2016年8月7日日曜日

【DS】Alt Corner Death Spells Review

Nothing Above, Nothing Below


記事:Mitch Emery

翻訳:@frankierojapan


英文はこちら



世界でもっとも強力なLSDをやってから突然燃えてるジェットコースターの乗せられ、時速1000キロで地獄を暴走しながら悪夢を見るわパソコンが出せる全ての音が爆音で鳴り響いてるわ、その上に誰か怒鳴ってるし、 そしてやがて世紀にゴスレイブに到着。こんな気持ち、分かる?ほら、〝ヤバイよまじヤバイ脳みそが溶けそうもう死んじゃうよ〟って気持ちさ。

分かる人はちょっと横になった方がいいよ。本でも読んで落ち着いてね。 

落ち着いたらDeath Spellsの新しいアルバムを聴いてみるがいい。さっき言ったことを音で表そうとしてるようだからだ。

元マイケミギタリストFrank Ieroからの王道パンクを期待してるならがっかりするだけよ。今回我々の対戦相手は実験的で奇妙。時にはここまで冒険する必要あるかと思ってしまうこともある。インダストリアルと強力なエレクトロをブレンドしたHell All AmericanとChoke On One Another、トランス状態に陥ってしまいそうなリズムのHypnotic Spells、そしてダブステップに近いI Don't Know Much, But I Know I Loathe Youの場合、DSの音楽実験は大成功。曲のどこが好きかはうまく言えないが、どれも変わってて妙に美しい。DSが歩む道は超現実的で独創的。同じ方向に進むミュージシャンは少ないであろう。




しかし良いところもあればそうでもないところもある。Where Are My Fucking Pills?がその象徴である。ぜひ聴いてみて、一生に一度の経験だ。聴いた我々は吐き気がしていったい何を聴いたのかさっぱり分からなかった。意識を持ったアップルパソコンの暴力的殺害のような耳障りのノイズで攻撃してくるWhy Is Love So Disastrous?も普通のロックファンにはちょっとアバンギャルドすぎるかもしれないけど、まぁこのアルバムって普通のロックファン向けではない。

こんなにも意見がはっきり、そして極端に分かれるアルバムを出すには勇気がいる。正直我々もどう評価していいか困ってるよ。

これから起こり得る機械の暴動の音なのか?それとも自由なミュージシャン2人からの徹底した実験的アルバムなのか?決めるのは君だ!

総合評価:さっぱり分からない!

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