2016年8月14日日曜日

【DS】TeamRock〝MCR解散後、Death Spellsになぜヘイトメールが届いた?〟

MCR解散後、Death Spellsになぜヘイトメールが届いた?


取材者:Tom Bryant (Team Rock)
翻訳:@frankierojapan 

英文はこちら

 

元MCRメンバーFrank IeroとJames Deweesがデジタルハードコアデビューを遅らせた理由を語る


3月2013年の解散前、マイケミはバンドとしてクリエイティブな壁にぶち当たって、ギタリストFrank Ieroとライブのキーボード担当James Dewees (The Get Up Kids, Reggie And The Full Effect) が怒りに満ちたデジタルハードコア曲で当時の不満を吐き出した。 数曲はネットにこっそりあげられたが、ほとんどの曲が封印された。その理由はマイケミ解散に続いてDSの曲が奇抜すぎてファンに受け入れられるはずがないと考えてたからだ。しかし3年後の今、世界はDeath Spellsを聴く準備ができたとFrankとJamesは信じてる。

なぜDeath Spellsを出すまでこんなにも時間がかかった?


Frank: もし3年前に出したら、きっと何のインパクトも残さんかったと思う。さっぱり分からんかったんじゃろうね。マイケミ解散からは早すぎたかも。人には好き嫌いを広げる時間が必要だったと思うよ。

クレイジーなエレクトロニカから激しいハードコアまで幅広いサウンドなんだけど、3年経ってもこれは絶対イージーリスニングじゃないよね?


James: あんね、もし〝3年経ったけど、これ本当イージーリスニングだよね!〟って言われたら、その人にトロフィーあげるよ。〝2013年にこれ出したら、お前バカか!って言ったかもしれないけど、今となったらこれまじすごいよ!〟って言ってくれる人全員にトロフィーあげたいよ。

Frank: 2013年にWhere Are My Fucking Pills?をネットにあげたらさ、ヘイトメール来たよ。人がめっちゃ怒ってた。〝よくもこんなバンドを始めるわね!訳分からんわほんまに!〟みたいな。

人はDSがマイケミのことをけなしてると思ったのかな?


Frank: たぶん人は理解ができないあまり腹が立ったんじゃろうな。ある意味で結構すごいリアクションだよ。だって普通は好きか嫌いか、どっちかになってほしいよね。こんなにも心を込めたリアクションがもらえるってことはこれ絶対いけるって確信した。今のリアクションはヘイトからシフトしたけどね。この音楽に救われたって言われたことあるよ、信じられんことじゃ。

James: 俺にとってDeath Spellsは今この世の中で起きてることにフィットしてる。全てがめちゃくちゃで混乱してるし、何をどのぐらい恐れた方がいいか分からないし。俺らは音楽的に同じことやってるよ。3年前にやっただけなんだよ。 

当時はどんな気持ちだった?マイケミが作曲をしようとしたけどうまくいかず、そして解散直前だった。この音楽は当時の状況へのリアクションだった?


James:俺は長年マイケミのライブキーボードを勤めたけど、その時は作曲するメンバーとして入って欲しいって誘ってくれた。もちろん俺が快諾して次の飛行機に乗って飛んで行ったよ。楽勝だと思った、だってツアー中にはよく一緒に作曲したりしたから、今回も間違いなくヒットアルバムを作って、一緒に遊んで、楽しめると思ったよ。しかし到着すると全然そうじゃなかった。バンドメンバーのみんなに休みが必要だったのに誰もそんなこと認めたくなかったみたいでさ。だから俺らは無理矢理頑張り続けた。俺がスタジオに入るとだいたいこうだった:〝やぁみんな!いいアイディアあるよ!・・・あれ??・・・みんな??〟

Frank: 将来どうなるか、そして当時どうなっとるかめっちゃ不安じゃった。怒りがすごかった。不信もあった。

DSがその雰囲気から生まれたのかな?


 James: Frankと俺は東海岸に住んでる。彼は家族をカリフォルニアに連れて行って、俺はアパートに住んでて、お互い自分の居場所から遠く離れたってわけさ。9ヶ月もそんな風に過ごして、ある日俺らが〝いったいどうなってんの?アルバムやるのか?やらないのか?〟ってなった。9ヶ月って長いよ。俺らのどっかが壊れてあああああああああみたいな感じになった。Death Spellsの大半はその状況から生まれた。歌いたいっていうよりは叫びたいっていう気持ちだった。やればやるほど夢中になった。

 

マイケミにとって大変だったブラックパレード後もFrankがハードコアバンドleEATHERMOUTHで似てることやりましたけど、DSも同じ感じだった?


Frank: ほんまや。すごい、今まで気付いてなかったけど、そうなんよね。ワオ。確かに時期的にはそうだったんよね。
  

Frank、キミはCellabration、その他のソロアルバム、そしてJamesと一緒にReggie And The Full Effectで活躍したけど、DSってどう?開放感ある?


Frank: 行きたいところに行けるってめっちゃ開放的じゃ。レッテルが貼りにくくなるし。DSのライブに来る人ってオープンな人だと思う。そこが好き。来る人はみんな変人で俺らも変人じゃけんちょうどええんよ。

ライブへの反応は?


Frank: アルバムリリース後の初ライブは数日前グラスゴーでやったけど、最高じゃった。前のライブと全然違う感じでさ、ハードコアのライブみたいじゃった。人がモッシュしたりしてさ。Death Spellsが長期のプロジェクトだといいな、ほんまめちゃくちゃ楽しんどるけんね。

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