俺は突然サビを歌いだした。歌詞は元気が出るような感じだけど、それはなぜなのか分からない。その最初のリフがそんな感じだったからかな。スタジオでやった最も楽しい曲だった。
Mikey: 俺も!

 

3. Hey Lacey(ねぇレイシー)

David: Laceyって誰かって?Laceyは女の子だ。彼女は架空の人物だよ、俺らに知らない女の子。一緒に世界に立ち向かうことと、それに伴う苦労についてだ。俺の経験から来た曲ではないけど、作曲した時に頭の中にあるキャラクターが思い浮かんでた―自分のモノにはならない人を欲しがる男のキャラ。2人が結ばれることが困難でそれが曲のベースになってる。
Mikey: 誰にだってこういう経験ってあるだろ?

 

4. I Lied(嘘ついた)

David: 依存症についての曲だけど、Mikeyのことじゃないよ。でもその時の俺らにぴったりだ。この曲が出来た時、そしてリリースされた時はMikeyがまだ依存症に苦しんでいた中だった。
Mikey: 不思議だったよ、Daveの歌詞が俺にすごく響いた。嬉しかったことに俺は作曲出来て、そして歌詞のファンにもなれた。俺は作詞の初心者だ、ほとんどやらないことだからめっちゃ魅力的だよ。

 

5. For You(君のために)

David: この曲はどんどん壊れていく人と、その人を救おうとすることについてだ。妻の母親ががんで亡くなったけど、俺は最初から最後まで妻のそばにいた。彼女は毎日、母親が死ぬという現実と葛藤してる姿を見ていた。
Mikey: 俺にすごく響いたよ。俺にも一緒にいてくれる人がすごく重要だったし、Daveが常にいてくれた。この曲には色んな面があると思う。

 

6.Let You Get Away(君を逃した俺)

David: これは逃した女の子について書いた曲だ。誰にでも分かるような気がするよ。夏っぽいノリノリで車の窓を下ろして爆音で聴くような曲にしたかった。
Mikey: ほらBryan AdamsのSummer of '69みたい!これは俺らの(Don Henley) Boys of Summerだよ!
David: 歌詞的には彼女の目線から書こうとした。ほら〝この男は好きだし、いい人だけどなんかうまくいかなかった〟みたいな。そして彼は人生の楽しい時期、あまり責任がなかった時期を思い返してる。

 

7. Until The Light Goes Out On Me(光が消えるまで)

David: これは(前のバンド)New London Fireのために作曲したもの。Mikeyと俺がこの曲を違う方向でやろうと決めて、もっとElectric Centuryっぽい感じにした。サビをレコーディングした時はたくさんの人をスタジオに招き入れてすごく楽しかったよ。
Mikey: 俺はDaveの曲が本当好きで、これはその中のひとつだ。ちょっと違う感じにしてみたかった。とはいえ、そこまでかけ離れてなくて、まだオリジナルの雰囲気が残ってると思う。

 

8. Someone Like You(君みたいな誰か)

Mikey: Adeleの曲じゃないよ!
David: これはUntil The Light...同様、New London Fireの曲だった。再レコーディングした理由はMikeyがこの曲をちょっとアレンジしたら全然違う雰囲気がでると思うよって言ったから。全てはDan (プロデューサーのD. James Goodwin)のおかげだよ。
Mikey: ヘビーなDepeche Modeっぽいサウンドが欲しかったけど、彼は完璧にそのサウンドにしてくれた。

9. Lately(最近)

David: 作曲した時はMikey、そしてGerardのことを考えてた。人がスターとして開花することを見てるというような曲。歌詞のほとんどはMy Chemical Romanceの人気爆発と有名になっていくことについてだ。
Mikey: すごくユニークな状況だ。俺はSleep Stationにいて頃からずっとDaveのファンだった。いつも彼のアルバムを聴いてたし、いつか一緒に音楽やりたい!って思った。そして10年後はコレだ!

 

10. Live When We Die(俺らが死んだら生きる)

Mikey: これは唯一俺が作詞した曲だ。(何かが)出来ないのにやらなきゃいけないという気持ちをテーマにした。俺の人生にはよくあることだ。たまにはできない時にでも出来るからね。
Dave: 俺の祖父のことを思い出してた。当時は祖父が死んでいくのじかに見ていたからだ。祖父が家族のことを常に想って、そしてみんなにはそれが分かったことを誇りに思った人だった。
Mikey: かなり重い曲だ。