2016年8月20日土曜日

【FIATP】オーストラリアのForte誌取材

frnkiero andthe patience


取材者:Talia Rinaldo (Forte)

画像提供:@MezTonks

翻訳:@frankierojapan




ForteがChuck E. Cheese(ゲームセンターと合体したエンターテインメント型レストラン)のナンバーワンファンを見つけた?!元My Chemical Romanceギタリストと多面的なミュージシャンFrank Ieroが取材中に休み時間の大半はアメリカのチェーン店で過ごすことを告白。


〝与えられた休み時間は喜んで妻と子供達と過ごす。そしてなぜか分からんけど、大体ディスに―かChuck E. Cheeseに行くことに。なんでじゃろね?たぶん家族はそこが好きじゃけんかな?〟

本当は彼自身が好きだからと我々は思うんだがね。

〝そうなんよ!本当好きなんよね。高すぎるドリンクとネズミさえあれば俺は必ず行くよ。〟

Chuck E. Cheeseへの愛情に加え、2000年からのヒット曲やプラチナアルバムのオンパレードで音楽への愛情も示してきた。多面的なミュージシャンで人気ロックバンドMy Chemical Romanceのギタリストとして知られてるが、IeroはハードコアパンクバンドleATHERMOUTHやエレクトロニックハードコアバンドDeath Spellsのボーカルとしても活躍し、そして最近はソロのパンクロックバンドfrnkiero andthe patienceのフロントマンとして活動してる。

2枚目のアルバムのリリース前、Ieroとfrankiero and the patienceの再来豪、そして新アルバムが出る前に初めて新曲を披露することが決定。前回の豪州ツアーでは中止になったSoundwaveの代わりにメルボルンとシドニーで行った、オージーファンの心を鷲掴みにした無料アコースティックライブだった。〝嬉しすぎるよ、またオーストラリアに行くのが楽しみで仕方がない。ずっと楽しみにしてきたけん俺らにとってはSoundwaveが中止になったけん行けないのかな?いや、行けないことない!行こう!ってなって、行ってみるとほんま楽しくてさ。オーストラリアに行くといつも楽しいよ。場所としてはなんかマジックな性質があるような気がする。人は音楽を大切にしてるし、ここでライブするのも楽しいけんfiatpの初ライブは絶対オーストラリアにしようと思った。〟

10月のライブに参加するファンは2枚目のアルバムからの新曲が期待できる。新アルバムは以前のStomachachesと違って、今回は父親になったことや祖父の死、大人としてのアップダウンなどIeroの人生における変化がテーマ。彼曰く、今の彼に必要なのはpatience(忍耐、我慢)だ。

〝アルバムに自分自身をかなり注ぎ込んで、魂を削って作り上げた。でも削った甲斐があった。コアでは情熱のプロジェクトなんじゃ。なんかちょっと変かもしれんけど、俺に歴史に残すモノがあるとしたらこのアルバムだといいな。〟

豪州ツアーにIeroのサポートアクトとしてニューヨーク出身のロックミュージシャンとプロデューサーWalter Schreifelsが出演。Ieroは長年のファンで去年2人が初めて会ってから一緒に演奏することを夢見た。そして今、その夢は現実に。〝正直、このツアーがやりたくなくても、毎晩Schreifelsのライブが見えれるだけでも十分幸せじゃ。〟

ツアーを発表した時、Ieroがfrnkiero and the cellabrationから突然のバンド名変更で世界中のファンを混乱させた。変更の理由を尋ねるとIeroがおちゃめな表情で笑いながら〝あんなぁ、人ってさ、バンドがスタジオに入ってバンドを新しく作り直して、何か新しいことして欲しいんじゃろ?するとバンドがいざアルバムをリリースするとあれ?なんか前と違くない?みたいな感じになるよね?そういうことにならんように、スタジオで音楽を新しく作り直してからバンド名も変えることが必要じゃ。俺的にはアルバムごとにバンドが変化しなきゃダメなんじゃ。変化するならバンド名も変更せんと。〟

天才肌で今までたくさんのバンドで活躍してきた元MCRギタリストとバックボーカルのIeroですが、観客に心の中をそらすフロントマンとしての役割は楽じゃなかった。

〝結構大変で難しい役割じゃ。誤解されやすいと同時に理解されやすい、かな?ベストは尽くすけど、不安との戦いなんじゃ。それが一番大変なのかもしれん。〟

新しい見方と幅広経験、そして自分の音楽への深まった自信を持って、IeroがForteにこう言い残した。〝ライブをやる前に言われたことがあるんじゃけど、「間違った音が正しくあるように弾け」。言われた瞬間グッと来たわ。俺にとっては色んな意味を持つ言葉なんじゃけど、一つ目はたまにしくじったことから最高にいいことが生まれること、そして二つ目はしくじったとしても誰も気づきやせんこと。間違ってないふりをすればええんよ。〟

我々もまったく同感である。

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