2016年9月29日木曜日

【Frank】Kerrang! 歌詞特集掲載FIATP "Oceans"

Kerrang!歌詞特集
FIATP "Oceans"



取材者:Kerrang!

翻訳:@frankierojapan

画像提供:@odetofrnk




Frank Iero and the Patience曲:Oceans(オーシャンズ)


Frankがどうやってかつては諦めていたアイディアを復活させ書き直したこと

〝曲のアイディアが思い浮かぶと、いい曲になるんじゃろうな思ったりすると同時に、人生のこの時点じゃ書けないなって思うことが多い。曲が存在する時期と俺の時期がまだ交差してないっていうか、ほら、人に出会ったりすると〝この人と付き合ったら絶対最高にいい付き合いになるんじゃろうけど、お互いのタイミングじゃない〟ってことない?音楽もアートもそうだと思うよ。めっちゃ作りたくてもまだ心の準備が足りん、無理やりにやろうとしたらうまくいかないに決まってるし、凹むだけじゃ。そして時間が流れていく。しかし昔の恋人のようにあの曲やアイディアのかけらを思い出してしまう。あとから考えると〝うわ、なんて曲逃してしまったんや!〟ってわくわくする。〟

〝Oceansはそういう曲なんじゃ。アイディアは(デビューアルバム)stomachachesの作曲中に生まれた。joyridingと同じ時期だった。Aメロのデモを録音したけどサビがどうしても思いつかなくて。他の曲と合わんかったけんなんかちょっと違うって感じで。デモのボイス録音持ってたけん、Parachutesを考え始めた頃は〝よし、これが次のチャプターじゃ、次はこの方向でやるんじゃ、どうなるか見てみよう〟って思ってあの曲に戻って全てを書き直した。〟

〝曲のテーマは欠点や能力不足:他の人からの愛を受け止めるのがもったいないほどの欠点があるという気持ちについて。そしてその人がそうでもないよって言ってくれるのに、圧倒されるほど愛してくれるのに、自分は絶対全てをダメにするって分かっとること。もうひとついのテーマはその愛に溺れるのが分かることじゃ。「I sank to the bottom of the ocean like a stone/石のように海の底まで沈んだ」って歌詞はあるけど、自分を愛してないから、愛にふさわしくないって思い込んでるからこそ「I wish I were good enough/ふさわしくなれたらな」っていう歌詞がある。究極的には自分が受けてると思ってる不当な愛に殺されるというアイディアなんだ。〟

There's still a part of me that needs to look the same way into your eyes
同じまなざしでお前の目を見つめることを必要としてる自分が今でもいる
The world may fall apart
世界はどうなったっていい
I hate everything that waits outside my door but locked inside I'll be alright
ドアの外で待ってる全てのことが嫌い、しかし鍵かかった部屋の中なら俺は大丈夫
Honestly I'm convinced the best of me is the worst of me
正直言うと俺の最高のところは俺の最低なところだと確信してる
Believe me I've tried but I just can't seem to fight against the tide and undertow that drag me down so low beneath the foam I can't feel the sun burn my eyes
信じてよ頑張ったけど潮の流れと逆流にはどうも逆らえない、俺を泡の下へ下へと引きずって、目を焼きつく太陽が感じられないところまで

You're still a part of me, the only part I enjoy,
お前はまだ俺の一部なんだ、唯一楽しめる一部さ
And I wish I still had a hold on you til you're blue like you do around my throat
そして顔が青くなるまでお前の心を今でもつかめてたらなって思う、お前が俺の首を絞めてるようにさ
Things don't feel the same like they did back then but I don't mind because the past don't mean shit to me
あの頃と同じ感じじゃないけどかまわんよ、過去のことなんかどうでもいいから
(Now that's a lie)
(とんだ嘘ね)
I sank to the bottom of the ocean like a stone
石のように海の底まで沈んだ
Oh the things I've done to me...
自分にしたことったらもう・・・
I wish I were good enough, wish I was good enough, I've never been good enough for your love
ふさわしくなれたらな、ふさわしかったらな、お前の愛にふさわしいって一度も思ったことない

2016年9月27日火曜日

【FIATP】Remedy歌詞和訳

Remedy



歌詞:Frank Iero

翻訳:@frankierojapan

動画:@shelly1904



You can find me always, getting lost in my head. 
俺ったらいつも頭の中で迷っちゃってる
You can tell me most anything 
俺に何でも話して
I promise I won't understand. 
約束して俺は理解しないさ
It was a rarity that I felt emotions.
感情を感じたことが珍しかった
Now they radiate down my extremities and it sets me on fire. 
でも今は手足まで降り注ぐ、俺に火をつけるのさ
It was a malady without a solution. 
解決法のない病気だった
You were my remedy, yea you ruined me.
お前が俺のレメディー(治療薬)だった、俺をダメにした  
You can find me, always, hanging on by a thread. 
俺ったらいつもぎりぎりで瀕死してるのさ
You can confide in me about everything,
俺に全てのことを打ち明けて
I promise I’m not listening. 
約束して聞いてないさ

It was a rarity that I sensed emotions. 
感情を感知したのが珍しかった
I feel them radiate,
降り注いでいくの感じるよ
gave me stomachaches, you set me on fire. 
胃痛引き起こした、お前が俺に火をつけるのさ
It was a malady without a solution. 
解決法のない病気だった
You were my remedy, yea you ruined me.
お前が俺のレメディー(治療薬)だった、俺をダメにした
Because now I got so much love to lose, 
だって今は失える愛がたくさんあるさ
and now its never enough.
そして今はどんなにあっても足りない
(yeah yeah yeah) 

It’s a rarity, I feel moved without motion. 
珍しいよ、原因がないのに感動する
I felt it satiate my sincerity.
俺の誠実さを満足させた
Without misery thought I had nothing to offer… 
悲惨さがないと俺に価値がないと思った・・・
it was my way of carrying that weight. 
俺はそうやってあの重荷を背負ってきたんだ

Until you came through…
お前が俺の助けに来るまで・・・
Until you came through…
お前が俺の助けに来るまで・・・
Until you came through…
お前が俺の助けに来るまで・・・
And made me believe, I was worth being saved.
信じさせたのさ、俺に救われる価値がある


2016年9月26日月曜日

【Frank】Indientry FIATP Interview

Indientry Interview


取材:Indientry和訳:@frankierojapan




私はずっと前からFrank Ieroのファンだ。月曜日のFrank Iero and the Patienceライブに運よく行けて、アメイジングと言っちゃもの足りないぐらいアツいライブだった。そしてライブ後はFrankを取材する機械があった。取材はもちろん事前に申し込んだが、何かの間違えがあってライブ前に取材が出来なくて。ありがたいことに彼のツアーマネージャーがライブ後に時間を作ってくれて無事取材することができました。その夜出会ったFrankをはじめ、バンドメンバー、スタッフの方々みんなすごく親切に接してくれて誠実な性格だった。それでは、インタビューをどうぞ。
Indientry(以下I):こんにちは、会えて嬉しいです。ライブ後なのに会って頂き、本当にありがとうございます。
Frank Iero(以下F):こちらこそ、インタビューしてくれてありがとう。
I:色々ご迷惑かけてすみませんでした。では始めますね。ハードスケジュールでちょっと体調崩してるとお聞きしたんですが?
F:そう。先週木曜日はパリに飛んで、PRツアーやった。パリ、ロンドン、アムステルダム、ベルリン、そしてまだロンドンに行ってアコースティックライブやったり、たくさんのインタビューやったりしたけん12時間ぶっ通してトークしよる。ダブルヘッダー(1日にライブ2公演)やアコースティックライブもあって、帰国してつかの間の休息をとってからまた今回のツアーが始まった。Death SpellsとThe Patienceのダブルヘッダーから次の日もDeath Spellsのライブ、そして昨日もダブルヘッダーからのPatienceのみからのダブルヘッダーでもうヘトヘトさ。
I:すごいたくさんですね。それでも今日も全力でライブできるなんて関心しますよ。
F:全力かどうか分からんけど、ベストを尽くした。
I:そんな、よかったですよ。最高のライブだった。ご家族は?元気にしてますか?話はよく聞きますけど。
F:元気よ。家族は最高さ。こうしてツアーとかできるのは家族のおかげじゃ。ほんまに最高。娘たちは今年から小学校1年生、息子は幼稚園児になった。そして嫁さんはなんっていうん?史上最強のスーパーママなんじゃ。俺がどんなにハードスケジュールでも嫁さんは学校行ったり、ママで育児頑張っとる上に俺のことも考えてくれてさ。俺なら絶対無理よ、頭が上がらんわ。俺はただ歌えばええけんね。
I:すごいですね!お誕生日はハロウィンですよね。ハロウィン大好きです!ハロウィンの話しましょう!
F:俺もハロウィンが好き。もし誕生日が選べたとしても絶対ハロウィンを選んどったんじゃろな。ずっと前から一番好きな祝日じゃ。でも誕生日じゃけんじゃないよ?ハロウィンの自由が好きよね。子供の頃はさ、数時間だけだけど、外でちょっと大人っぽいことが出来る。友達と一緒に人のドアを叩いたりイタズラしたりしてさ。なりたい人になれて。それが魅力的だった。あと小さい頃からハロウィンのイメージにも惹かれて、天気も最高だし。ジャージーの秋って唯一過ごしやすい時期で昔は10月いっぱいだったけど、最近じゃ冬は10月から始まっちゃうって感じでのぅ。一番好きな季節なんじゃ。そしてタイミングよく新アルバムがその頃にも出ることになっとる。
I:そう!今聞こうと思いました!
F:友達に相談したら彼が〝おいアルバムが誕生日に出たら最高だと思わん?〟で、俺が〝おう!そうかもね!〟
I:ちょうど私の誕生日の次に日に出るから私にぴったりです!
F:そうかい?すごい偶然じゃ!じゃキミもさそり座なんだな?
I:はい!
F:いいね!俺らって結構面倒じゃろ?(笑)気づいてないのにのぅ。
I:アルバムについて聞こうと思ったが、サウンドはStomachachesを含めて以前のソロプロジェクトに比べてどうですか?
F:Stomachachesの始まりは理由を分からずに曲を書きよった。頭が曲でいっぱいでどう出せばいいか分からんくてさ。たぶん当時で次どうすんの?って聞かれたら俺はきっと〝いや、音楽はもういいわ。俺は色々やってみたいし、本も書きたい〟って答えたんじゃろね。あとなんかちょっと変じゃけど、郵便配達の人にもなりたくて(笑)めっちゃ楽しいと思うよ。おかしいじゃろ?でも当時の目的のひとつだったんよ。
〝とりあえず暇な時にはこれやろう、ほかの趣味やろう〟って思ったわけ。そうしたら色々あってDeath Spellsの音楽をちょっとやり始めて、Jamesがツアーに出て、そしてブッキングエージェントで友人のMatt Galleが最近何しとん?って聞いてきて、地下室で録音しとった曲を聴かせたら〝これはやった方がいいぞ〟って言ってくれた。それで他の人にも聴かせてみた。とにかく曲を書いた時はある瞬間を盗み聴きしよるような感覚にしたかった。俺にはタイムカプセルのようだった。
その時は人生がちょっと邪魔しててさ、でもレーベルに入ることになって、ツアーもして今となってはそういう環境で安心できるようになったし、また音楽をやることに対して覚悟しよる。今回は人が絶対聴くアルバムを書くことが分かっとるしさ。曲がどういう曲になりたいか、どんなサウンドがしたいか、曲の声に従うことが大切だと思う。じゃけんStomachachesの場合、曲はみんななんとなく作り上げたアートプロジェクトになりたいっていう声が。そして今回の曲はもっとちゃんとしてくれって求めてきた。ならば自分を追い込まんといけんと思った、ぎりぎりのところまで。
その時に決めた。死ぬ前に絶対やりたいことだったけど、Ross Robinsonに電話してみた。彼に電話だなんてずっと怖かったよ。そして運よく彼は話を快諾してくれた。じゃけんこそ今回のアルバムはStomachachesと違うんだ。あとそれも改名の理由なんじゃ。自分と音楽に対しての考え方、プロジェクトへのアプローチを新たにするのなら、以前のバンドとまったく違うから改名を。アルバムごとにやるべきだと思うし、たぶんアルバムごとに改名するじゃろ。
I:ということはもっとアルバムを出す予定ですか?
F:そうは言っとらんけど(笑)どうなることやら。
I:それじゃリリースを別として、少なくとももっと音楽を作るつもりですか?
F:とりあえず俺は長い間、音楽やアート作りは趣味同然で自分の人生と無関係だと思った。しかし徐々に気づいてきてるのは音楽やアート、写真、俺のやること全ては趣味なんかじゃない。俺自身なんじゃ。じゃけん辞めることができんのんよ。呪いみたいじゃ。大好きと同時に大嫌い。喜びをたくさん運んでくれるけど、苦しさも運んでくる。じゃけん多分一生やり続ける。人に聴かせるかどうか分からんけど、一生やるよ。
I:よかった!Death SpellsとThe Patienceってお互いに影響し合ったりしますか?それとも完全に別ですか?
F:やること全て、作ること全て、体験すること全て、どんなに小さくてどうでもいいことでも毎日自分に起きることが自分を構成していくと思う。それが人生の美しさだと思う。俺らはモーメント(瞬間)の集まりなんじゃ。実体験や人から盗んだクセ、その全ての融合なんじゃ我々は。じゃけんDeath Spellsをやった時、誰もアルバムを聴いたことなかったけん、まるで高層ビルを建設しよるのに真ん中の部分だけないみたいな感覚だった。PatienceのアルバムにDeath Spellsをやってなかったらできんかったものがある。長い道のりだったよ。でもあの真ん中の部分がないとどうやってここまで来たわけ?って感じなんよ。同時リリースのつもりはなかったけど、なんとなくそうなったね。
I:なるほどね。フランクの音楽や前向きな性格に影響されたファンがたくさんいると思います。ファンにそう言ってもらえるとどんな気持ちになりますか?責任を感じますか?
F:俺は長い間、アートってアイディアから始まって、そして出来たと思う時まで集中的にやることだと思った。完成したら終わり、みたいな。でもそれは終わりじゃないと最近気づいた。どんなアートでも、コントロールを譲り、人に影響を与えることこそが終わりなんじゃ。人にどんな影響を与えるかコントロールできんけど、何かしらの反応があることを願って。無関心だけはイヤだな。人に何か感じさせたい、愛でも憎しみでも何でものぅ。
時にアートの全てがその反応を起こすことじゃ。それだけ。俺はほんまラッキーなんじゃ。自分が作ったものが人にポジティブな影響あってさ。これ以上の喜びはないわ。でも人はどう感じるべき、何をとるべき命令するのがイヤだし、自分を助けるためにものを作る以外にどうにもできないけど、人の助けになるなら嬉しい。俺の仕事でも立場でもないけど、人ってたまに言いたいこと言う必要がある、相談相手が必要になる。もし俺がそんな役割を果たせるならいい。圧倒されることもたまにあるけどね。俺はそういう人間なんじゃ、共感しすぎるのが俺の悪いクセだし、心の中にいろいろ閉じ込めてしまいがちだし。じゃけんつらい時もあるけど、それを必要としとる人がおることは理解できるけん、できることならやってあげたい。そしてできん時も我慢してあげたい。
I:本当に親切ですね。タトゥーについて教えてください。いっぱいあるけど、どれが一番のお気に入り?
F:タトゥーは母斑(笑)。お気に入りの中には出来が悪いタトゥーが一番かも。俺は壊れとるものが好きでさ、完璧に不完全なタトゥーが大好きだ。あと亡き祖父と祖母のタトゥーには大切な意味があるね。ほら、前に言った全ての体験は大事ってこと?最近気づいたけど、35年かけてやっと気づいたことなんだけど、物事はキミに起きるんじゃなくて、キミのために起きるんだ。タトゥーも同じことさ。タトゥーひとつひとつがスクラップブックだ。思い出だ、よくても悪くても。自分に影響があった時間や場所だ。じゃけん俺の全てのタトゥーが愛しくてさ。くそひどいやつでも。
I:新アルバムParachutesの名前についてだが、HPにもあげたけど、パラシュートは救命道具、そして音楽はフランクにとってのパラシュートのひとつだ。パラシュートについてもっと詳しく教えてください。
F:年を取れば取るほど人生について考えちゃう。人はよく言うお決まり文句、ほら何回も何回も聞かされたやつとかさ、訳あって決まり文句なんじゃ。訳あって繰り返し聞かされるんだ。本当のことなんじゃけん。聞きたくないじゃろけど、本当に本当なんじゃ。後で気づくんよ〝あ~ほんまやったんや~〟って(笑)。それで人生って飛行機から押し出されるみたいだと考え始めた。キミも俺も、誰もがこの世に生まれることを望んでなかったのに生まれた。そして俺らは止めることができない、やがて来る終わりに向かって猛スピードで宇宙から落下しとる。そのやがて来る衝突が唯一の絶対的ことなんじゃ。あっという間に終わっちゃうとんでもない速さで落下しとる。俺は長いことその最期を重視してきた。でもこの落下からただ最期を迎えるだけ望んでないことに気づき始めた。自分のペースで生きて、周りのものをよく見て、今を大切にすることが好き。こういうことができるのは俺に愛や喜びを感じさせてくれるもののおかげだと気づいた。それでもし俺らはみんなやがてやってくる最期、地面に向かって落下しとるのなら、そういうものはパラシュートなんだ。いつかは着地するよ、ジェットパックなんて持ってないけん。でも俺らの愛するもの、生き甲斐を与えてくれるもの、途中の愛しい瞬間が俺らのパラシュートだ。たくさんのパラシュートがあって感謝しとる。アートと家族が俺の最も大きなパラシュートだ。
I:時間が来たみたいなんだけど、最後に写真1枚、いいですか?
F:いいよ。ありがとうね。
I:こちらこそ、ありがとうございます!残りのツアー頑張ってください!そして体をお大事にね!
Frankと彼のツアースタッフに感謝しきれない。ライブが最高で、終わってからバンドメンバーのみんなが取材終わるまで一緒にいてくれました。Frank Iero and the Patienceの新アルバムParachutesは10月28日リリース!楽しみにしてます!

2016年9月23日金曜日

【FIATP】 Kill Your Stereo FIATP Interview

Frank Iero and the Patience


記事:Alex Sievers

翻訳:@frankierojapan



Frank IeroのデビューアルバムStomachachesはオールタナティブミュージックのモダンクラシックだった。音が強くてでかい、耳障りに近いと同時にポップ感あって、メロディーも美しい、そして内容がパーソナル。マイケミのメンバーとして習得した作曲ノーハウと、残念ながら過小評価されたLeathermouthのエネルギーと攻撃性を持つアルバムだ。元々のバンド名frnkiero andthe cellabrationが改名されて今はFrank Iero and the Patienceとして活躍中。新しいバンド名はIeroとバンドメンバーにとって新しいステージの幕開け、そして新しいアルバムParachutesも。1枚目のアルバム同様、Parachutesはうるさくて攻撃的。しかしまたポップ感もメロディーもしっかりあって前回よりもっとパーソナルで正直。かなりいい感じです!来月末リリース予定2枚目のアルバムを記念して、我々はバンドの将来、アルバムアート、正直に作曲することの大切さと責任、そして作曲した曲の中でもっとも辛い曲についてIeroに聞いてみた。
Soundwave Festivalの中止もあって、初豪州ツアーがアコースティックのみになったけど、ファンからの反応はすごかったね。その反応を見てフルバンドとの10月のツアーへの期待は大きい?
大きい、かな?よう分からんけど。どうしてもオーストラリアに行きたかったけん開催したツアーだったけんね。でもたくさんのファンが今のプロジェクトを楽しみにしてくれとるし、フルバンドとのツアーじゃけん俺もめっちゃ楽しみにしとる。アコースティックライブはもちろん楽しいよ、曲がいつもと違う形で聴けるし。でもロックっていうのはやっぱり暗いクラブが一番似合うと思う。どっちかよりとかじゃなくて、ただ・・・フィーリングが違うだけ。アルバムの目的のままプレイしたいけん楽しみだ。
なるほどね!Joyridingみたいな曲は確かに全然違う形になるよね。Frankとバンドメンバーの3人はバンドの将来についてどう思ってる?今じゃ名前も違うし、新しいアルバムも出るし、雰囲気としてはちょっと違うし。
すごくいい質問だ。だってプロジェクトを始めた時、自分だけの我がままプロジェクトだった。やらんといけんような気がしてさ。元気になるために曲を書かんといけんかった。事実上、音楽を辞めてたんじゃ。CDを録音してどっかの引き出しに仕舞いこんでタイムカプセルにするつもりだった。でもレーベルに入って、人がアルバムを聴いて、ツアーに出てさ。そして今、アルバムを出すというのはどういうことかよく分かるけん、なんか不安になるよ。今はstomachachesと違ってちゃんとアルバムとして考えて進まんといけん。今回は一人でパソコンに向かって黙々と作業するのではなく、ほかの人と一緒に作曲・録音ができる。じゃけん今は可能性が無限大。俺がアーティストとして自信がついてきたことが聴こえるし、バンドの成長も聴こえる。俺には、一人でなんちゃって作ったのではなく、ちゃんとバンドの音がするアルバムだと思う。今回のアルバムはもっと直感的でいきいきしよると思う。
改名が気になったけど、普段ならpatience(忍耐、我慢)は柔らかくて、ゆっくりで、抑えたイメージがある。しかしこのアルバムはかなりパンク―音がでかくて、時には強烈だ。例えDear Percocetの叫びはLeathermouthを思い出させるね。
あら、ありがとう、なんて嬉しい言葉じゃ!そういう性格の一面はいつも何かしらの形でプロジェクトやプレイする音楽に出ると思うよ。
バンド名は人に静けさや慰めというイメージかもしれんけど、カオスの中に慰めはあると俺は思う。バンドをCellabrationと名づけた理由と同じさ。2年前は作曲家としてフロントマンとして不安だったけん、注意をそらす何かが必要だった。ライブに来てくれた人にその不安がバレんようにね。でもその必要はもうない。
それはよかった!I'm A MessにI like the saddest songs, pretending I'm alrightとんでもなく悲しい曲と平気なふりをするのが好きだ)という歌詞があるが、アルバムのパーソナルな正直さをよく表してると思う。
最初のアルバムを書いた時は誰も聴かないと思ったけんどう思われるかまったく考えてなかった。今回は聴いてくれる人がいること、歌詞を読んで解釈することが分かったけん伝えたいことを伝えようと思った。音楽を書く時や、芸術を作る時、人がどう感じるか、どう解釈するか、どう体験するかコントロールできん。これだけは意識したかった。作詞作業がほんま大変だった。じゃけんこそアルバムはRoss (Robinson)と一緒に作ってよかったかも。彼はアルバムで伝えたいことや、曲の意味をすごく大事にする人間なんじゃ。彼と一緒に仕事して作曲や自分の曲について色々学べる。曲のテーマだと思ったことが実は全然違ったことはあったよ。
でもキミの言っとることは正しいよ、自分でもこのアルバムではできんと思った正直さがある。人が自分の歌詞を読むって気づくと、考え方は2つある。真実をベールに包んで嘘をつくこと、それともできるだけ正直で分かりやすい書くこと。俺は後者を選んだ。  
本当にね!きっとファンは喜ぶよ。こういう歌詞を必要以上に分析するファンはもちろんいるよね。以前からある知名度や歌詞のタトゥーを彫るファンなど考えると、自分が人に与える影響についてはどう思う?責任感を感じる?
微妙なところだと思う。自分が出したものを消費してくれる人がいること、大切に思ってくれてることはひとつの大きな責任だと思う。そんな責任いらんと思うかもしれんけど、それでもやっぱりある。じゃけんその責任感に怯えて書くと何もかも考えすぎてしまうし、メッセージが分からんくなるほど頭がいっぱいいっぱいになる。この曲に救われたと言われたりとか、タトゥーや手作りTシャツ、アートプロジェクトなど見せてくれるとさ、その時の絆がすごくリアルですごくポジティブなんよ。
アルバムアートがすごく印象的だが、たくさんの取材や報道発表にも言ったようにパラシュートは救命意道具だ。それがなかなか面白いと思ったけど、アルバムカバーにある子供はフランク、そして2人の幽霊がご両親に見えたけど、どう?合ってる?
合っとるよ!言ってくれて嬉しいよ、その通りじゃ。第一印象として最も大事なのはアルバムアートだと思うんじゃけど、考え始めた時は救命道具や安全安心を与えるものについて考えてた。それを初めて体験する時は両親に会う時じゃけん、アートに親をいれんといけんと思った。写真から作品を作るアーティストAngela Deanに連絡して、親が俺を抱っこしとる古い写真を送った。じゃけんカバーにある幽霊2人は俺の実の親なんじゃ。
すごい!アルバムの意味とよくマッチしてるね!両親といえば、最後のトラックSeptember 6thについて話たいが、父親に近い存在を失うことについての曲という印象を受けたが、差し支えなければ曲について教えてくれませんか?
曲は祖父についてだ。2015年9月6日は祖父の命日。俺には絶対書かなきゃいけん曲だったけど、書くのが一番大変だった曲かも。アルバムの基盤じゃ。正直言うと・・・ちゃんとできたことが信じられんよ。辛かったよ。でも祖父がきっと気に入ってくれる自信はあるし、一番誇らしい曲でもある。パラシュートについての曲に祖父のことを書かないなんてありえんけんね。祖父は俺の全てだった。
そうですね。話してくれてありがとうございます。言った通り、その曲の辛さが声に出てるよ。包み隠すことなく正直で率直なFrank Iero曲といえば、September 6thが代表的と言っても過言ではないと思う。
あら、ありがとう。めっちゃ嬉しい言葉じゃ。俺もそう思うわ。
それでは僕らのインタビューはここまでだ、Frank。電話で取材させてくれて本当にありがとうございます!いいお話がたくさん聞けて嬉しい!
こちらこそAlex、ありがとうございます。

2016年9月22日木曜日

【DS】AltPressTV取材

AltPressTV Riot Fest Chicago Death Spells Interview


取材者:AltPressのStevie James
翻訳:@frankierojapan
動画提供:dephaniakilljoy
字幕版:@shelly1904






Steve(以下S):やぁみんなAPTVレポーターStevie Jamesだ。シカゴライオットフェスでDeath SpellsのFrankとJamesと話してるよ、2人とも調子どうだ?

Frank(以下F):元気かい?

James(以下J):ハーイ!

S:ハーイ!俺は最高さ、キミたちはどう?リオットフェス真っ最中で盛り上がってるかい?

F:おうめっちゃ盛り上がっとるよ。リオットフェスってなんか今のパンクロックサマーキャンプみたいで、若い頃から好きだったアーティストいっぱいおる。ヤバイけん今日めっちゃ色んな人見たわ。

J:そうそう

F:いいバンドもいっぱいおるしね

J:面白いよ、だって2週間前みんなに会ったばかりだ

F:じゃろ

J:デンバーでさ

S:で戻ってきたわけね

J:そう、2週間後―おう何してたの?2週間の間に何してた?みたいな

F:シカゴに行こうとしよったよ!

S:無事着いたよ!最高!それでキミたちは2013年に出て、MSIとツアーして、そして急に消えちゃってなんかじれったい感じでみんなが〝あれどうなってんの?〟ってなったけど今は戻ってきてフルアルバムまで出して。完成させるきっかけって何だった?

F:俺的には、まぁよく俺らの話に出たんよね、〝Death Spells完成させんとけんよね〟みたいな。なんかすごく大事なことじゃった、俺らには楽しかったし、なんか俺には2人で高層ビルを建とるけど一階だけないみたいな感じだった。俺は知っとるし、めっちゃ影響されとるけど、ほかの人には聴いた事まったくなかった。それで偶然お互い時間はできてやっと完成させることができた。それが今年の夏の話じゃけん作るのに4年もかかっちゃったわ。なんか信じられんよね。

J:この曲がさ、ほとんどはロスで書いたんだけど、俺らが色々やりながら4年後やっと出せて、今じゃツアーとかして本当すごいよ、なんか不思議さ

S:いいね、いいね。アルバムはNothing Above, Nothing Belowっていうんだが、なんか結構暗いっていうか、強烈なタイトルだけど、どういう意味を持つか説明してもらっていい?タイトルのインスピレーションとか、タイトルに隠れてるメッセージとか?

F:俺には―色んな人に同じこと言われたよ。うわなんか暗いし不吉な感じとか。でも俺にはすごくポジティブなことなんじゃ。今の世界や社会の問題の原因のひとつはこれからどうなるか、天国はどんなんだとか、地獄はどんなんだとかの考えすぎだと思う。誰がどこに行くとか、何を信じとるとか。じゃけん俺は思った、何もなかったらどうじゃ?上にも下にも何もなかったら、今現在しかなかったら?

S:だったらどうなるのか?

F:そう、じゃったらどうなるんじゃ?お互いをどう接するか?ほかの人間のことや住んでる場所を大切にするか?アルバムはそれをベースにしとる、今現在をベースにしとる。


S:なるほどね。音楽自体がすごく強烈で、なんだろ?暗いって言いたくないんだけど、そっち方面よね。実験的で次どうなるか分からないから作曲プロセスがどうだったのか、きっかけは何だったのかすごく気になってね。最初はなんでこれをやろうと思った?4年かけて作ったって前言ったけど、こんなにも強烈はアルバムを作るきっかけは何だった?

F:James、お前から言えば?本当、全てはJamesから始まったけん

J:えっと、なんだろ?すごく異質で今までと全然違う環境の中にいると―

S:ロスにいるってこと?

F&J:そう

F:俺らにとっちゃそこは外国同然じゃ

J:東海岸から来た俺らには本当外国っぽくて戸惑いと混乱があってさ、それがすごく音楽に出てると思うけど、混乱とほんの少しの怒り、そしてたくさんの不満。不愉快な気分にさせるのは意図的なんだ。作曲プロセスが不愉快だったからね。だから人を緊張させたり、〝うわ~どうなってんのこれ??〟っていう気持ちにさせるべきなんだけど、ブレイクダウンもあるから―

S:そうだね、その通りだ。言ったような緊張感や不安がすごく目立つと思うけど、ロスにいてその不安や緊張の原因は何だった?東海岸出身じゃない人や東海岸vs西海岸の考え方がよく分からない人のために東海岸にいるとロスにいるとどう違うかちょっと説明してもらっていい?

F:当時は突然不思議で異質な社会に移住させられてさ、そこの人らが大切だと思ったことは俺らに理解できんくて―

J:若い人が、俺らのアパートに住んでた若い人らがみんな有名になりたくて、成功したくてさ、見てると―

F:因みに有名になる方法なんかなんでもよかったみたいで―

J:そう、なんでもよかったよ。ただただ有名人になりたいって感じでさ。見てると〝うわ、めっちゃ自暴自棄だ!〟気持ち悪かったぐらいだった。理解できなかった。当時は30代だったからこの有名になるならなんでもやるぞ20代のキッズを見てると本当呆れてて、〝しっかりしろよ!やるなら有名になるためなんかじゃなくて、大好きだからやるんだよ!〟って。何もかも安っぽくなって腹が立ったよ、俺やフランクの血と汗と涙で作った数々のバンド、その努力を考えるとさ、今じゃいい感じのユーチューブ動画を作れば有名人になれるなんて。〝違うんだよ、そうじゃないよ!〟って言いたくなる。

F:なんか最近さ―あっごめん、ちょっと話ずれるけど大丈夫?最近さ、ユーチューバーのツアーをやっとるらしいよ。なんかそのユーチューバーの部屋みたいなセットを組んで、生ユーチューブみたいな感じにするんよ、チケットとか売って。

J:まじかよ

S:ならばフランクはもちろん最前列で見るよね?

F:ほんまあるんよ、どうなってんのか見に行かんと!どうなってんじゃろ?

J:俺はチョコレートレインのやつに行くよ

F:でもさワンマンじゃなくてバラエティーショーだって。じゃけんチョコレートレインも、フリスビーで顔面直撃の犬も―

J:あのハムスターのやつってなんだっけ?

F:え~あ、そうそう!ドラマチックハムスターじゃ!

J:ドラマチックハムスター!

F:あいつなら、ドラマチックハムスターのためなら毎晩行くよ

S:最前列かい?

F:最前列じゃ

J:ラッパースティッチェズが出て、ん?うん。スティッチェズだよ、あいつ

S:スティッチェズとリフラフがデュエットを

J:キロス・イン・マイ・バッグとか、最高のライブショーだろうな

S:あれ見たらキミたちアルバムもう3枚ぐらい書けそうよね

J:そうね、見てるだけで新曲閃きそうだ

S:新曲と言えば、これからの予定は?ライブやツアーをやり始めたけど、ここからはどこへ?

F:誰も分からない、それがこのプロジェクトのいいとこじゃ。次やるプレッシャーはない。Death Spellsでまだやりたいことがあるし、サウンドを進化させたいし、新曲のアイディアもある。あとは時間の問題じゃ。Jamesがバンドでこれから忙しくなるし、俺は―今虫が口に入った―俺も忙しくなるけん、一緒に仕事できる時間があるかどうか次第。でもDeath Spellsのもうひとつのいいとこはアイディアあればお互いにメールすればいいけん

S:未来は今だっていうもんね

J:俺らはロック界の人間だからこういうエレクトロプロジェクトに挑戦すると〝ん~こういうことかな?多分。お前はこれでいいかい?よし、じゃボーカルやろうか?了解。よし、多分これで合ってるかな〟探り探やってて楽しいよ。参考に出来るものは何もないからなんとなく気のままやってる(F:ルールがないよね)それかユーチューブで動画を見て〝あ~なろうほど、エレクトロバンドってそうやってやってるんだ~〟

S:だからこそかっこいいよね。聴いてるとどうなるか分からないから毎回びっくりさせてくれる。今日は時間を作ってくれて本当にありがとう!今後もプロジェクトが更に進んで、更に進化すること願ってるよ。忙しいと思うけど俺を含めてキミたちのファンは次のアルバムを熱望してると思うからね。幸運を祈ってるよ。こちらはDeath SpellsのFrankとJames、俺はAPTVのStevie James、観てくれてありがとうね!

2016年9月10日土曜日

【MCR】AltPress' The Black Parade/Living With Ghosts Preview

The Black Parade/Living With Ghostsプレビュー


英文はこちら


記事:Cassie Whit, Jason Pettigrew
翻訳:@postmcrjapan

待望の2006年アルバムThe Black Paradeの再リリースThe Black Parade/Living With Ghostsが出るまであと少し。9月23日リリース予定のアルバムにはマイケミがアルバムの作曲と録音のために引っ越したLos AngelesのSilverlakeにあるParamour Mansionで録音されたデモとリハーサルの音源が収録された2枚目のCDを含む。そのリハーサルと作曲セッションではプロデューサーRob CavalloとエンジニアDoug McKeanも一緒に参加して、プロセスを記録するため全ての段階を録音した。録音されたテープからLiving With Ghostsに収録されてる11トラックが選ばれた。


〝俺の仕事の流儀は全てを録音すること〟とCavalloが言う。〝The Black Paradeの場合、Dougに小さなPro Toolsパネルを作ってもらって、そしてそれに6~8本の良質のマイクを繋いでもらった。色々試した間にクリエイティブプロセスがどうなってるかすごく伝わるよ。曲は全て初期段階で収録されてる。〟Ghostsの音源はポストプロダクションで修正されたものではないとプロデューサーが付け加える。テープはすべてボリューム調整のためにマスターされたが、理由は〝音が無気力に聴こえないためだった。俺らが聴いたままファンに届けたいと思った。録音は8~10日間でやった。アルバムに入ってる11曲は23曲から選んだ。400時間もの収録があると思う。こんなの400時間も聴きたい人はいるか?(笑)でもマイケミが最終的に正しい選択をした。〟

400時間も聴きたい人はいるかと問うCavalloさんに言いたい。ファンなら誰もが聴きたいに決まってる。Living With Ghostsは今までアクセスできなかったマイケミのクリエイティブプロセスを我々ファンに覗かせてくれる。作曲プロセスの謎のベールがやっと脱がされる。バンドの音楽に感情移入してるファンが多いため、こうした初期段階の公開はよくないと言う人もいるかもしれない。こうしたファンもいるけど、曲の本当の意味やインスピレーションを精神分析したい、理論立てたいというファンも大勢いる。マニアにとってはこのアルバムで明かされるラフとファイナルの違いがきっと楽しめるでしょう。

謎に包まれたこの世界に入ると真っ先目立つのは最終レコーディングにないパターンの数々だ。例えば最終的にアルバムに出ない女性キャラクターが数人いること。そしてGhostsに際立つ重苦しい見捨てられた感もアルバムの完成版にほとんどない。

House of Wolves (Version 1)がその重苦しい曲のひとつ。曲自体は音的にも歌詞的にも何の違和感なくThree Cheers for Sweet Revengeに入れたんだろう。このバージョンならDemolition Loversから始まったストーリーを終わらせることができる。曲中にGerard Wayが泣きわめく〝ここにおいて行かないで/どこにも行かないで/このハウス・オブ・ウルヴスで死なせてくれ/俺の魂のために祈ってくれ。〟The Black Paradeリリース前のバンドのイメージとして知られたカトリック教徒的表現に包まれた悔恨への執念が健在。しかしバージョン2が完成された曲とほとんど同じ。(〝なんで同じタイトルの曲が2つあるのか分からなかったよ〟とCavallo。[Ray ToroとFrank Iero]のアプローチはまったく違ったからこそバンドが目立つ存在に。ギタートラックをひとつずつ聴くとお互いにぶつかり合うことがよく分かるよ。〟)そしてバージョン2にはファイナルバージョンにない毒が。〝地獄で燃えちゃうだろ/I think I'm gonna burn in Hell〟ではなく、〝お前の地獄で燃えてる姿が見たい〟とWayがうなる。

その怒りはアルバム中にある。特にKill All Your Friendsのラフに。最終的にB-Sideに収録されたKill All Your Friendsの歌詞がもっと激しく、そして小さな町の考え方への憎しみが目立つ。(曲の最後に連呼される〝生きたまま連れて行くことができない/You'll never take me alive〟が元々〝一人で連れて行くことができない/あんなとこに無理矢理帰すことができない〟だった。)作曲が進んでいくと曲のコンセプトがだんだん抽象的になっていくことがよく分かる。以前では違和感を感じたメロディーや音もだんだん馴染んでいく。

そしてうまく溶け込めなかった曲もある。Party At The End of the Worldがそのひとつ。ファイナルアルバムに入るほどの華麗さとガッツがなく、ただの曲だ。マイケミの曲はただの曲なんかじゃない。Not The Kind of Girlもカットされたが、部分的にはアルバムConventional WeaponsのGunに使われてる。

一方でAll The AngelsはThe Black Paradeに入ってもおかしくない曲だ。〝テーマ的に合ってたけどなぜか最終的にカットされた〟とCavallo。Cancerに似てるようなゆっくりとした盛り上がり、そしてリアルに死を語る曲だ。しかし曲はCancerにない力強くて繰り返されるフレーズがある〝全ての天使が言う/お前らみんなのせいだ/全ての天使が言う/お前らはみんな同じだ。〟悲しみとキャッチーさが手を組むとその結果は頭から離れない曲ではなく、耳にしがみついて放してくれない曲だ。

アルバムのレコーディング中の闇を象徴する曲があるとしたらEmilyだ。Danger DaysのBulletproof HeartのようにEmilyは行方不明の人をテーマにしてる。しかしアップビートさも気軽さもない。聴くだけで背筋が凍りつく。この曲は間違いなくマイケミの最も暗い曲だ。しかし曲の思い出はそうでもないとCavalloがいう。〝すごくいい曲でこのままみんなに届けることが出来て嬉しいよ。当時の雰囲気を味わってもらうことはこのアルバムの目的だ。元マイケミメンバーがこれを聴きながら思い出話をするんだろうな。ファンもきっと同じことがしたいんだろうと思った。マイケミは色んなことと戦った素晴らしい青年たちだった。相性がすごかったよ。偉大なロックンロールをレコーディングすると、その相性は骨の髄まで実感できる。〟

2016年9月8日木曜日

【FIATP】Frank Ieroが新アルバムを発表

Frank Ieroが新アルバムを発表!


記事:Kerrang! (George)
翻訳:@frankierojapan



パラシュートは救命具である。死のふちから救ってくれることを当てにしている。落下であろうが、自ら飛び降りろうが、俺らを生かせてくれるのはパラシュートのみだ。人生もそう。俺らはみんなやがてやってくる最期へと落下している、あるいは急降下している。しかし家族の愛情と音楽やアートが作れることがずっと俺のパラシュートになってくれた。生きるということは時にランダムで、時に不思議なことである。人生は醜いと同時に美しい、そして唯一絶対的なのは俺らはいつか地面に衝突することだ。すさまじい速さで急降下してあっという間に終わっちゃう人はいるが、救われて景色をしばらく楽しむことができる人もいる・・・

このアルバムは俺のパラシュートのひとつだ。


Frankがバンド改名の理由を更に説明:〝ソロ活動を始めた時、俺になかったモノを持っとるバンドを一緒に連れてきた。自分のポジションに違和感を感じたけぇ、俺の不器用さから注意をそらすためcellabration(お祝い、宴)を連れた。そして今俺の人生に必要なのは落ち着くことと、自分の居場所を好きになることだ。今を大切に思えるようにpatience(我慢強さ、辛抱)が必要だ。〟

【トラックリスト】

World Destroyer(世界破壊者)
Veins! Veins!! Veins!!!(血管!血管!!血管!!!)
アイム・ア・メス(めちゃくちゃさ)
They Wanted Darkness(奴らは暗闇を欲しがってた)
I'll Let You Down(失望させるだけさ)
Remedy(治療薬)
Dear Percocet, I Don't Think We Should See Each Other Anymore(拝啓パーコセット様、もう会わない方がいいと思います)
Miss Me(寂しがって)
Oceans(海)
The Ressurectionist, or An Existential Crisis in C#(甦り師、またはC#での実在の危機)
Viva Indifference(無関心万歳)
9-6-15

【FIATP】 "I'm A Mess"歌詞和訳

"I'm A Mess"


歌詞:Frank Iero

翻訳:@frankierojapan

動画:あゆ

 

  

Try not to wake me up, cause I don't feel too good.
起こさないように気をつけろ、俺は調子悪いんだ
I’m tired of miracles and being so understood.

奇跡や理解されてることにうんざりなのさ
Let’s all be difficult and never try too hard.

俺らみんなで面倒でいよう、頑張らんといていこう
Let’s all be critical of those who show their heart.

心を晒すやつらに批判的でいよう
If this sounds typical then congratulate yourself.

いつものことに聞こえるならよくやったと自分に言え
I’m proud I'm miserable but don't tell anyone because I’m breaking down.

惨めでいることは俺の誇りだ。でも誰にも言うなよ、崩壊寸前だからさ


Maybe I’m just lost they said. Maybe I’m just tired or dead inside. 
迷ってるだけかもねとあいつらが言う。疲れてるのか、無関心なだけかもさ
Something’s wrong with me. Maybe that’s just how I am…
心の中で何か壊れてる。そういう人間だけかもさ…
Maybe I’m a mess and I ain’t gonna change.

めちゃくちゃなのかも、でも変わりやしないのさ


So tired of being old and feeling cold and numb.
大人でいることも、冷たくて無関心でいることも、もううんざりだ
So tired of being told I'm acting young and dumb.

子供みたい、バカみたいって言われてるのも、もううんざりさ
I’m not as quick to say that I wish I could quit.

すぐに辞めたいと言わなくなってきた
I gave up on giving up and lost myself a bit trying to be a ghost.

諦めることを諦めて、ゴーストになろうとして自分を失いかけた

Maybe I’m just lost they said. Maybe I’m just tired or dead inside. 
迷ってるだけかもねとあいつらが言う。疲れてるのか、無関心なだけかもさ
Something’s wrong with me. Maybe that’s just how I am…
心の中で何か壊れてる。そういう人間かもさ…
Maybe I’m a mess and I ain’t gonna change.

めちゃくちゃなのかも、でも変わりやしないのさ

I don’t wanna be here. I don't wanna be there, I don't wanna be anywhere.

ここにいたくない、そこにいたくない、どこにもいたくないんだ
I don’t wanna be here. I don't wanna be there.

ここにいたくない、そこにいたくない
Save your breath 

何も言うなよ
because I don't care.
俺にはどうでもいいから
Hold your breath 

息を止めろ
we may need the air.
その空気が必要かもさ

I write the bastard songs, they make me feel alive.

ろくでない曲を書くさ、生きてる気がするから
I like the saddest songs and pretending I’m alright…

とんでもなく悲しい曲と平気なふりをするのが好きだ・・・
but maybe its just me.

俺だけかもしれないけどさ

Or maybe I’m just fine with it. Finally proud to live inside my own skin.

それとも平気なのかもさ。自分でいることやっと誇りに思えるようになったかも
Maybe that’s just who I am…maybe I’m a mess.

そういう人間かもさ・・・めちゃくちゃなのかもさ
Maybe I’m just lost they said. Maybe I’m just tired or dead inside. 
迷ってるだけかもねとあいつらが言う。疲れてるのか、無関心なだけかもさ
Something’s wrong with me? Maybe that’s just how I am…
心の中で何か壊れてる?そういう人間かもさ・・・
Maybe I’m a mess. Baby that’s just how I am, I am just a mess…

めちゃくちゃなのかも。ベイビー俺はそういう人間だ、めちゃくちゃなのさ・・・
And I don't wanna change.
でも変わりたくもない

【FIATP】Parachutesについて(Frankのブログより)

新アルバム "Parachutes" 10/28



作者:Frank Iero
翻訳:@frankierojapan


英文はこちら


パラシュートは救命具である。死のふちから救ってくれることを当てにしている。落下であろうが、自ら飛び降りろうが、俺らを生かせてくれるのはパラシュートのみだ。人生もそう。俺らはみんなやがてやってくる最期へと落下している、あるいは急降下している。しかし家族の愛情と音楽やアートが作れることがずっと俺のパラシュートになってくれた。生きるということは時にランダムで、時に不思議なことである。人生は醜いと同時に美しい、そして唯一絶対的なのは俺らはいつか地面に衝突することだ。すさまじい速さで急降下してあっという間に終わっちゃう人はいるが、救われて景色をしばらく楽しむことができる人もいる・・・

このアルバムは俺のパラシュートのひとつだ。xofrnk

2016年9月7日水曜日

【DS】Upset Magazine: Death Spells on Death Spells

Death SpellsがDeath Spellsを語る:一体どうなってんの?



取材者:Ali Shutler (Upset Magazine)
翻訳:@frankierojapan

Death SpellsのUKツアー第2夜が始まる1分前。James Deweesがステージに立ち、そして壁に映されてるビデオプロジェクションを見ながら〝一体どうなってんの?〟という。その質問はこれからの1時間の間に何回も聞けるだろう。奇妙で悪夢のような映像が壁に映し出されながらFrank Ieroがマイクに叫ぶ、怒鳴る、そしてとにかく大声を出す。大惨事の匂いがするのにその反対だ。2人が身も心も、全てをこのプロジェクトに捧げることがこのプロジェクトを壮大にする。
〝アルバムをやっと出せたけん現実感があるよね〟とFrankが始まる。〝じゃなきゃ全てが俺らの変な夢だったかもしれん。樹木が倒れたかって?分からんけどなんか聞こえたぞ。〟
〝昨日、2曲目が始まった時に観客が大盛り上がりしたけど、その時にこれはいいぞって実感した。楽しくなるぞ〟とJamesが付け加える。〝パーフェクト・ストームだ。人がアルバムを聴いて、どういうことだかちゃんと理解して来たライブは今回が初めて。前回は人がよく分からないまま来て攻撃された気分で帰った。攻撃に変わりはないけど、今回はいい意味で。俺らはただ解き放つだけさ。仕事感ゼロだ。〟
FrankがReggie And The Full EffectとThe Get Up Kids(Jamesのソロとフルバンドプロジェクト)のライブに行ったことが2003年の出会いのきっかけだった。〝MCRが当時Kansas Cityでライブやってた。倉庫での年齢無制限のライブだったけど、Reggieが一緒にツアーすることになったから行ってみた。〟とJamesが説明。〝バンドの第一印象がね「ここくそ暑いのにボーカルが革ジャンかよ!何それ?」ステージからMCRが俺にシャウトアウトしてくれた。「次の曲はJamesのためだ、彼は柵の後ろでビール飲んでるぜ。」って。その後は一緒に遊んだりツアーしたりして、すぐに意気投合した。〟
今となって2人はお互いの必要栄養量まで分かるし、ユーモアも笑いのツボも同じ。あと海辺のお散歩も好き。〝長年あのバンドで一緒にツアーしたおかげだよ〟とJamesがマイケミを指して言う。〝でも元々は仲がいいからね。何年もツアーすると兄弟になるよ。お互いを守るし、100%信頼する。〟Frankが時々リハーサルだけのためにNew JerseyからLong Islandまでドライブすることもあるという。
2012年にマイケミが5枚目のアルバムを制作していたスタジオの近くで一緒に住んでた2人が音楽作りの欲望を満たすためにDeath Spellsを結成。
〝仲がいい理由のひとつは俺らは物事をクリエイトすることが好きなんだ。あのNorth Hollywoodのアパートにでもただじっとすることができなかったよ。仕事してないと、何かしてないとダメだった〟とJamesが説明。忍者映画の全てを観たり、マルシェに行ったり、ベーキングもした。〝ダンプ・ケーキだったっけ?あれ覚えてる?〟
〝最悪なネーミングじゃったけど、ほんま美味かったよね。〟
〝俺はエスプレッソマシーンを買ってきて、完璧なマキアートの作り方を研究した。その後はスタジオにまで持って行ったよ。常に何か作ってないと気がすまないさ。ちょっと変かもしれないけど、頭の中で聞こえることがコントロールできないんだ。インスパイアしてくれることもコントロールできない。突然メロディーが降りてくるとか、突然音楽が書きたくなるとかさ。妻がそういうのうんざりしてるけどね〟と笑いながらJamesが言う。
〝Death Spellsがあんな感じだった。俺らが今までやったことと全く違ってさ。だからやり続けるよ。曲を完成させると「よし、次はどんなとんでもないことができるんだろ?」前に進もう、どんなモノになるのかまだ分からないけど、とりあえずとんでもなくクレイジーなままでやろう、どこまで行けるか試してみよう。〟
ヘンテコスタジオプロジェクトから始まったDeath SpellsがMindless Self Indulgenceのおかげで初ライブをすることに。MSIのフロントマンがJamesの新しいエレクトロプロジェクトのことを聞いてツアーに誘った。そしてライブでどう演奏すればいいかよく考えずにDeath Spellsが二つ返事で誘いを受けた。〝どうすればいいか分からんかったよ。ビデオが流れよるし、俺らがステージで暴れまくっとるし。観客のみんなが「どういうことじゃ?あいつは何叫んどんねん?この映像、何?なんで男がフックで吊るされとる?MSIいつ出るん?」〟
〝その瞬間にDSは絶対やらないきゃ!って実感した。〟
2013年に2人がNothing Above, Nothing Belowをほとんど完成させたが、お互いのソロアルバムのこともあってちゃんと仕上げることが出来なかった。しかし2人はちゃんと連絡を取り合って、月に一回はDSがまだ終わってないことについて話してた。そして突然お互いのスケジュールが空いてアルバムを終わらせるタイミングが来た。当時使用したOSが古すぎてファイルの半分が開けなくなったけど、あれこれ再レコーディングしてもアルバムのサイコ感が健在。
〝似てるアルバムがいまだにない。3年前に出したら、きっと人はどうなってるかまったく理解できなかったと思う。そしてなぜか知らないけど、3年後は理解されてるよね〟とJamesが始まる。次はFrankが〝俺もそう思う。不思議なんよね。全てには理由があった。DSの曲を始めてアップした時、ヘイトメール来たけんね。人がかんかんじゃったわ。でも今は「2016年のベストアルバムだ!」とか言うよ。えっほんま?お前からのヘイトメールまだ持っとるけど?みたいな。正直いうと、俺の物語の中でこの一章をまだちゃんと語ってなかったような気がしたよ。DSを完成させずに新しいアルバムをやろうとしたらどうしてもうまくいかんくてさ。なんかいけんような気がして、次のステージへの扉が開かなかった。Jamesと俺に時間が出来てそしてリリース日が決まったその瞬間に全ての扉が開いてくれたような感じじゃった〟とFrank。〝俺はずっとこういうモノは自分のために作ると思った。作ったら永遠にほったらかしにしてもええんじゃと思ったよ。でもそれが間違えじゃったと気づいたんよ。俺らがやることの最終段階は人にリリースすること、リアクションをもらうことじゃ。そのリアクションが見れるかどうか別として、人に影響を与えなきゃいけん。30秒のソングクリップだけでも、自分に意味があるプロジェクトなら人にシェアすべきじゃ。〟
FrankとJamesが一緒にこの20年の間に最も影響力のあるアルバムの数々に参加してきた。
〝レガシーについてはのぅ、リスクを負わないと、使命感を感じることをやらんとレガシーなんぞない〟と始まるFrank。〝人が尊敬するプロジェクトにいくつか参加してきたことが、ほんまにやりたいことを自由にやれる環境を与えてくれた。やめた方がいいよとか言われたことがない。全てが俺らの責任でしかない。〟
作り上げるのに4年間もかかったものの、Death Spellsの未来がまだ分からない。2人とも今後の数ヶ月は予定がいっぱいだが、来年の1月にまたDSのことを考えたいとい言う。でもDSのライブセットアップはシンプルゆえに〝今後はお互いDSのネタを持って、もし同じ日に同じ場所で休みがあったらDSのライブをやるとか。そうなるかどうか分からんけど、なれるかもしれん。〟
しかしとえりあえず、Jamesがとあるニューメタルバンドからのライブキーボードのお誘いをお断りして(ここで2人がPuddle of Muddの話をする)ReggieとThe Get Up Kidsの新アルバムに向けて音楽作りを始める。Frankには次のソロアルバムを。
〝ヤバいよ〟とJamesが言う。〝最初はFrankだと思わなかった。エネルギーが半端ないよ、キッズが顔面直撃のパンチを食らう気分になるよ。絶対。〟
そしてあいかわらずDeath Spellsがどうなってんの分からないけど、カオスを掴むチャンスがあれば、2人は両手でしっかり取るよ。

2016年9月1日木曜日

【frank】Kerrang!掲載The Black Parade Anniversary Release (Frankの反応)

MCR終わったが、死ぬことはない


記事:Kerrang!
画像提供:@odetofrnk
翻訳:@frankierojapan




10年後、The Black Paradeへの愛情にFrankびっくり


先日はカオスだった。マイケミ再結成かいう噂が一人歩きし始めて、Kerrang.comをクラッシュさせた。しかし再結成の事実はなく、バンドからも再結成はしないと発表して、マイケミ終了後のメンバーそれぞれの音楽が好きなんだけど、再結成しないということだけでみんながまた落ち込んじゃって・・・

それで、我々は先日Frank Ieroと話す機会があったのでもちろん再結成騒動についてどう思ったか聞いてみた。

〝いまだにあんなに好きでいてくれるってほんまにクソぶっ飛んどるぐらいクレイジーじゃわ!〟と笑いながらIeroが言う。〝俺らは再リリースのことをめっちゃ頑張ったよ。しかしレーベルに渡したら、レーベルがどう発表するか分からんかったけんね。俺らが初めてあの予告動画を見た時は正直驚いたよ。でも騒動が治まったら俺らが色々話し合って、〝みんながいまだにこんなにも好きでいてくれるなんてほんますごいよね!〟って。

言葉が出ないぐらいじゃ。ほんま信じられんわ、The Black Paradeがリリースされた時に3歳か4歳だったファンが俺に〝Frankのバンドを生で見ることができなかったよ!〟とか言うんよ。〝だってキミ、今13歳じゃけんね!〟みたいな。その中でThe Black Paradeがリリースした当時はまだ生まれてなかったファンもおるかもしれんよ?ほんまぶっ飛んどるわ。〟

ナポレオンジャケットがまだ流行るかどうか聞いてみると彼が〝おい、Kanyeもうやったろ?あの画像をどれほど見せられたことか!〟