ゴードンは生きてる!3年以上ぶりのDeath Spellsライブ
記事:Heather McDaid
翻訳:@frankierojapan
英文はこちら
Frank IeroとJames DeweesがUKツアーを盛大にキックオフ
Death Spellsが生きてる。Death SpellsはJames DeweesとFrank Iero。Nothing Above, Nothing Belowがこの世に出てから数週間しか経ってないが、アルバムのノイズが今オーディエンスを通して初めて動き出す。どこにでもあるようなバーの地下室でDeath Spellsが始めて第一歩を踏み出した。
DSが人の先入観をなくす。アルバムもそうだったが、ライブの場合は尚更だ。彼らは色鮮やかな背景にあるシルエットだ。音楽で地下室がガタガタする、ボーカルは小さなつぶやき程度。トロンを思わす街並みや80年代のエクササイズビデオ、吐き出された血、そして角度によればIeroが銀河を高速で駆け抜けていくようにも見える。
DSは挑発的で愛と憎しみの境界線を行ってたり来たりして、反応を強引に要求する。好きか嫌いかでさえ気にしない、ライブ会場で少なくても一人ぐらいは分かってくれるだろうとDSは信じてるから。ライブの前半はDeweesとIeroがお互いに目を離さない。観客はあくまでも外の存在。しかし徐々にDeath Spellsがシフトしてしっかりしてくる。そしてまた徐々に、波が打つように観客に伝わってくる。
Where Are My Fucking Pills?は攻撃だ。Hate Unconditionalは一見キラキラしてるように見えるが少しずつその暗い正体が。Fantastic Bastardsは意外にもみんなが歌えるダンスパーティー。耳障りなエレクトロと叫び声の騒音だ。数年ぶりの初ライブは大成功。
DSのIeroとDeweesは闘争的なクリエイティブフォースで人に目をそらすなと挑発する。不測の事態を予測しろ。Death Spellsは不愉快にさせるし、カルチャーショックも引き起こせるかもしれない。しかし好きでも嫌いでも、DSのライブは一生に一度の経験。一生忘れられないライブになるに違いない。
0 件のコメント:
コメントを投稿