Armazem F, ポルトガル取材
取材者:Canal Cascais書き取り、翻訳:@postmcrjapan
Canal Cascais(以下CC):リスボンのリスボアにマイケミカルロマンスがライブをしたが、僕が想像するビートルマニアに一番近い現象が起こったと思います。
Gerard(以下G):ええ
CC: あんなにたくさんの観客初めて観た、まるで体が浮いてるようだった。マイケミのライブはいつもあんな感じだったんですか?
G: マイケミがあるレベルに達したら、ずっとあんな感じだった。でもどんなバンドでも、若いファンとあのレベルになるとね―あの経験は変わらないと思うんだよ。若者に響くバンドなら誰もがそうなるよ、ビートルズでもメヌードでも、みんな一緒。変わらないと思うよね、衝撃的で―
CC: 今で言うと1Dみたいですよね?
G: そうそう、1Dもああいう感じのバンドもまったく一緒。衝撃的で、すごく理解されにくくて―
CC: しかしそのレベルまでいくバンドは少ないのでは?
G: うん、そうかもしれない。僕らには色々と大変だったけど、最終的にはポジティブだったので―
CC: 未来への道がたくさん開けてきますよね?
G: 開いてくれる時もあれば扉を閉める時もあるよ。若者にヒットしたら、たくさんの扉が閉まる。もし若者にヒットしてなかったら開いてたかもしてない扉とかもね。その壁を乗り越えたのはビートルズぐらいだよね、幸いなことに。若者にヒットして、そして突然大人も楽しめる芸術的な音楽を作り出したのはビートルズだけだ。そのシフトは難しいよ。ロビーウィリアムズもできたかな・・・?
CC: 長年のファンは相変わらず情熱的ですか?
G: 音楽に対してはまだまだ情熱的だよ。マイケミは大人にも響くバンドだった。そして今はソロとして長年のマイケミファンにも大人にも同じように響くことができる。長年のファンはね、みんな・・・アートを見てるだけで嬉しいと思うんだよ。みんなすごく芸術的だ、それが一番ぴしっくり来る言葉だね。マイケミのファンや僕のファンを想像するとみんな表現力がすごくてさ、作家とかアーティストとか、それとも普通に仕事を通してクリエーティブなことを楽しんでるとか、そしてまた獣医師さんもいて動物の助けをしてるとかね。でもみんなすごくポジティブだよ。
CC: いいことですね。ファンがいい人って本当いいですよね!
G: そう!ファンがいい人って本当に嬉しいよ!
CC: 例えばあなた自身が自分の好きなアーティストに会って、そしてその人もいい人だった、みたいな感じですよね?
G: 本当にそうだよ、初めてそうやって言われたけど、アーティストがいい人であるように、ファンもいい人であるのも大切。僕らに会うファンが緊張するように、僕らも緊張するよ。〝どうかいい人でいてくれ~〟ってね。
CC: それでは〝Hesitant Alien→躊躇するエイリアン〟ですが、エイリアンはなぜ躊躇してますか?
G: タイトルは僕の事で、世間の前で僕がすごく躊躇することについてだ。なんかさ、自分のバンドが、いや、バンドメンバーになるとみんな普通のやつらでなんかギャングみたいなんだけど、突然ブレイクすると自分にとっては居心地悪いシチュエーション、例えばレッドカーペットを歩いたり、若者向きのMTV番組に出演したりとかね、そういうことに余儀なくされる。僕らがすごく攻撃的なバンドでありながらも、世界中でこういうことやらされた。
CC: 消えたりはしないですよね?
G: ん~どう、どう―
CC: その気持ちが消えたりはしないですよね?
G: そうだね、消えないね。僕が一番普通でいられるのはステージの上か自分の家の中だけ。空港の中とか、街でぶらぶらする時の自分があんまり普通って感じがしない。僕のアルバムのレビューはみんなすごくポジティブで、そしてたまにポジティブなレビューからも学ぶことがある。たとえばあるライターがアルバムをレビューしてくれたけど、その記事の中で自分でも気づいてなかった影響についてたくさん書かれてさ、面白かったよ。
CC: いい音楽に出会える新しい方法ですね。
G: ねっ!アルバムのレビューから!
CC: またスケールの大きいドラマチックなアルバムを作ると思いますか?
G: もちろんだよ。でもやりたいかどうかによるよね。たとえば僕がBlack Paradeをやった時、コンセプトに集中して、その時にやりたかったことを自分のやりたいようにやった。いつかはまたそういうのがしたくなるかも。もしかして次のアルバムがそうなるかもしれない、まだ分からないけど、次はもっとコンセプトを使うような感じなんだ。ドラマチックになるかどうか分からないけど、僕はずっとストーリーを伝えようとしてきた。Hesitant Alienだってルーズだけれどもストーリーがある。僕は基本的にストーリーテラーなんで、コミックやアート、音楽でストーリーをみんなに伝えていきたい。
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