2016年2月25日木曜日

【mikey】Electric Centuryアルバムデビュー(Kerrang!掲載)



Kerrang! Album of the Century

ケラング!センチュリー(世紀)のアルバム

取材:Mark Sutherland
翻訳:@postmcrjapan
記事提供:ElectricCentury.PL

Mikey WayのElectric Centuryがやっとアルバムをリリースする準備が出来ました!そしてなんということでしょう!後2週間で発売されるケラング!の付録としてプレゼントするってよ!

Mikey Wayが僕らに初めて彼のポストマイケミプロジェクトElectric Century(以降EC)を話してくれたから2年、そのプロジェクトがやっと始動する。元マイケミベーシストMikeyとボーカルのDavid Debiakをメンバーとするバンドは元々デビューアルバム〝For The Night To Control〟(夜がコントロールするもの)を2014年の夏にリリースする予定だった。しかしMikey自身の薬物依存治療などいくつかの延長を経て、彼はやっとアルバムを世界に出す決意が出来た。しかもエキサイティングなことにそのリリースはケラング!限定のものだという。近いうちに普通のリリースも予定しているらしいが、正直いうとこの1枚をゲットできるように今から本屋さんで並んでおいた方がいいと思うぜ。その記念すべきリリース日まで退屈にならないように、僕らはカリフォルニアにいるMikeyに話を伺った。なぜこれほどの時間がかかったのか、どういうサウンドなのか、そしてなぜ君たちみたいな連中に無料で提供しようと思ったのか、本人に直撃!

アルバムがやっと完成だね。なんでこんなに時間かかっちゃったの?

大変な作業だったよ!しばらくは私生活が音楽活動の妨げになっちゃった。自分はまず元気になってから再び音楽作れるような状態になるまでちょっとブレーキをかけることに。スタートとストップだったよ、でもそれが逆にアルバムにいいことで、最初リリースする予定の時よりアルバムが強くなったと思う。

2年前に話した時、2014年の夏にリリースする予定だったけど、実現できず・・・

そう、永遠に延長されたよ!でも延長食らったのは逆によかっとことよ、もちろんわざとじゃなかったけど、おかげでアルバムや曲をじっくり、きちんと見詰めることができた。カットされた曲もあったし、時間が経つに連れ曲のマイナーチェンジもした。普通ならそんな余裕がないよ。アルバムがどれほど変わったかっていうと、変わったっていうよりは強くなった。もっとまとまった感じになった、一体感が増したと思う。

そして雑誌の付録として無料で出すよね・・・

出すよ!君たちが初めてこのアルバムを世に出すことになる!俺らからしたら光栄です。

なぞそういう形で出そうと思ったの?

ちょっとリスキーなことをしてみたかった。こういうことをやる人って久しくいてないよね。Princeやったと思うけど(2007年にPrinceがアルバムPlanet Earthを日曜日のThe Mailの付録として出した―編集より)でも今の音楽業界じゃリスクをしなきゃ意味ないよ。時代遅れの昔のやり方はもう通用しないから今までとは全然違う戦略で攻めていかないとね。このアルバムがやっと人の手に届くってすごく嬉しいよ、達成感がある。ずっとハードディスクの中で眠っててどうすればいいか分からなかったけどある日突然閃いた、〝もうタダであげちゃおう〟って。

なぜ特別にケラングを選んだの?

旧友だから。信頼が厚いし、ケラングもすごくリスペクトしてる。前のバンドの内輪に入れた数少ない雑誌の一つでもある。君たちと一緒だとマイケミのみんなの警戒心が緩んだというか。そしてケラングはいつも俺によくしてくれた。本当仲がよくて、いい時でも、悪い時でも僕を支えてくれた。それが何よりの証拠だよね、悪い時でも一緒にいてくれるって。ケラングってマイケミのキャリアに影響あったのかって?もちろんよ、パズルの中のでかいピースのひとつだったよ。マイケミはケラングとの楽しい思い出がたくさんある、一生忘れない画期的な出来事や記事がいっぱい。

無論、ケラングの読者全員がマイケミやECのファンとは限らない。例え、デスメタルのファンならこのアルバムをどう受け取ると思いますか?

前のバンドのファンやこのジャンルのファンでもない人を含めて、このアルバムが楽しめると思う。ちょうどいい具合の曲球だよ。エキサイティングなアルバムだと思ってもらえたら嬉しい。今回は素晴らしい雑誌だけじゃなくて、アルバムももらえるから自分自身の意見を立てることができる。

正式なリリースに比べて、より多くの人に聴いてもらえることができると思いますか?

はい。UKのみんななら、このアルバムを理解してくれると期待してる。UKの人に呼び掛けるようなアルバムだ。New OrderとDepeche Modeが俺に多大なる影響を与えたバンドの二つ。いつかそういうアルバムが作りたかった。俺が若かった時、自分の好きなアルバムがアメリカの大手CDショップでリリースされるとは限らないからマンハッタンまで行ってアメリカで絶対リリースされないめっちゃ高いイギリス輸入盤を買うしか手に入れる方法はなかった。そういう感じのアルバムを目指してた。

最近はたくさんのバンドと仕事しているみたいだけど、君のレコードに他のアーティストの参加は?

一時はたくさんのアーティストが参加する予定だったよ。あの人と一曲したり、この人と一曲したりとか。でも俺とDaveとDan(Goodwin、プロデューサー)だけになると俺らだけの世界になっちゃって。また一時は人をフィーチャーしようと思ったけど、俺は〝今回はやっぱり俺らだけでやりたい〟と。


ツアーは出来そうですか?

俺らは絶対ライブやりたい。今の俺ならツアーの大変さを薬物に頼らずに耐えれると思う。今はまだ計画の段階だ。どんな風にしたいのか、俺とDaveだけにするか、フルバンドでやるか。今はまだ結論が出てないけど、俺らは間違いなくライブをやります。

では今後のECの予定は?

セカンドアルバムはもう準備してるよ、今回はリリースまでそんなに時間がかからないと思う。


そのアルバムもケラングと付録として出すのか?

それはどうかな(笑)別にイヤじゃないよ・・・?

2016年2月24日水曜日

【frank】【動画】Mixdown TV取材

Mixdown TV | frnkiero andthe cellabration


取材:Mixdown TV
翻訳:@postmcrjapan
字幕制作:あゆさん(@shelly1904




えー俺はFrank Iero、
そしてこの曲は〝All I Want Is Nothing〟(〝欲しいのはNothing〟)

♪欲しいのはYou
欲しいのはYou


過去にもバンドでギターとボーカルをやったことある
それで、えーっと
でもそれが天職と思ったことがなくて、俺は
俺は決してそういうのやりたくなったんよ
じゃけんマイケミに入った時、
〝これ最高っ!〟って思ったわけ
ギター弾けるし、歌うことなんか心配せんでええし
だってあれ、バンドで二番目大変な役目じゃと思うとるよ
じゃけんこういう話になった時、
弾くと同時に歌う、それに必要な筋肉をまた鍛えんといけんかったし、
そして次は何が来るかちゃんと考えんといけんし、歌詞を書いた当時の感情を込めて
歌えんといけんし、そして同時に自分は今どこにおるか覚えんといけんし、ギターももちろん弾けんといけんのんよ。
曲を書いた時は歌とギター別でやったけん、ライブでそんな風に曲を再現せんといけんって知った時、
 "やっべ、、どうしよ?〟ってなった。
そしてすぐさま義理のお兄さんEvanをもう一人のギターとしてバンドに加入させた
そして生で弾いたり歌ったりすることが絶対できんと思った曲も出来てて、自分でもびっくりじゃったわい
ゆっくり、少しずつじゃけど、再び色々出来るようになっとるよ


♪heart attackのあの日を思い返して
世界がまだ真新しく感じた頃
曲がった背骨と時間ばかり無駄にして
お前と一緒に過ごせばよかったのに

欲しいのはnothing
欲しいのは手に入れないものばかり
欲しいのはnothing
お前があと一秒だけ俺のことだけ見てくれないなら

やろうとしとるのはギターで自分の性格と声を表すことなんじゃけど、
それが結構大変で
でも指先から自分の心をなんとなく伝えることが出来るなら、それでええ
作曲のプロセス、曲を書いたりとか仕上げたりとかに関しては、
一人でやるとやっぱり全然違うんよ
俺はバンドの環境が好き、ほら5、6人と同じ部屋でお互いを高め合いながらコラボしたり、
〝おっ!ええのぅそれ!〟ってインスパイアされて、こうしようああしよう言いながら、そういうきっかけっていう刺激がなかったら絶対思い浮かばなかったことをやってみたりしてね、
しかしソロの時、cellabrationの時、レコードになるものは全て自分から来たものなんよ。考えてみると、ひるむようなことじゃけど、同時にかなり達成感あることでもある。

♪欲しいのはYou
欲しいのはYou
今は思い出しか残ってない
お前が隣で寝てる感触
今じゃ俺らはただの思い出だけ
親友だったのに

欲しいのはNothing
欲しいのは手に入れないものばかり
欲しいのはNothing
俺がお前の、お前が俺のものだった時間をあと一秒だけもらえないなら
欲しいのは過去の俺らがなれなかったもの全て―

楽器の全てに魂が宿っとる
フェンダーツインを100本買ってもみんな同じ音はせんと思う
100本のエピフォンも買っても同じことじゃ。エピフォンはいつも俺にめっちゃよくしてくれた。ギターを始めた時は割と安いブランドだったけん、
当時はみんなが持っとったお金を全て集めて、〝よし今週はお前にギターを〟そして3ヶ月後は〝はい、次はお前にギターを〟って感じじゃった。
ツアーや移動中に壊れんけん丈夫でええギターじゃったけん、俺はいつもエピフォンのレスポールを買っとったんよ。
長い間弾いてたら、エピフォン本社から直接連絡が来て、俺をアーティストとして、そして俺が入っとったバンドもサポートしてくれた。
ある時、エピフォン側から〝ギターを作ってみない?〟という誘いが来て、実際に作ったんよ、
エピフォンとコラボでファントマティックというギターを。ベースはウィルシャーであとはレスポールからの要素も取り入れたフランケンシュタインみたいなギターを作った。大好きなギターでずっと弾いとるよ、めっちゃ多彩じゃけん気に入っとる。

えーこちらはエピフォンのエリーティストシリーズのアコースティック、〝マスタービルト〟っていうんじゃけど、素晴らしいギターなんよ、こいつが大好きじゃ。
ジョンレノンモデルもあるし、普段ライブでEvanが使っとるよ。あとマーチンモデルも持っとるし、あれはうわ、もう10年前ぐらい買ったやつで、あれも弾くのが大好きさ。
俺的になんじゃけど、俺的に普段は愛用の楽器を弾くと、たまに壁にぶつけることがあるんじゃけど、
でも別の楽器に持ち変えるとその壁を簡単に乗り越えちゃう時もある。
この曲にこのギターを、違う機材で視界が開くことも。
ギターショップで商品を手に取ると〝ん〜なんかこのギター空っぽみたいじゃ、俺には合わん〟って時がある。
あれみたいじゃ―これアホみたいな例えじゃけど―ハリーポッターが自分の杖を見つけた時みたいじゃ、分かる?通じ合えるものとそうでないものがあるよ。

♪欲しいのはYou
欲しいのはYou
欲しいのは、お前が、俺がお前から離れないことを望んでほしいよ
欲しいのは、お前が、俺がお前から離れないことを望んでほしいよ






2016年2月23日火曜日

【frank】【動画】Music Feeds取材

Music Feeds Frank Iero Interview 2016


取材者:Music Feeds Australia
翻訳:@postmcrjapan 
字幕制作:あゆさん(@shelly1904)




元動画はこちら

やぁ俺はFrank IeroのFrank Iero(笑)そしてこちらはMusic Feeds

メイト(オーストラリアの方言で〝友達〟)Frank--

あいよ

元気かい?

まぁ元気よ(笑)

オーストラリアへようこそ!

ありがとうございます!
大変な道のりじゃったけど

昨日の夜はオーストラリアの日のお祝騒ぎで大変面白いことを見たって聞いたけど?

ええ、まぁ
俺らは25時間以上という長い空の旅しててさ
ほいで乗換もあるわ、出発の遅れを食らうわ、スーツケースが紛失されるわ、フライトがキャンセルされるわ、
そして突然ここに着陸して、ホテルに着いて、
〝じゃ何か食べに行こうか〟ってエレベーターに向かっとったら
まるで空の雲が裂けて天からの声が
〝ダメ!お前らには何も食わさんぞ!〟
俺らはとりあえずホテルを出て、〝よしそこにコンビニあるけん、水でも買って寝ようっか〟って
コンビニに向かって一歩、ほんまに入口に向かって一歩しか踏み出してないのに
突然若い、青年?がさ、この痩せてる青年がさ
非常に短い、たとえば何じゃろ?切手ぐらいの大きさの
オーストラリア国旗柄ショートパンツ履いてて、その上びしょ濡れなんよ、
もうびっしょびしょ!
ほいで彼が突然猛ダッシュで道の角でこう(手を腰に当てる)立つんよ
で俺らが〝えっ彼のこと待っとった方がええんかいのぅ?彼が彼なりの目標を果すまで待っとった方がええやね〟って言ったら
あいつ急に走って逃げたんよ!あれみたいじゃったよ、Mighty Mouseって分かる?

分かるよ~

Mighty Mouseみたいじゃったよ、ひゅーって走って逃げたんよ、もう見えんかったぐらいの光の速さで、青と白と赤の何かしか見えんくてからおらんくなったんよ。ほんま不思議じゃったわ~

もしこの男がこれを観てるなら、ぜひ出て来て欲しい。絶対フランクに会って欲しい。

じゃけんね、オーストラリアって聞いたらそれしか思い浮かばんのんよ。〝あ!あいつじゃ!オーストラリアのあいつ!〟

まぁでも来てくれて本当に嬉しいよ。Soundwaveに来たのに残念ながらキャンセルになって―

ええ。

キャンセルのことはどう思いますか?

いやぁ~あれね、残念じゃったよ。俺はのぅ、何年間前からキャンセルにされるまで、フェスの内情に通じてたけど―ほんま残念じゃよ。俺、楽しみあまりにキャンセルされようがどうしようが、俺は行く!って決めたぐらいじゃけぇ。ずっと、ずーっと長い間このオーストラリア旅を楽しみにしとったけんね。アルバム作って、そしてリリースされることやツアーすることが分かって、アルバムの曲をここに持っていきたい、ここでライブやりたい!って思った場所のひとつはオーストラリアじゃった。ほいでVagrant(レーベル)が取引しててここでもアルバムがリリースされるって知った時は、〝よっしゃ!完璧じゃ!これは絶対いい経験といいツアーに繋がるぞ!〟ってワクワクしとったら、あれやこれやブッキングされたり駆け引きあったりしとったけんSoundwaveまで来れんことんなって、ほいでパーになったんじゃろ?

ええ

じゃけん〝え~〟って感じで、なんかこう、まぁ神様が存在するか分からんのんじゃけど、なんじゃろ?天国で地球を操っとるガラクタスとかみたいな者が―

〝神らしき者〟が

そうそう、そういう神らしき者、彼女が〝ノー!〟

ええ

〝来てはならぬ!〟きっとスーツケースの紛失も、大雪のことも彼女の仕業じゃろ?

まぁ―

因みに、ガラクタスって、たぶん、たぶんなんじゃけど、あのショートパンツのあいつよ―ほんま、きっとアイツじゃと思うよ!アイツが〝ちきしょー!着いちゃったよ!〟

まぁでも本当来てくれてよかったよ、そしてすぐそこのUtopia Recordsでライブやるんですね?

ええ 

ねぇ知ってる?ここから徒歩4分だよ!

おい言うなや!

徒歩4分だぜ?! 

俺らの宿泊先をばらすなよ!

ウェストサイドにね

right
そう

ね、それでこの話になった時、最初はバンド全員と一緒に行こうと思ったんですか?

思った

しかしやっぱりあれで― 

高ぇよ~

そうね、高いよね

ほんま高いわ

お金がかかるぞっ!

ほんまかかるぞっ!

まぁ、俺らはこう思ったんよ―キャンセルされても行こう、ライブやろう。でも既にSoundwaveのチケットを買った人がおるって知ってたんよ。じゃけんファンがライブに行くのにまたお金を出すってことにどうしても納得いかんかったわ。だって仕方ないことなのにファンに負担をかけるなんて、のぅ。かわいそうじゃろ?

じゃったらオーストラリアで無料ライブってどうかいのぅって思ったんじゃけど、見積り見たらうわっムリ!って(笑)うん、こりゃムリじゃ、とんでもない金額じゃわってなって。もし経済環境が違ってたらのぅ、なんとかなったかもしれんけど、うん、うまくいかんかったのぅ。じゃけん次はとりあえずどうにかならんかいとレーベルと話し合って、どうやってここで―しかも無償で―もう来てくれるだけでええような形でキッズにプレイできるか考えたんよ。

ほいでUtopiaとEurekaが出てきて、〝おう、うちなら協力するよ、一緒にやろう〟言うてくれて、レーベルやらのOKも出たんでどうなるか分からんけど、まぁ楽しいとええな、たぶんめっちゃ楽しいライブになると思うよ。

きっとそうなるに違いない。取材を終わらせる前にもうひとつ聞きたいことがあるんだけど、近い内に―数ヶ月後とか―新曲とか出ますか?

おう!出るよ。考えてみると今後の3週間がめっちゃ忙しくて、いや、実を言うと次の6ヶ月がめちゃめちゃ忙しいわ。ここのライブが終わると帰国して、そして子供の頃から一緒にレコーディングしたかった人物と1週間のレコーディングセッションの前に念入りにリハして、え~っとそしてフルアルバムの曲を仕上げて、春の終わりか初夏ごろにアルバムを録音。

新曲、楽しみにしてます!

おう、ええ曲いっぱいあるけぇ

今日は取材させてくれてありがとうね、フランク!

こちらこそ!

オーストラリアをエンジョイしてね!裸同然のショートパンツ野郎にご注意を!

イヤじゃ、もうこりごりじゃわ

でしょうね

【おまけ動画】

RamonesのRockaway Beachカバー



All I Want Is Nothing (FIATC)



2016年2月19日金曜日

【frank】【動画】Digital Tour Bus取材

Digital Tour Bus
Bus Invaders取材



DTBの動画はこちら

取材者:Digital Tour Bus
翻訳:@postmrcjapan
字幕制作:@shelly1904

どうも、俺らのバスへようこそ。俺はFrank Iero、frankiero andthe cellabrationでボーカルとギターをやっとる。ここで1ヶ月も生活しとるよ。どうぞ。

俺らはずっとなにかしらと観とるし、なにかしらと聴いとる。なんか衛星を使ったやつもあるんじゃけどテレビが見えたり見えなかったり、、大体なんも見えんけど、Xboxも壊れとるし、プレステはちゃんと動くけどDVD専用になっとる。昨日はSome Kind Of Monster観たけど、The Departedいつも流しとるし、The Shiningもずっと流しとるし、Full Metal Jacketはちょっと気味が悪いけぇあんま観んけど、Rushmoreもいつも流しとるし、あと最近めっちゃ優しいお嬢さんが俺らにTwilight Zoneシーズン1をくれたけん、毎日観よるよ。前回のツアーはSeinfeldじゃったけど、あれね、ずっと流しとるとなんか和むよね。バスに入ると〝あっ!ジョージじゃ!〟みたいな。癒されるよね(笑う)

(*Seinfeldは本当に面白いよ、何度観ても笑うような番組。ジョージは登場人物の一人。)

これが俺らのコラボ作品コレクションじゃ。最近こういうの始めたんじゃけど、俺はめっちゃラッキーなんよ。バンドを見に来る人の中で芸術的な才能がある人が多くて、彼らが俺の音楽にインスパイアされてアートを作るんじゃ。でも作品全部が全部で保管することができんくて、どうすればこの絵をより長く活かせることができるんかな~って考えてたら〝サプライズコラボプロジェクト〟っていうのを思いついた。プレゼントされた作品の中から俺的にきた!って思った作品を選んで、描き足していくんよ。終わったらそれをインスタとかにアップして、なんちゃって共同作みたいな感じにはるんよ。ゆくゆくは、eBayとかそういうオークションサイトでコラボ作品を出品して、売上をチャリティーに寄付したいんよ。今回のツアーの終りとか、いつするかまだ決めてないけど、あと描いてくれたアーティストの許可もいるんじゃけどね。まぁとりあえずこういう作品があるよ。コレ、このアーティストはロシア人じゃったかな?素晴らしいアーティストさんで、彼女はKristmanっていうんじゃけど、これも彼女が描いたよ、このSweet Pea, ノトーリアスPEA(ノトーリアスBIGのもじり)。

このバスはのぅ、ぼろいんよ。じゃけん収納スペースが全然ないんじゃけど、こうどかせると、たまに下に変なものが、、ほら、モンスター(ドリンク)があるのに俺らはモンスターなんぞ飲まんよ。誰が置いたんじゃろのぅ?どっかのモンスター(化け物)じゃったかな?えーパンがちょっこっと残っとるし、フルートループ(シリアル)もちょっとあるし、あとカップヌードルもいつもストックしよるよ、でも俺は食わんよ、気持ち悪くなるけぇ。あ、でも、俺はScooby Snacks(お菓子)食べるよ、めっちゃ好き。そして、あ!ここ、これはキッチンん中で俺の一番好きな棚!だってシリアルでいっぱいあるんじゃ!ほら、Count ChoculaとかFrankenberryとか!うまいやつばっか。普段はマシュマロがあんま好きじゃないんよ、なんかうえーってなるけど、シリアルに入っとるマシュマロなら普通に食える(笑)

ここは紅茶コーナーじゃ。あとこういうのもある、EmergenC(ビタミンC入りのど飴)、Throat Coat(喉の痛みや炎症を抑える効果がある生姜入り紅茶)はマストアイテムじゃ、いつも持ってるんよ。そしてこいつが俺の電気ポット、これがあるおかげでなんとか声を出せてます(笑)

ここはスケジュールを貼っとるとこ。入場や荷物運び時間、僕らやJared Hart ―彼は一緒にツアーしとるシンガーソングライター ―のサウンドチェックのスケジュール、そしてRoger Harvey、彼にもサウンドチェックがあるんだよ、彼と彼のバンドのね。俺らは全員このバスで生活しよるよ、同じバスで同じツアー。そしてステージ時間も書いてある、ほら、会場45分後はJared、次はRoger、25分セットチェンジでドラム組み立てなどしてから俺らは20:20分からじゃ。今夜は早めのライブじゃね、シカゴでさ年齢制限なしライブやったらさ22時の門限があるらしいけぇ、ほら、そこに書いてある。えーそして4時にバスで集合して出発。明日はミシガン州に行くんじゃったっかな?あ、あとこれを見ると会場の重要情報も分かるよ、ハウスデスクとは何だとか、モニターはどこだとか、プロダクションオフィスがあるかないか、ランナーがいない、シャワーもない、個別トイレがひとつでスタッフと共用、なんだ全然問題ないよ(笑)そしてこれが住所じゃ、知りたいことの全てが揃っとる。

このカゴはお菓子カゴでご自由にどうぞみたいな感じなんよ。今はこのめっちゃ美味いIBCルートビアー飴と、これはあんま好きじゃないやつじゃ、アニスがね、嫌でね、あーあとはなんじゃろ?ティッシュとか、フラスコ、あとろうそく、ココア用のマシュマロ、Twizzlers(お菓子)はいつもある、あとはこのちび俺ね。こいつはTwizzlersといつも一緒なんよ、Twizzlersの番人じゃ。そしてクージー(断熱のために缶や瓶を覆うもの)も、これはあると便利やね。ここでいつも朝食を食べるんよ。苦手な食べ物とかあったら、食べてくれる人にあげるのがルール。動画を見て分かるかどうか分からんけど、バスが若干斜めなんよ。バスが駐車しとるといつもこうなんよ(体を斜めにするFrank)。最新のツアーバスじゃないけどまぁ、ないよりマシじゃけぇありがたいわ。

クーラーボックスもあるよ、中身はビールと炭酸がほとんど。あとはなんじゃ?これ昨日買ったよ、早よ飲みたい。そしてコレ。これは今夜のメシにするやつ。そして~え~っとこれは美味いよ、西洋わさび入りのマスタード。あとはチーズとか、やや古い肉みたいなもの、Clem'sからテイクアウトしたBBQ、アーモンドミルク、クランベリージュース、あとコレ!こいつはすごいよ、この生姜シロップをね、紅茶に入れると喉が楽になるんよ。うん、これぐらいかな?開かんようにちゃんとドアを閉めよっと。

え~と、これがバスルームなんじゃけど、シャワーはあるものの、絶対使っちゃいけんよ、ヤバいけん。シンクもあるし、トイレもあるよ。好きな時にしょんべんが出来るって嬉しい限りよ。しかし、これはすいぶん昔学んだことじゃけど、シンクがあるとはいえ、歯を磨いたりヒゲ剃ったり、普通シンクでやることは絶対しちゃいけん。バスの下にあるタンクの気持ち悪い水使っとるけん、ブドウ球菌感染症に感染するよ。手を洗ってもええけど、その後は消毒した方が安心。次は寝どころを紹介する。

よし、2段ベッドが12個の満員バスじゃ。ここは俺のベッド、あんまキレイじゃない(笑)俺はコレ(かばん)をこう奥に押し込んでこう寝るんよ(笑)じゃけん陰でみんなに〝マウス(ネズミ)〟って呼ばれてんじゃろうね。でも扇風機もドリームキャッチャーも、雑誌や本もあるよ。新しいスターウォーズがフィーチャーされたEntertainment Weeklyとか。俺は今Joe HillのHornsを読んでて、どっかにあるよ。おっ、これ充電器。奥にあんかもあるし。そうじゃね、あとはなんじゃろ?カメラやリュック、レコード屋さんで購入したレコード(笑)この小さな箱はなんじゃ?これのぅ、俺の宝箱なんじゃ。あ!先日はColumbia, MOのRose Music Hallでライブやったけど、ソルドアウトじゃったけんトロフィーくれたんよ。気に入ったけんこれはとっとく。これはめっちゃ美味そうな蜂蜜じゃけど帰るまで開けたくない。ステッカーが入ったノート、Jared HartのCD―素晴らしいアルバムだぜ?―栓抜き、、あ!これ見てみ!女の子がくれたんよ、すごいじゃろ? 彼女は溶接の仕事しとるらしいよ。コレ(トイレットペーパー)も大事よ、たまに会場にないけぇ必ず持っていくこと。あとガムテープ、あると便利ガムテープ。コレはSan DiegoにあるダイナーWaffle Spotからのマグカップ。世界一大好きなダイナーなんよ、もう魔法の国みたいじゃわ、見つけてほんまラッキー。宝物じゃ、全部俺の宝物じゃ(笑)あとなんかケーブルもあるよ。ん~あとは?そう!ラウンジじゃ!Tシャツ工房を見せよう。

昨夜のミズーリ州公演でグッズが全部完売しちゃって、Tシャツもパーカーも全部。ええことじゃけどね、ええことなんじゃけど、サンクスギビングだったけん、いつものグッズ業者さんが休みだったから、ラストのクリーブランド公演までTシャツがまったく入らんことになって、そんで俺がよーし、じゃこうしようとWalmart(食料品から衣類までなんでも揃うお店)に行って無地のTシャツをいっぱい買ってきた。で、昨日は徹夜して衣類用マーカーで2種類のTシャツを作った。これがSweet Peaのやつと、こいつがよく描く幽霊Boozey。今夜は売り切れるまで販売すけんね。というわけで、Tシャツ工房でした。

あ、そうそう、これがもうひとつの作品なんよ、Frankっていう人が描いてくれて、ほいで俺がペイントマーカーと油性マジックで描き足した。これめっちゃ好き。なんか飾っただけで部屋が明るくなる。これも昨日もらったけど、すごいじゃろ?俺のワンちゃん、Sweet Peaじゃ、ほら、Tシャツにも描いてあったじゃろ。そしてこいつらはBoozey、ね。なんかファンの間で人気あるみたい(笑)

こちらは禁断の部屋。ライブのあと、みんなここで汗びっしょりになった服を置くんよ、たとえばあれは俺のライブ用パンツじゃ(笑)。じゃけん、ここに来て、さっさと着がえて、そしてさっさと部屋から出る。ここで長くおりたくないんよ、誰も。全然いい匂いせんよ。でもここ意外と広くてさ、昨夜はここでずっと作業してて、もう最悪よ(笑)ここはそういうとこよ、みんなのガラクタ部屋。ベッドや下の荷物入れに置けれないものとかが全部ここに。トレーラーもあるけど、こんだけ満員のバスじゃけんあれはもうグッズとかでパンパン、まぁ今はそうでもないけど、本来ならグッズと機材でいっぱいじゃけんここをガラクタ部屋として使っとる。

じゃ、バスに来てくれてありがとう!楽しんでもらえたかな?色々見せたけど、恥ずかしいものとか見せてないとええけど。バンドのことをもっと知りたい人はfrank-iero.comをぜひチェックして。あとTwitterもなんとなくやっとるよ@frankiero、そしてグラミーのInstagramでは@frankieromustdie、です。これからはクリスマス休みに入って、そしてオーストラリアのSoundwaveに出るけぇ。そのあとはアルバム制作に入るけん、また次回じゃ。ありがとう!

2016年2月16日火曜日

【frank】【動画】Periscope取材

TheMusicComAu Periscope





取材者:@TheMusicComAu
翻訳:@postmcrjapan
字幕:あゆさん(@shelly1904)

やぁみんな!今、私はFrank Ieroと一緒にUtopia Recordsに来てます!

どうも!

やぁFrank!

どうも、調子どう?(笑)



すごくいいのよ

俺、わくわくしとるわ。こういうことができるってめっちゃ嬉しい!世界一好きかも

楽しいっしょ?

そうなんよ、だってどっちみちレコード探しするけんね(笑)ツアーに出てる時って半分レコード探ししよるけんね。

なら今回の取材はぴったりだね!

正直に言うとこういう取材が一番好きじゃ。ってか今配信中?生配信の取材じゃったっけ?

生配信中でございますよ、すごくたくさんの人が見てる。ハーイとか言ってるよ。

ほ~う、じゃハロー!(笑)この配信のええとこはね、たぶんアメリカは今深夜じゃけぇレコードショッピングが嫁ねバレんとこじゃ

(取材者が笑う)

そこがええんよ

でも終わってからも観れるよ

うわっ!観れるのかい!

言いたくなかったけど、君はセーフじゃないよ

みたいじゃね、しゃーないな

さてさて、まずSoundwaveがキャンセルされたのにオーストラリアまで来てくれてありがとう!みんなすごく喜んでるよ。

こちらこそじゃ。ずっと楽しみにしとったんよ、だって何ヶ月前に電話で話したよね?

だいぶ前、ええ

じゃろ?で、俺ずーっと来たくて、ほいでフェスがやっと発表されたのに突然ダメになってさ、残念じゃったよ。残念じゃったけど、ならば俺らで楽しめばええやん?って思うて

もともとはフェスの代わりにヘッドラインツアーの予定とかあったの?代わりに何か楽しいことを!とか思ったの?

とにかくキッズに負担をかけるようなことはしたくなかったんよ。ほら、“フェスがキャンセルになったけぇまたチケット買え!”みたいなこと。

そうだね、それはさすがに嫌だね

おかしいじゃろ?それに数週間でツアーをまとめるのが大変でのぅ。やるならちゃんとやりたいけぇ、こういう形がベストかなと思った。ここに来れるし、遊べるし、キッズもタダで来れるし、一緒に曲やったり、トークしたり、サインしたり、そして誰にも負担はかからん、ね?フェスの代わりに。




だね、そして君がお金なんかのためじゃなくて、音楽のためにやってるってすごく伝わるわ。そうであるべきよね。

ほうじゃのぅ(笑)むしろ赤字じゃ(笑)



でしょうね!


でもかまわんよ。だって、全てが始まった時に、レコードはどこに持っていきたい、曲はどこでプレイしたい?って聞かれたけど、俺はずっとココって言ったよ。ココでプレイするべきって気がした。ほいで(FIATCのレーベル)Vagrantがココのレーベルと契約をした時、レコードがオーストラリアでリリースされるって聞いてほんまワクワクしたよ。長く来れんくてごめんね。

どうにかしてこのツアーを実現したかったっとことね

そう、絶対実現させたかったんよ

特別な未発表曲とかでもやるんですか?

それね、ずっと悩んでたけどね、俺が若かった時はさ、バンドが未発表曲をやってくれるのが嬉しかった。次はどっかでその曲の海賊版を発見して、でもほんま探さんと絶対見つけれんみたいな?でも今はもうそういうの見つけるのが簡単すぎてのぅ。それに曲を試すつもりでプレイしたのに、それがネットにアップされたらまるで決定版みたいな感じになって、曲変えたら人が怒ったりしてさ。じゃけん未完成じゃっつーの、ってね。やってみたかっただけなのに。じゃけん今回はやらんと思うんじゃけど、楽しいこと計画しとるよ。いつもとちょっと違う感じで、スペシャルな感じでのぅ。


きっとそうなるだろうね!よーしじゃ、レコード見てみよう。いっぱいありますよ~ Frank、君がすぐこのNeil Youngを手に取ったけど?

おう!俺はこのレコードが大好きじゃ、自分のトップ3に入るよ。2014年か13年ら辺リリースじゃけど、電話ボックスみたいなレコーディングブースに全ての曲を録音したっていうのが気に入っとる。

50年代みたい!

そうそう!25セント入れてメッセージとか曲を直にレコードに録音できるやつ。Third Manにもあるんじゃけど、10ドルか15ドル払ってレコードの録音ができるよ。俺だって何回かやっとったよ。

すごい!いいじゃん!

因みにこのレコードのサウンドは最高、ほんま最高じゃ!素晴らしいレコードじゃ。俺はもう持っとるけど、友達にもらってのぅ

今見たけど、〝あれ?3ドル97なの?〟って(笑)

いや~違うのぅ(笑)

〝おっかしいな~〟

ほうじゃろ?これはのぅ―

ちょっと高めなのね。Sergeant Peppersも見てたけど、100ドルもするね

えっそうなん?高っ!

うん、ファーストプレスらしいのよ

なるほど

高すぎ!

じゃね!あ、あれもいいよ

最後買ったレコードは?

え~っとBlack Starじゃった

Black Star!さすが!

さっきも話してたけど、プレーオーダーしようって思って、でもどうしてもレコードも欲しかったけん、土曜日にリリースされたっけ?ほいで月曜日にレコード屋行こうって思ったんじゃけど、彼はその前日の夜に亡くなったんよ。タイミングがタイミングで、レコード屋に行ったらBowie流しとるし、お店の雰囲気も暗かったし

暗かったでしょうね

めっちゃ不思議じゃったよ。俺がお店に入って〝え~っと俺もDavid Bowieのレコードを、、〟

俺も、ね(笑)

ほんま変な感じだったよ、でも本当にお店に1枚しか残ってなかった。そしてこの俺が買った。

あれはいつかすごい価値になるんだろうね

そりゃどうかいのぅ、、、

まぁ君はきっと売ったりはしないだろうけど

せんよ、素晴らしいよ、ほんま素晴らしいレコードじゃ

彼が亡くなった後はずっとオフィスで流してたよ

重いよね、めっちゃ重いよね

特にLazarusがね

そうじゃろ?あ~もう他の話にしよう

そうね!

うん、そうじゃのぅ、、

君ってロシア人のファンが多いわね!

多いじゃろ!

ロシア語がいっぱい出てるよ、読めないけど(笑)

そうじゃろ?ようあることなんよ。俺もさっぱりじゃわ。いつも〝ん、、、うん。〟って感じなんよ、俺。

ありがとう、、かな?みたいな(笑)

(小声:うわっ!これ大好き!)たまにのぅ―

何のレコード?

Joan Jettじゃ

あ~Joan Jettね!

たまに〝ロシア語のコメントを翻訳サイトで調べればいいじゃん〟っていうコメント来るけどさ、お前じゃよ!お前が英語に翻訳してから送れよって感じ

同感です

じゃけぇとりあえず訳せ!(笑)



訳せ!(笑)コメントに〝はいパパ!〟って

うわ、ざっけんなよ、、ほんまに、のぅ!(笑)



わお、Joan Jettがいっぱいだよ、ほら!

あれ?おかしいなぁ、これ場所が違うな

正しいとこに戻すの?

戻すよ。

違う場所に置いたらダメってことかな?

こういう様々な黄色があるっていいよね、マスタードっぽい色から― これ。これぞアルバムジャケットじゃわ。ヤバイじゃろ?

いい女だね

ほんまよ、かっこええわ

唯一マレット・ヘアが似合う女性だったわね

同感じゃ(笑)おすすめの音楽とかあるかいのぅ?あっそれええかも!音楽のおすすめ!

私から、ですか?

いや、まぁPeriscope観とる人からとか、もちろん君からも

最近はLeon BridgesのComing Homeをバイナルで買ったよ

ええじゃん

まるでタイムマシンで過去から来たばっかりって感じだよ、結構おすすめよ

俺はのぅ、数曲聴いとって、ええ感じじゃ思うたけど、めっちゃ好き嫌い分かれると思うんよね。めっちゃ好きか、彼がただ役者みたいに演技しとるだけか―

それ分かる

個人的な意見じゃけどのぅ

まぁね、ただ演技してるだけかも分かんないね
えーっとね、State Champsをすすめてる人がいるよ、あと~Moose Bloodね

おう!Moose Bloodのぅ、もう持っとるよ(笑)新しいアルバムが出るらしいよ、レコーディングはもう終わったと思うよ

あと〝Taylor Swift笑〟って

それのぅ、面白い話あるんよ。俺は子供おるんやけど、子供たちが昔の音楽ばかりで育てたくて、ほら部屋にビートルズのポスター飾ったりとかさ、でも無理やんね、子供の誕生会行ったり学校行ったりするけんね。でも誕生会で最近のポップス聴くとのぅ、あいつら〝何なのこれ?〟って、周りの女の子たちは〝え??Taylor Swiftよ?〟




Taylor Swift知らないの??みたいな

女の子たちが〝車の中でこればっかり聴いてるによ!〟って、ほいで娘たちが〝えー車ん中でこんなの聴かんよ!〟って(笑)俺はただ悔しくて、妻とちくしょー!みたいな(笑)

聴かせないつもりだったのに!

でものぅ、おもろいのは聴くんよね~俺が。Ryan Adamsバージョンつい最近買ったよ。

1989のね

ヤバイんよ。あんまりにも好きで、ちゃんとアルバムを聴いた方がええような気がして

聴くがいいよ~

でもShake It Offなら知っとるよ、あの曲聴いたら娘のLilyのテンションがわぁーなって(笑)彼女、あの曲大好きなんよ

何歳なの?娘さん

5歳

あ~そりゃハマる年齢だよ

そう、でもLilyもRyan Adamsバージョンが好きじゃけん許すよ

本当?でもちょっと悲しいっていうか、暗いと思わない?ちょっと(笑)

俺は悲しい曲が好き

悲しい曲が好きか?じゃいいよね

ってか何が悲しいんかい?Ryan Adamsのカバーが?それともLilyはあの曲が好きってことか?

いやややや、Ryan Adamsの1989が。超暗いじゃん

雰囲気出とるよね~あれ。 ええ感じじゃ、大好き―お!あのDevoレコード見ろ!

えっどこ?あ、すごい!帽子が!ヘルメットが!

おう

ちょっとこっち行ってからそろそろ終わろうか?

あ、うん、ごめん

no people are loving it, it's cool i just
いや、みんなめっちゃ楽しんでるみたいで―

わぁ、あのRunawaysすげぇやん

日本版だぁ

すげぇな~

POPもいいよね~

ほんま、ええよのぅ!若い頃行っとったレコード屋あったんじゃけど、パンクなレコード屋だった。ニュージャージーのモンクレアにあって、パンクロックしかストックなかった。店をやってた兄さんが超パンクロッカーで飼ってた猫は片目しかなくてさ、ほいで書きよったPOPがめっちゃ病んでたわい。例えばさ、俺はこの、、、Rodriguezの新しいやつ、気になるってレコードのPOPを見てみたら〝Rodriguezね、あの人に似てるけどあいつよりど下手でくそみたいな最低人間。コレを買ったお前もクズ〟そういうわけ分からんことばかり書いてあったんよ。で自分が〝えっ?じゃ俺、、クズ?でも、、あれ?〟俺の若い頃はそんな感じだった。SeinfeldのSoup Naziみたいじゃったよ(*アメリカのコメディードラマに登場した超超超ハイパー厳しい店長キャラ、、YouTubeで検索してごらん)レジまでお金を持って、〝えーAppetite for Destructionをひとつください〟ほいで店長の兄さんが〝クズみたいなバンドじゃい!二度と来るな!〟

いや~今日は来てくれて本当ありがとうねFrank!みんな楽しんでるみたいだけどそろそろ切らなきゃ。

そうか~まぁでも観てくれてありがとう!そしてたくさんの質問をありがとう!

いえいえ、質問のプロですからね

そしてレコードも好きなだけ見させてくれてありがとう、こういうの大好きじゃけぇありがとう

ありがとうございます!

2016年2月1日月曜日

【frank】Spotlight Report取材

Spotlight Report取材


取材者:Jana Angeles
翻訳:@postmcrjapan

英文はコチラ

紅茶派、それともコーヒー派?
うわ。絶対コーヒー派なんじゃけど、ちょっと胃がね、荒れちゃうんよね。ちょっと話長くなるけど、2年前ぐらいにボイストレーナーに色々とお世話なったんじゃけど、俺ほんま歌い方がわからんくて-そういうのよくあるかも(笑)-声って一番演奏しにくい楽器らしくて、ほいで俺的にはドラムが二番目なんじゃ。声帯が見えんけぇ一番難しいと思う-だって楽器って触ったりせんとどう動いとるか分からんけんね。それに声帯って自分のやること全てに影響されるんよ。天気が寒すぎたりとか、寝違ったりとか、寝不足とか、もう面倒なんよ。じゃけん俺のボイストレーナーが紅茶を勧めてくれた、紅茶の話ばかりされてくそ嫌いになったほどね(笑)。でも本当に効くんよ。少なくとも俺は効くと思うよ。プラシーボ効果かもしれんけどね。まぁでももしコーヒーが飲めたら、絶対にコーヒーを飲む。
当然、君は牛乳がダメだから豆乳かアーモンドミルクで飲んだりするでしょうね。
普段はブラックで飲むんじゃけどね。ブラックと砂糖が好き。
オーストラリア、そしてシドニーとメルボルンに来てくれたことはもちろんファンの皆さんがすごく感謝してます。これからのライブは楽しみですか?
ほんま楽しみじゃわ。今回はライブの興奮もあるけど、同時にみんなとのんびり話すこともできる―そういうのが好き。サウンドウェーブがキャンセルになったって聞いた時、めっちゃ落ち込んだんよ。ずっと楽しみにしてたオーストラリア旅だった。実は来る前に誰かと話してたんじゃけど、Stomachachesが1年半も出とるし、絶対冬に行きたかったのにうまくいかんくて。去年も行こうとしたけど、あいにくタイミングの問題で出来んかった。
開催してくれたUtopia RecordsとEureka、そして全てを計画してくれたレーベルに感謝じゃ。もうね、“ファッキンどうかしとるで”って感じなんじゃけどね、素晴らしいよ。楽しんでてほしい。曲をやって、そしてお喋りしたりサインしたり、なんでもあり。
来るのも一苦労だったらしいね。
オーバーに言っとるわけじゃないけどよ(笑)、ニューヨーク市が歴史上最高の積雪に見舞われてのぅ、26か27インチ(~68センチ)くらい。土曜日の夜の便に乗るはずだったけど、フライトが全部キャンセルになって、翌日まで欠便に。ほいで翌日出発したら、次は2時間遅れをくらっちゃってからやっとシドニーに到着したと思ったらスーツケースが行方不明に(笑)でもギターが無事到着したよ。
〝 子供の言う事にめっちゃインスパイアされて・・・〟

移動中に楽器がなくなったってミュージシャンあるあるらしいですね。

でもね、到着した時に空港のデスクで飛行機に乗る前の歯ブラシとかが入ってるセットみたいなやつもらったけぇ、とりあえずはなんとかなったよ。Paul(フランクのマネージャー)がわざわざ空港に戻って自分のスーツケースを取りに行ったぐらいじゃけぇのぅ。でも正直、こういうのが醍醐味じゃ。オーストラリアに行く度に何かしらのトラブルに遭うけぇ覚悟しとったわ(笑)
サウンドウェーブにブッキングされた時はもちろん、大規模フェスの観客の前でプレーすることを想像したと思うけど、観客の数が減ったとは言え、全員正真正銘のFIATCファンの前でこぢんまりとした会場でライブをすることになった今はどんな気持ちですか?
ある意味で嬉いよ。フェスはのぅ、ええもんじゃけど、好きかどうかというと実はそうでもないわい。到着すると会場は混乱しとるし、どうなっとるか誰も分からんし、前のバンドがオーバーしたとかトラブったせいで自分のセットが短くされたりとか、もう大変じゃ。ほいで25分のセットで15分経つと何も聴こえんし、モニターも壊れとるし、観客ものっとるのやら、のっとらんやら。
でもええとこもある。自分のライブに来れんかもしれん人たちの前でプレーができるし、ええバンドもたくさん聴けるし、会えたりもできるけど、やっぱり理想の環境からほど遠いわ。そして今は一つの部屋で数百人とアコギーのみのライブができることになって、それって最高やん。だってそういうアルバムじゃない、ドームライブとかができるようなアルバムじゃないよ。始めからそういうつもりも全くなかったんよ。じゃけんかえってうれしいわ、ほんまによかったと思っとる。
それにアコースティックライブの最大のメリットはやっぱり曲をもっとも生の状態で演奏出来ますね。フランクにとってアコースティックライブの魅力って何ですか?
まぁあんまりやっとらんけどのぅ。丸裸にされとるような感じじゃけんちょっと怖いんじゃけど、たぶん最初にやっとったやつが一番怖かったと思う。当初の考え方がちょっと間違っとったわ。だって何をどうすればええかか分からんかったわ。でもそれって当然じゃない?やっとるうちに分かるようになるけぇさ。ほら、自信がなくてもとりあえず売れるまでは自信満々のふりをしろってよく言うやん?そういうことじゃ。曲をもっとも生でベーシックな状態にさせるのがアコースティックライブの魅力。観客とちゃんと会話もできるところも好き。曲についての質問とか、観客の声が聞きたい。
君は本当に情熱的なミュージシャンだということがすごく伝わります。現在は新しい曲を書いたりしていますか?それと、今は何かにインスパイアされていますか?
めっちゃ書いとる(笑)不思議だよ、だってまさかこれをやることになるとは思いもせんかった。成し遂げたことに満足しとった。しばらくは移動せず、家で落ち着いた日々を過ごしながら全然別のことやろう、音楽なんか考えないようにしようと思ったんじゃ。そう決心した瞬間やっぱりまたこういうことをやっていた。今は出来上がった曲もあればまだ少ししか出来てない曲もある。あと2週間でレコーディングに入るけんワクワクしとる。13歳の時からずっと楽しみにしとったレコーディングセッションも予定しとるよ。
・・・信じとるなら永遠に追い続けることができる・・・〟
ミュージシャンとしてのインスピレーションはどこから来るんですか?
分からんよ、それがええとこなんよ。俺の場合はたぶん、ありとあらゆるところから来ると思う。俺はただ耳をすませればええ。目にしたパターンだったり、突然誰かに言われたことだったりするよ。最近は子供たちに言われたことや彼らの質問にインスパイアされることが多い。純粋すぎて、基本すぎて、逆に賢いわ。俺らってほら、木を見て森を見ず、って感じやん。 年寄りの病気みたいなもんじゃよ。ものごとをもっとも基本の姿にするにはどうしたらええの?基本の姿を見た時こそ、違うように見えてきたりすることもある。そういうことにめっちゃ感謝しとるわ。
子供はもっとも正直な生き物ですからね。言ってることの重大さが分かってないのに大人よりものすごく賢いこと言いますよね。本当、感心しちゃいます。大人として成長しているうちにお子さんたちにたくさん教えてもらったようですね。
ほんまにそうよ。自分はまったくクールじゃない、かっこつけても何の意味ないってすぐ思い知らせてくれるよね(笑)自分が成し遂げたことやTwitterのフォロワー数とか、そんなのどうでもええわけ。(親として)お前はまだウンチを拭いとるよ?ミルクあげとるよ?みんなそうなんよ。
私なんか大人の体をしたティーンエイジャーのような気がするんですよね、個人的に。
俺はこう思うんじゃ。25歳になるとすべてがめちゃくちゃになって、そして30歳になると自分は何も分かっとらんけどそれでええって分かるようになる。でもとある年齢になると〝うわっ今俺は親が自分を育ち始めた年齢じゃ。もっとしっかりしとると思ったのに!〟ってなる。みんながみんなで何も分かっとらんって初めて気がつく。ちょっとビビっちゃうけど、ちょっとホッとするよね。
人生のいいところは以外なところからいいことが起こる。以前はたくさんのバンドと組んでて、そして今はソロで活躍中。ソロになって一番のメリットは?
たぶんひとつのアイディアを、どんなに難しいアイディアでも、最後まで見届けられることかな。俺はバンドにおることが好き。人とコラボするのも好き。好きじゃけど、スタジオだとすぐまとめないアイディアは容赦なく破棄されていく。でも一人だったらそのアイディアを信じとるなら永遠追い続けることができる。それはめっちゃええことじゃけど、結局作業がまったく終わらん羽目になることも多い。最後まで頑張った結果、思った以上に良い仕上がりになったものもあるけぇ救われるよ。
異なるプロジェクトを積極的にやってきましたよね。その積極的なスタンスはFIATCでも健在です。そしてFIATCのライブに参戦したファンに大変ポジティブな影響を与えてるように思いますが、ファンから憧れの存在として見られるのはどうですか?
さっきの親は何も分かっとらんみたいなことだと思うんじゃけど、光栄なのは光栄じゃけど、ちょっと怖いよね。考えてみると〝まぁ、あのクズ野郎よりマシじゃけど〟って思う時もあるけど(笑)でも分かってほしいのは俺はみんなとそう変わらんってこと。人生ってただたくさんの瞬間のコレクションみたいなものだと思う。誰にも奪われることができないコレクションで、俺らが望むのはどうか良い瞬間や感動する瞬間がたくさんありますように、それだけじゃ。
今まではミュージシャンとして人生を変えるアドバイスを頂いたことはありますか?
もちろんよ。たとえば親父や祖父からもらった、情熱的でいろ、自分の仕事に誇りを持ってやれ、さもないと人の心を動かすことができん、そういう基本的なアドバイス。またすごい偶然でRalph Steadmanに会った事があるんじゃけど、その時は思いっきり〝大ファンです。今夜はライブやります。何かアドバイスはありますか?〟って言うたら、当時本を出版したばかりの彼が俺の目をしっかり見てこう言ってくれた。〝間違った音でも正しい音であるようにやれ。〟思い出すと今でも鳥肌立つわ。要するにルールなんてない、全てが自分次第じゃ。