2017年2月24日金曜日

【Frank】Life in the Stocks Podcast

Life in the Stocks Podcast


取材:Matt Stocks
翻訳:@frankierojapan

注)ポッドキャストは豪州事故前の去年のUKツアー中に収録されたもの。収録前はイギリスにある古い教会でアコースティックライブとQ&Aを行い、新アルバムParachutesの話を語りつくしたため、ポッドキャストはFrankの過去やマイケミのお話がメイン。今回もエピソードをざっくりと翻訳(ご了承ください)

【幼少期】

ニュージャージー生まれの一人っ子。子供の頃は兄弟がすごく欲しかった、兄弟のいる友達が羨ましかった。3歳の頃に親は別居、6歳の頃に離婚。親が一緒に暮らしてたことを覚えてて、二人とも仲良くできず家は常に険悪な雰囲気だった。別居した方がお互いのためだった。主に母親と暮らしていて、週末は父親と過ごした。小中高はカトリックスクールに通って、小学生のころからカトリックスクールの教育方針やポリシーに違和感を覚えた。小5の時、カトリックの神父のイメージを悪くする映画の上映を中止するための請願書を学校側から無理矢理サインを求められて強い不信感を抱くように。自分より大きな存在を信じることができる人が羨ましかった。そういう大きな存在が実在するのなら、どんなことでも可能になるはず。死後の世界をもし証明することができたなら、どんなに素晴らしいことか。人は死後のことを気にするあまり、現実を見ようとせず周りにいる人間や地球のことを大切にしない。宗教の違いや神のために起きる戦争はいまだに絶えない。死後の世界が存在するって分かったら変わるかも。逆に何もないって分かったら戦争が無意味だって気づくかも。

【友人や遊び】

小学校はスポーツ中心だったため、友達を作るためにスポーツチームに入ったけど、興味があるから入ったというよりは一人になりたくなったから入った。自分は周りと違うことに気づいた。高校生になると自分と同じようなアウトサイダーと出会って救われた。中学校後半にギターと出会って自分のニッチを見つけてアイデンティティになった。ギターが自分に合ってると感じた。

【初バンド】

自分の初ライブはジュニア(高校3年生)リングダンスだったが、自分がまだ1年生だったためライブ後はすぐ帰ることに。ギターをやった3年生ジョン・マグワイア(のちにハムボーンと呼ばれるように)と出会ってバンドを組もうと誘われてSteve Wile and the Disco Kingsを結成。パンクやハードコアに興味を持つきっかけはNirvanaだった。そこからはたくさんのバンドを知るようになって、高校生の時に自分と同い年のキッズがNJでバンドをやってることを知って衝撃を受けた。別にSid Viciousじゃなくてもバンドを結成してローカルで活動できるという事実を知って、激安のローカルライブに行くように。人生初のライブはThe Bouncing Soulsだった。会場はNewarkのThe PipelineというNJパンクの聖地。会場はまるでピノキオに出てくる遊びの島みたいな場所で何でもアリだった。そのライブで全てが変わった。

【Mikeyとの出会い】

16才の時にPencey Prepを結成。高校卒業して、ツアーに出たのち憧れのNJレーベルEyeball Recordsにサイン。次のツアーに出たが終わったらメンバー1人が脱退して、次はドラマーも脱退してバンドが解散の危機に。その時にMikey Wayと出会った。Mikeyは大手書店Barnes and Nobleでバイトして、よくEyeball Recordsにいた。レーベルや周りのみんなに弟的な存在として慕われてた。ある日、Mikeyが兄をEyeball開催のパーティーにつれてきて、普段家から出ないような人だと周りから聞いてた。そこでGerardと出会った。GerardがPenceyのアルバムを聞いてすごく好きだと、自分もバンド始めようと思ってるけど、どうしたらいい?とアドバイスを求められた。Penceyの練習スタジオで彼らがよく練習を見に来た。GとMikeyがFrankの真面目な性格と頑張り屋さんのところが好きだった。週7で時間をかけて練習したPenceyはずっと練習スタジオにいた。Way兄弟がバンドを始めるとFrankが彼らを練習スタジオに誘って初めてMatt PelissierとRay Toroに会う。初めてマイケミを見たFrankは感激して、特別なバンドだと感じた。

Vampires Will Never Hurt Youを作曲した日も覚えてる。その日はFrankが彼らと一緒にスタジオにいて、Frankがマリファナで超絶ハイだった。すると誰かがマイケミのみんなにギターをもうひとり増やす?って聞いたら、〝入れようと思う唯一の人物は今ソファから起き上がらないほどハイになりすぎてんのさ〟と答えた。マイケミはFrankにとって大好きなバンドだったからそんな風に思ってくれてると知った時はすごく嬉しかった。人として大好きだったし、バンドとしても最高だった。メンバーとして活躍したバンドI Am A Graveyardが解散して、深夜にGerardとRayがFrankの家にきて散歩に誘った。歩きながらマイケミがアルバムを出そうと思ってるけど、ギターを増やすなら今しかないからバンドに入らないか?と聞かれて、もちろんと答えた。

マイケミとの初ライブはClub Chromeという会場で開かれた。ライブ後はEyeballの人が不安だったFrankに〝もっとうまくいくと思ったのになぁ〟という衝撃の一言を。Frankはファーストアルバムの数曲のみに参加、Early Sunsets Over MonroevilleとHoney, This Mirror Isn't Big Enough for the Two of Usは一緒に作曲した。

バンドのゾンビやヴァンパイアなどのコンセプトはもちろん好きだったけど、一番大きかったのは〝素晴らしいファッキン曲を書いた〟と思ったこと。マイケミに好き嫌いははっきりしてた。バンドが好きなのか、嫌いなのか、そのどっちかだった。ずっとそうだった。ほかのバンドと全く違うところも好きだった。

【人気絶頂期】

世代に絶大な影響を与えたなんて信じられないというよりは考えられない、違和感がある、圧倒される。Black Parade中はあまりにも世間から離れたからその影響に気づいてなかった。バンドは人気だという自覚はあったけど、その人気がどれほどの人に影響与えたか、よく分からなかった。

バンドのルーツが面白くて、Rayはメタル育ちで、MikeyとGはブリットポップ、あとGがFrankと同じパンク育ち。普段あまり混じることないジャンルが混じり合ってすごくいい塩梅に。

【Three Cheers for Sweet Revenge】

メジャーデビューする前にPenceyが使ってた練習スタジオを引き続き使ったマイケミ。どうやってそのスタジオの電話番号が分かったか分からないけど、A&R担当者から毎日のように電話が来るようになった。はぁ?なんで??みたいな。NJという場所もあって、若いバンドが次々とレーベルにサイン。しかしマイケミは長い間そういう誘いを断った。ファーストアルバムが出て、よし次のアルバムにはもっと大きなレーベルの力が必要だと判断してこれがチャンスだとワーナーブラザーズにサイン。するととある有名なプロデューサーとすぐスタジオに入って、とりあえず1曲聴かせてと。It's Not A Fashion Statement, It's A Fucking Deathwishを演奏すると、〝お前らにはまだ無理だ〟と言われた。やばい、どうすればいい?!だってもうここまで来たし!もっと早く言ってよ!と焦るマイケミがちょっと自信となくした。その後はスタジオで缶詰の日々が始まってHoward Bensonとアルバムをレコーディングすることに。FrankとHowardはしょっちゅう喧嘩したけど、それでも最高のアルバムができた。そこから爆発的に人気が出て、全てがあまりにも早すぎてかなり戸惑った。

【Green Dayとの出会い】

クレイジーだった。憧れのバンドGreen Dayとツアーができるなんて夢のようだった。楽しかったと同時にすごく勉強になった。Green Dayは大変真面目なバンドで音楽に対する思いは半端なかった。あんな小さなバンドがアリーナで燃え上がる炎など派手な演出をしててクレイジーだった。Black ParadeのことをGreen Dayに話したらRob Cavalloに話した方がいいよというアドバイスをもらった。業界関係者もたくさん紹介してくれて、おかげでRobと一緒にBlack Paradeをレコーディングすることに。〝あのアルバムは彼じゃなきゃ出来なかったと思う。素晴らしいパートナーシップだった。〟

【The Black Parade】

レコードは楽しかったか?大変だったか?

〝ん~楽しいとは言えないけど―〟すると言葉を慎重に選びながら〝振り返って見ると全てが楽しく思えるとか言うけど、あのアルバムは、俺ら1人1人が次々と壊れていった。圧倒されるほどのプレッシャーが―自らのプレッシャーだったけど―あった。Revengeを超えなきゃとか、そのような言葉はレーベルから一言も言われてなかったと思う。俺らは自分たちにプレッシャーをかけた。何をやろうとしてるかはっきりと自覚があったからこそのプレッシャーを。必死で成し遂げたい目的からくるストレスに俺らは全員正気を失っちゃった。…自分はこの目標に相応しい人間なのかという自問自答を繰り返した。つらい立場だよ。あれは2005年だったっけ?みんなはまだ若かかったし、何をしてるかまだよく分からなかったし、あんなスケールの大きいことやろうとして…途中でこれって現実なの?って思っちゃったもん。作るのに苦労したアルバムだった。でも感じたよ、このアルバムはファッキン特別だという実感を。みんな感じてた。すごく大事なことをやってるんだと。そしてそれも結局プレッシャーになった。〟

過酷なツアーはよくバンドの解散に繋がるけど、18ヶ月ものツアーから覚えてることは?

〝たぶん2年間近くツアーしてた。その2年の間にバンドメンバーが全員揃って出た公演は少ないかも。Bobが病気で休むことに、俺も病気で休むことに、祖母も亡くなって、Mikeyも帰っちゃって。レコーディング中もそうだったけど、ツアー中にも俺らは次々とダメになった。これ、本当に生き残れるんだろか?俺ら何やってんだろう?って感じだった。本当のことを言うと、あれでバンドが終わるはずだった。映画ならあの時点でエンドロールが出てたはず。よし、終わったって感じだった。でも俺はその終わった感にひどく落ち込んだ。ツアーから帰ると〝楽しかったけど、もう終わりだ〟という電話が来ると心の中で思ったっていうか、感じたというか。でも来なかった。代わりに〝新曲書こう〟という電話が。その電話がすごく嬉しかったけど、なんでまたこんなこと?という不安もあった。何よりやりたいことだったのに。そこからだよ、バンドの空気が変わったのが。Conventional Weaponsを作っては放置して、マネージメント問題が起きて、そしてやがてDanger Daysに。〟

【Conventional Weapons】

Danger Daysは意識してカラフルで明るいファンタジーのような作品に?

〝Conventional Weaponsへの反動だったな。おかしいと思うかもしれんけど、マイケミのアルバムを振り返ってみるとたぶんConventional Weaponsが一番好きだ。ちゃんとした意味でのアルバムじゃないのに。曲をちゃんとシークエンスしてアルバムにしたらきっと俺の1位になるんだろう。〟

【Reading and Leeds】

Brian Mayとプレイできて夢のような経験だった。その数日前はBrianの自宅にお邪魔してリハしたけど、信じられないような1日だった。お茶飲む?とか言われて。彼はすごく謙虚で心が綺麗で素晴らしい人だった。あのライブはキャリアのハイライトのひとつ。当時バンドの常態がよくなかったけど、ステージに上がったら過去のこと(過去にR&Lでブーイングなどされたこと)なんかどうでもよくなってさ。あのライブが再びバンドに火をつけて、解散を先延ばしにしてくれた。

【解散】

解散は大変だった?友好的だった?関係の最後はいつだってひどいってよく言うけど、どうだった?

〝俺らはできるだけ友好的にしようとしたと思う。でもまぁ、難しいよね、バンドの終わりって。時間が必要だった。今となってはお互いの言い分が理解できるし。忘れてはいけないのはバンドはBlack Paradeで終わるはずだった。しかし俺らは解散を先延ばしにした。全ては俺らのせいだ。Conventional Weaponsをやったけど、それもそれで原因のひとつだと思うし、でもなんとか乗り越えてDanger Daysを作って。そしてBrian Mayに会って解散をもっともっと先延ばしにして(笑)。それでまたやろうよ、音楽作ろうよってなったけど、バラバラになっちゃって。あの時点でバンドは生命維持装置で辛うじて生きてた。もう終わってた。〟

すぐに自分で新しい音楽を?それとも自分のために時間を?

〝面白いことに解散中にはJamesと一緒に曲を書いてた。だから俺はすぐにDeath Spellsをやることに。2人でデモ作って、ライブもちょっとやったけど、一歩引いてみて本当にこれがやりたいかどうか考えた。もう十分やったし、って思って。マイケミやったけど、もしかしたらそれだけのことだ。Death Spellsは暇な時にやっていいけど、違う仕事やってみたいかも。本を出すとか、普通の人みたいに郵便配達員になるとか、色々考えたよ。あの時点では音楽は自分の一部じゃなくて、ただ自分のやることのひとつだと勘違いしてた。そしてさっきは教会で話したけど、俺はやっと「音楽は俺なんだ」って気づいた。これしかできない、このために生まれた―音楽やクリエイトするために。〟

Death Spells少しやったらJamesがツアーやReggieのアルバムをやり始めて、自分は曲を書き始めた。当時はずっとお腹が痛くてしんどかったけど、気持ちを楽にしてくれた唯一のことが音楽を作ることだった。するとずっと友達だったマイケミのUSブッキングエージェントMattから最近何してる?って連絡が来て、曲を書いたことを言ったら聴かせてって。曲を送ると彼が「デモを人に送ってよ、音楽やりたくないのか?」自分はよく分からないと答えたら、また彼が「とりあえず送ってみてよ」って。

【Stomachaches】

妻Jamiaにツアーとかフロントマンとかできるかどうか分からない、やりたいかどうか分からないって言った。するとJamiaがやってみないと!じゃないと絶対後悔するよって。最初のツアーやその次のツアーにも、楽しいかどうか分からなかった。でもある日突然閃いた―自分がイメージした生意気なフロントマンじゃなくたっていい。やりたいようにすればいいんだ!楽しけりゃいい。すると全てが変わった。小さな会場でライブしてると、やっぱりこれだ、やりたいのはこれだって。フロントマンとしての成長を見守ってくれるファンがいるってアメイジングなことだ。感謝しても感謝しきれないんだ。だんだん慣れてきた。アコースティックライブだって、ごまかしが効かないから不安になるけど、慣れてきてる。

〝俺って最高のソングライターじゃないし、最高のシンガーじゃないし、最高のギタリストでもないけど、俺は絶対中途半端なんかじゃない。それが伝わってると思う。…やってることは全てハートから来てる、調子がよくても悪くても。キャラを演じて自分を隠したりなんかしない。俺はそういう人間じゃない。〟

【MCRX】

リリースが楽しみ。Paramore Mansionでやったことがより分かると思う。まず10年が経ってることなんて信じられない。俺らは当時の曲やデモを久しぶりに聴いて、アニバーサリー版に入れたい曲を絞った。俺はParamore Mansionでの暮らしについてのエッセイを書いたし、みんなと連絡とってよく話し合った。一緒にMCRX作れて嬉しかった。ワーナーに渡すといつの間に「あの動画」がアップされて(アニバーサリーの予告編)。俺らはあの旗が使いたかったけど、あのやりかたにはちょっと驚いた。再結成のうわさが一気に広まっちゃって、その発想も理解できるけど、熱狂的ファンが多いバンドだからたぶん何をアップしても再結成と騒ぐだろう。イライラすることじゃないよ、俺らはただファンをがっかりさせるのがイヤで、変に期待させたくないよね。ただファンのために何かしたかっただけなのにあんな大騒ぎになっちゃって申し訳ない。

再結成はいつかあると思う?

〝明日は隕石が落下して地球を滅ぼすかもよ?(笑)分からんよ。さっぱり分からんよ。恐らくないと思うけど、絶対とは言えない。分からない。とりあえず今はみんなが忙しくてさ、再結成とかそんな時間ない。〟

Rayのアルバムは最高、早く出て欲しい(取材当時はまだリリースされてなかった)。ずっと聴いてる、本当大好き。彼って才能ありすぎるよ、不安になるほど才能ありすぎ(笑)

2017年2月21日火曜日

【Frank】Kerrang!2月号掲載The Darkest Day

最も暗い一日



Frankが2016年10月のバス事故を語る


記事:Hannah Ewens
翻訳:@frankierojapan

事故当日はどんな日だった?

俺らはシドニーのパークストリートにあるTwitter事務所の前だった。アコースティックのミニライブと生のQ&Aをしてから会場に向かう予定だった。俺と義理の兄Evan(Nestor、ギター)、マネージャーのPaul(Clegg)とドラムのMatt(Olsson)がバンから降りて荷物を降ろすためにハッチバックのトランクを開けた。俺は金属製のペダルボードケースがあって―面白いことは11日間に5つのフライトに乗ったけど、俺は毎回ケースのことが気になって―だって俺の大切なペダルが全部入ってるから―必ずチェックインじゃなくて、機内に持ち込んでたんだ。結局はバスにひかれちゃったけど、中身は無事だったよ。不思議だろう?それでケースをカーブに置いてしゃがんだまま開けた。するとみんなに〝とりあえずチューナーだけ出してあとはおいていくよ〟と言おうとしたけど、〝とりあえずチューナーを…〟までしか言えなかった。その瞬間に何かがぶつけて来た。

その瞬間に何を思った?

一瞬のことだったよ、タックルされたかのように。腕の下のところにぶつけられて、気づいたら二階建ての市営バスのバンパーの下だった。俺の視点からバンとバスのバンパーの間に足が挟まれたEvanが見えた。Paulの叫び声とカッシャンという音も聞こえて。どうなってるか見ようとしたけど、ガラスの破片がぶつけてくるから顔をそむけることに。ガラスの破片が雨のように降ってきた。タイヤの衝突がいつくるかと怯えてた。

どうやって生き延びたの?

砂漠の嵐作戦に使うようなでかいミリタリーリュックを背負ってた。俺っていつも荷物を詰め込みすぎてよくバカにされるけど、あのリュックがカーブの間に挟まれて、俺の腕がバンパーの下に引っかかって、道の溝に引きずられた。バスが衝突してきた時は止まらず、俺らを3メートルぐらい引きずっと。今でもよく頭に浮かぶんだ。音とともに脳裏に焼きついてる。事故自体はほんの数秒の間の出来事だろうけど、俺にとっては20分ぐらいのことのように思えた。自分が何を感じたとか、何を思ったとか、全てのことをはっきりと覚えてる。考えたことを覚えてるよ―〝運転手ってぶつけてきたこと分かってるよね。なんでバスは止まらないんだ?先にやれるのは足か?それとも体ごとひかれるのか?もう終わりだ。〟

バスが止まってからはどうなった?

バスが止まってもガラスの破片は降り続いてた。Mattがどこにいたのか分からなかった。Paulがバンを運転してた豪州のPR担当にバンを前に出すように叫んだの聴こえて、前に出したらPaulとEvanが解放された。Paulがバンの後部に倒れて、そしてEvanが俺の前で道に倒れた。彼が〝足の感覚がない〟って言ったの覚えてる。その時は彼が生きてるって分かったけど、麻痺してるかもと思った。俺はバスの下からなんとか彼の元へ。するとPaulと、Paulの下からどんどん出てくる今まで見たことないほどの鮮やかな赤が見えた。俺はEvanの頭を抱えて、リュックをなんとか下ろして、そして彼の頭の下にジャケットを敷いた。その時にMattが来て、彼も生きてると知った。そこから人だかりが出来た。ヘリコプターが来ると誰かが言った。医者がヘリに乗ってきて、警察も来てて、そのひとりがPaulのケガを処置してた。その警察官が傷にあったとこのズボンを切って、あんなにひどい傷を見たことがない。あんなの見ると、人間がどれほど無力か実感できる。俺、サメに襲われたことないけど、同じような体験だと思うよ。バスの無表情の目だろうが、サメの無表情の目だろうが、何も出来ないまま食いちぎられるんだろうな。そのとてつもない強い力の前では抵抗できないんだ。警察官がPaulの足を縛って出血を止めようとした。それが間違いなく彼の命と足を救ったと思う。すると救急隊員がEvanのケガを処置して、俺らを救急車に乗せて様々な薬を打って病院へ。

事故直後の回復はどれぐらいかかった?

PaulとEvanに手術が必要だったため、俺らは2週間ぐらい入院した。飛行機に乗れるように豪州でリハビリを始めたけど、一番心配だったのが血栓だった。医者は席に座れるように、フライトに耐えるようにまで回復させるのは目的だ。皮肉なことに、次の日に俺らの豪州ビザが切れてさ。だから医療ビザを申し込んだが、却下された。豪州で住所がなかったけん、〝住所が病院だ〟って言って再び申し込んでみることに。そして帰国してから2日が経ったころ、またビザが却下されたっていう通知が届いた。

米国での回復は進んでる?

豪州で軽いリハビリはやったけど、帰国すると週3回の過酷なリハビリが始まった。俺は足の靭帯損傷、そして腕と肩の腱炎、筋断裂を患った。肩はうまく使えない。筋トレはすごく役に立ってて、球関節の位置を保ってる。その違いは確かに実感できる。肩にステロイドの注射をもらってるし、結構いいよ(笑)でも針のサイズが恐ろしい、あんなでかい針見たことないわ。すごくいい先生がついてるから、役に立つ薬物を打ってくれてるといいな!

【Frank】Kerrang! 2月号掲載The Heartbreak of Frank Iero

事故の核心


記事:Hannah Ewens
翻訳:@frankierojapan


今年のバレンタインデーにFrank Ieroが自分のことを誰よりも愛するUKファンのもとに戻る。昨年の10月に恐ろしい事故に遭って辛うじて命を取り留めたFrankがここまで来ることが実に奇跡に近い。ここでFrankが初めてあの日のこと、そして愛と人生、死について語る。


事故があった4ヶ月前から、Frank Ieroはあの日のことをよく考えてしまう。ぶつけてきたバスのことや衝突直後の一連の動作。全員無事生き残ったことも。〝思い出す引き金になることがあって〟とニュージャージーの自宅から話すFrank。〝最初は駐車場にいることだって辛かったよ。周りに自動車の音を聴くことも。車を見てるだけで事故のことが頭を横切る。今は車の運転が出来るまで回復したけど、たまにちょっと危ない運転に遭うとやっぱり辛くなる。しばらくはうまく眠れなくてね。ずっと頭のどこかにあるよ。そればかり考えないようにはしてるし、気にしない日もあるけど、落ち込む日もあるね。〟

昨年の10月13日に豪州でバンドThe Patienceと一緒にツアーバンの荷物を降ろしてる最中にFrankとバンドメイトとクルーが市内バスに追突。その後のニュースがイライラするほど少なく、ファンに渡った唯一の情報が重大事故があって、ケガはしてるけど命に別状はないということだけだった。次に入ったニュースはその後の2016年ツアーの全キャンセル。彼らの新アルバムParachutesが同じ月の後半にリリースされて、本来ならステージで新アルバムの曲をプレイしてるはずのFrankとバンドメイトが長くて辛い回復とリハビリに励んでた。半分は身体的な回復―入院と理学療法でケガを治すこと。しかしそれより大変だったのは心の傷を治すことだった―自分に起こったことを理解して、どう受け止めるかを。

〝事故に遭って、その後平気でいなきゃいけんって不思議なことで〟とFrankが説明する。〝精神的にたくさんの変な考えが次々と出てきて、最初は怒りが沸いてきた。あまりにも理不尽な出来事だったからね。ほかのみんなと比べてあまりケガしてないことを申し訳なく思うところもあるし。そして本当は死ぬはずだったんじゃないという圧倒される気持ちもある。事故を目撃した人はみんな俺たちが死んだと思ったんだ。豪州の医者たちに言われたよ、宝くじを二度と買うな。キミたちはもう一生の運を使い果たしたんだからって。これは俺らの第二の誕生日だ、人生をやり直すチャンスだっていう気持ちになる。俺らはここにいるはずではない、だからこそ俺らは行動すべき、体験すべき、そして世界を変えるべき。だってこんなにも素晴らしい贈り物を頂いたんだから。人が聞きたいのはそういうことだって気づいた。それに気づくって困難を乗り越えて大丈夫だってことだと思う。そう感じる自分もいる。

全てのことに理由があるという。Frankもそう思う、そして事故のことを考えるとそう信じざるを得ない。〝事故までの全てのことが俺らの生存に繋がった〟と彼は思い出す。〝トランクを開けたことによって俺らの頭を守ったことや、ペダルボードを拾うとしてしゃがんだことでバンとバスの間にじゃなくて、バンのバンパーの下に入ったことなど。とにかく全てが奇跡だった。〟

しかし前向きな考えばかりではなかった。形而上学的な一面もあったという。〝俺らって本当に生き残ったん?それとも死ぬとこうなるの?と思ってしまう自分がいる。脳は機能し続けて、もうひとつの現実を作ってるかもって。もしかしたらこれは現実なんかじゃない、死んだ体に脳が活動してるだけかもって。するとこう考え始める:何がともあれ、こんなに時間が経ってるから現実だろうが幻だろうが、これが俺の現実だ。俺はここにいる。だからなんとかしなきゃ。〟

簡単に言うと、Frankがその日に体験したのは臨死体験。FrankはKerrang!に自宅のことを想像してみてと言われる。一度も行ったことがないのに、なんとなく想像はつく―ドアや窓、壁など。彼曰く、彼の自宅が想像できるように、死も想像できる。〝死がどういうことか想像できる。〟しかしその想像はあまりにも漠然としてる。Frankと違って臨死体験をしたことがない我々の想像は間違ってる。

〝その瞬間に全てが信じられないぐらい明確でクリアになった。たくさんのことに気づいた、まだ言葉にできないこともある。命や人間、身体の儚さは驚くべきだ。人生がいかにも壊れやすくて特別なことが一瞬で分かる。瞬く間に残酷に奪われることになるなんて、目からうろこだった。死神に会って握手を交わして、そしていつかはまた会うことになると分かるって怖いことよ。と同時に、言っていいかどうか分からないけど、ちょっとがっかりだ〟と彼は言葉を選びながらゆっくり言う。〝一度だけで終わる人っているけど、俺は2回も経験しなきゃいけないってなんか不思議な気持ち。受け入れるまで時間がかかることだ。まるで未来を見ていて、避けられないことを経験したみたいだ。〟

その避けられないことにFrankが最愛の祖父を亡くしてからまだそんなに時間が経ってない。彼曰く祖父の存在は〝全て〟だった。Parachutesのインスピレーションにもなった。〝いつか自分の愛する人もこれを経験するってことに気づいた。自分はまだここにいることに感謝する自分はいるけど、もう二度とそんな経験しなくていいように、その場で終わって欲しかったっていう自分もいる。悲しい意味でとか、落ち込むような意味じゃなくてさ、ただそれが現実だ。人生に一度であるべきの経験ってあると思う。そしてこれがそんあ経験のひとつだと思う。事故前と同じ人間じゃない気がする。いや、実感できる。〟

Frankの最新サウンドに慣れてきたParachutesの中盤で、静かな音が彼の叫び声に爆発して、激しいギターとディストーションたっぷりのDear Percocet, I Don't Think We Should See Each Other Anymoreは吠える不安満載の2分ちょっと。「まだ死にたくないんだ/ただ覚えられたいだけさ/切望の目でボーっとして人生が過ぎ去っていくの見るなんでごめんだ」とFrankが叫ぶ。これもアルバムもFrankの生と死への執着心を表す。「今に生きたい」と同時に自分のレガシーを考える。アルバムのラスト9-6-15は祖父のために書いた曲、そしていつか我々の時が来ることを思い知らせてくれる。事故直前に書いたアルバムだなんてゾッとする。かろうじて一命を取り留めたためにステージで披露できなかったこのアルバム。そしてアルバムの中の葛藤とライフレッスンを再認識するきっかけになった今回の事故。なんて数奇な運命。

そう彼に伝えると〝奇妙なことじゃろ?〟と答える。〝バスのタイヤに弾かれることを待ってた瞬間に思った―最後のアルバムはずっと作りたかったアルバムでよかった。なんだかホッとした。〟

Kerrang!が昨年の9月にFrankを取材した時、彼がアルバムタイトルのParachutesをこう説明してくれた―〝愛すること、喜びや幸せを感じさせてくれることが俺らを救ってくれる。〟だったらFrankのパラシュートは何だ?ひとつの答えは妻Jamiaと3人の子供―双子の娘CherryとLily、そして息子Miles。事故を経験して、自分の父親としてのあり方、そして夫としてのあり方を考え直すきっかけになった。

〝本当に大切なのは何だとか気づく時、以前大事だと思ったことがもしかしたらそんなに大事じゃないかもって。回復って不思議な生き物よ。あえて言うとワガママになっちゃいけん時がある。少しは自分の心配をしないと、完全回復できないし、なりたい父親や夫にもなれない。でも家族関係からいうと、言葉にするのは難しいけど、その変化は毎秒感じてる。

豪州で何があったか、まだ子供たちに話してない―まだ幼いからだという。家族の大切さをより一層実感したFrankにとって、ツアー中に家族と離れることが簡単ではないにも関わらずUKとヨーロッパのツアーがどんどん近づいてる。〝子供に言ったらは言ったで余計に怖がらすことだけになる。だから子供たちは俺がツアーに出ることを心配してなくてよかった〟とFrankは言う。〝でも個人的にはまだ(ライブが)できるかどうか知りたかった。この生活しか知らない、やったことない。俺を人間として成長させた。それに好きなことだ。嫌いという気持ちより55%好きなんだ〟と笑う。〝戦いもせずにその人生の一部が奪われるなんてごめんだ。そうはさせないぞ、と。それに今回のアルバムはもっとも誇りに思ってるアルバムだから、アルバムの曲を生で弾かないなんて絶対永遠に後悔するって思って。〟

Taking Back Sundayのサポートとして参加する今回のツアーのUKライブは1年でもっともロマンチックな日、バレンタインデーにスタート。しかしそんな特別な日は家族と一緒に過ごせないことは特に気にしてないみたい。〝1日だけ愛情を表すなんて俺のスタイルじゃない。毎日表すべきだ。〟彼にとって、愛情表現とは〝大切にされてること、愛されてることをどんな時にでも見せてあげること。認めるかどうか別として、人って愛されたいんだ。無条件で本当の自分を受け入れて愛してくれる人を求めてる。〟

Frankは若い頃からそのような無条件な愛を知った。〝俺と妻の場合、運命の人だとかなり早い段階で分かった。若かったから、まだ成長が必要だと分かったし、19才で結婚するわけじゃなかったし。でも同時に、普段人をイライラさせるようなことが俺らの人生に頻繁に起こるって分かり切った。そういうことが起きると「これって別れるほどのことか?」とお互いに聞いた。そうじゃなかったら忘れろ。それが俺らにとって大事なことだった。もちろん俺らも人間だから、色々あったけどさ、でもやっぱり最初から「これだ、これは本物だ」という実感はあった。ベタに聴こえるかもしれないけど、本当のことだからベタなんだ:運命の人に会うとまるで爆発のようですぐに分かるんだ〟と彼は微笑む。〝出会わない人もいるかもしれないし、ずれたタイミングで出会うかもしれない。でもその出会いをしっかりと大切にして難しい時も乗り越えようとしたら、美しくて甲斐のある人生を一緒に作れるよ。〟

そしてもうひとつの愛がある。それは音楽への愛。〝あ~〟と笑うFrank。〝あれはめったに返してくれない愛なんだよね。無条件でロマンチックな愛っていうよりは依存症みたいな愛だと思う。ハイをじっくり味わって、ローを憎む。でもやっぱり音楽の元に戻るんだよね。時には神のような気分にしてくれたり、またある時は精神を破壊する。うまく付き合ってキャリアにできるすごい人はいるけど、依存に溺れて人生を台無しにする人も。他のことと比べ物にならないよ。〟

幸せになるためには両方が必要かと聞かれたら、答えははっきり〝イエス〟だ。〝家族がいなきゃ人生に絶対に満足してないと思う。そしてクリエイティブなことをしてないと人間として満足してないと思うね。〟

Frankに釣り合いがある。しかし障害物もある。家族と離れることだけではない、ギターを弾くことだ。彼はリハビリで今まで何気なくこなした基本中の基本のことを一から学び直すことに。〝ギター的にはプレイスタイルが変わったような気がする、持ち方だって違う〟と告白する。〝できることを最大限にして、感じる痛みを最小限にしようとしてる。〟

練習とフラストレーションと上達の繰り返し。しかしThe Patienceの初ライブまではいけるかどうか分からない。

ニュージャーシーのStarland Ballroom、土曜日。Circa Surviveはライブの準備を着々と進めてる。しかし本番前には見知らぬバンドAerosniffがサポートとして出る。最悪の場合?ローカルなエモバンド。最高の場合?風邪気味のAerosmith。そしてパンクロックを派手に演奏したあと、Aerosniffが正体(Frank Iero and the Patience)を明かす。しかも誰も気にしてない。しかしバンドは違う―だって事故後の初ライブだ。

次の日―最初のKerrang!取材から48時間後―Frankは超ご機嫌。〝どうせ頭の中の悪魔が出るんだから、本番じゃない時に出すがいい〟と笑う。次の週末はみんなが思ったFIATP事故後の初ライブ。ニュージャージーにある小さなMonty Hallでのビッグカムバック。本当はバンドを愛するファンと一緒に汗だくになりながらのウォームアップライブをやりたかったけど、必要だったのは良くも悪くもどうなってもいいような匿名ライブだった。〝俺にとってはすごくワガママなことだった。ギブ・アンド・テイクみたいなライブもある―観客と同じぐらい楽しめるようなライブをね。でも昨日のライブは―失礼な言い方だが―観客はどうでもよかったんだ。ステージに上がった俺ら4人が全てだった。刺激的だったよ。その日がとても不思議でさ。事故についての感情がどれだけ自分の演奏に繋がってるかは昨日まで分からんかった。俺はやっと再びステージに立つことが自分にこんなにも影響してくるなんて気づいてなかった。まさかステージに立つことがこんなにも事故と事故についての気持ちに繋がってるとはね。回復とダウンタイムの終わりを意味した。大変だったし、エモーショナルだったけど、最後の最後には大成功って感じだった。〟

痛みという問題もあった。ちゃんと弾けるかどうか、納得できるような弾き方ができるかどうか分からなかったという。〝痛かったけど、まだ我慢できるほどだった。もうできないことってあるんだなって実感したこともあった。それが今後どうなることやら。ツアーに出るってことは毎晩プレイしなきゃいけないけど、体の調子は2日目や3日目でやっと実感できるからちょっと不安よね。でも今は前向きに考えてる。完全によくにはならないかもしれんけど、ちょっと変わるだけって考えればいいんだ。やってみないと分からんからね。〟

ツアーというのは新譜の曲をやっとライブで披露するということでもある。〝ライブセットをWorld Destroyerでスタートすることを毎晩のように想像してた。観客の前ではどう変わるか、とか。だからやっと披露することができて最高だよ。実現できたって素晴らしい気分だ。〟

しかし2017年の予定はまだ完全に決めていない。〝ギター弾けなくて、そして弾いてみると痛いし、無理だと思ってた。やっと帰国した時、音楽の世界がとつもなく遠く感じてて、だからどうなるか分からない。〟彼の作曲作詞は相変わらず続いてるけど、事故や事故の影響について書くことにまだ違和感を感じるという。〝アートやアルバムを作り終わるとその作品のコントロールを譲ることになる〟とFrankが説明。〝アルバムが成長して独立する―世界の中で生きていく。少しは話せるようになったけど、とりあえず今は事故のことがまだ俺の頭の中に閉じ込まれてる。完全に俺のもので、俺が完全にコントロールしてる。でも事故について曲やアルバムを書いたり歌ったりするとそのコントロールを失うことになるから怖いんだ。〟

とりあえずKerrang!は初めてのシークレットライブが大成功したことを嬉しく思ってる。〝俺も!〟とFrankが笑う。〝じゃなきゃ落ち込んでたんだろうな。うまくいかなかったらなんてひどいオチなんだ―最悪だった!もう二度とやりたくない!なんてね。〟

Parachutesのリリース直後にFrankがこんなことをブログにアップした―〝人生もそう。俺らはみんなやがてやってくる最期へと落下している、あるいは急降下している。しかし家族の愛情と音楽やアートが作れることがずっと俺のパラシュートになってくれた…このアルバムは俺のパラシュートのひとつだ。〟楽しみにしてたこのアルバムを楽しくプレイして、シェアするべきこのアルバムをやっとシェアして、そしてアルバムに潜んでた悪魔を追い払うことで無事の着地に必要な最後のパラシュートが開いたのかもしれません。

2017年2月14日火曜日

【DS】Going Off Track Podcast面白話ピックアップ

【フランクの初ジュースクレンズ】

(ジュースクレンズとは固形物を食べず、野菜やフルーツ100%のジュースを2日~6日ぐらい飲むという健康法。コーヒーもお酒も×)

Riot FestのDS&FIATPダブルヘッダーライブや海外ライブ、国内ライブ続きの超ハードスケジュールの一ヶ月をこなしてやっと帰宅したフランクの体がもうぼろぼろ。声が出ない、体も動かない常態だった。次の火曜日からの豪州ツアーに備えて、健康を取り戻そうとしてジュースクレンズを決意。まずはインフルエンザの予接種を打って、そしてツアーの影響でまだ具合が悪いにも関わらず3日のジュースクレンズを決行。二日で4キロも痩せて、妻に〝ダイナーに連れて行くけんちゃんと食え!〟と心配されるほどだった。クレンズ中に急に熱くなったり、寒くなったり、汗が止まらなかったりとまるでジャンキー(ヤク中)だった。コーヒーとお酒禁止が一番辛かったらしい。

【ジェームズの初Emo Night】

Emo NightというイベントにDJとして始めて参加したジェームズ。イメージしてたエモミュージック(Promise Ring、Hot Water Musicなど)流したら大ブーイングされて、更にMCRのバンT着てたキッズに中指立たれて、〝おい!お前もブーイングするか!〟って。イベント前は90年代、00年初頭のエモを中心にと言われて、〝専門分野といってもいいぐらいだ!〟って喜んだジェームズ。イベントはWebster Hallの地下で開催されて、エモナイトの前に会場を使ったバンドが40分もオーバーしてしまって、大丈夫、絶対0時までには終わるよといわれたジェームズが車を0時までに駐車スペースに駐車したが、バンドのオーバーにより0時に帰ることが不可能に。エモナイトのトップバッターとして1時間DJする予定だった。ステージに上がるとエモナイトの観客が続々と入るけど、かなり若い。思ってた以上に若いキッズがどんどん入ってくる。キッズが〝Boy Sets Fire!やった!〟と喜ぶようには見えないと不安になってきたジェームズだったが、とりあえず自分が組んだセトリどおりにHot Water MusicとBoy Sets Fireを流す。すると観客が中指立てたり、頭を横に振ったり、怒りに満ちた目線で睨んだりして、急遽Brand Newを流してみると観客が大盛り上がり。

1時間のセットが終わると、ステージに他のDJの機材がまったくないということに気づいた。事前に機材のこと何も言われてなかったため、自分の機材を持ってきたが、それしかなかったので仕方なくほかのDJもジェームズの機材を使うことに。しかし帰らないちいけないジェームズが最後のDJに帰ることを伝えると、〝いいよいいよ!スマホにDJのアプリ入ってるから!〟とスマホを接続してスマホからTaking Back SundayやBrand New、Newfound Glory流し始めて、観客が更に大盛り上がり。面白いことに、ジェームズがNewfound Gloryでキーボードをやったことあって、参加した曲を流してた。〝キッズに言おうと思ったけど、絶対誰も興味ないだろうなって。さぁさぁ子供たちよ、どうぞ歌って~って感じ。…観客より16歳も年上っておかしいし、自分がエモジジイみたいな扱いされるし…〟

【The Black Parade 10周年】

(フランク)MCRが伝説のロックバンド(クラッシクロックバンド)扱いされてることに違和感を感じる。カバーCDが出たり、雑誌の表紙にちょこっと出たりとか。10年でクラッシックバンドになれるのか?まだ早いのでは?っていうか、本当にクラッシクバンドなの?考えるだけでなんか違和感ある。

(ジェームズ)なんか前世の話みたいよね。

(フランク)自分が観た映画みたいな感覚だ。

【MCRのベトナム公演】

(ジェームズ)ベトナムでアメリカ出身のバンドがライブをしたは30年ぶりだった(2008年のこと)。MCRがベトナム政府に招待されて、ホーチミンスタジアムでライブを。政府関係者も来て、ステージより大きいホーチミンの巨大写真が飾られたし、政府のお偉いさんたちがプライベートテラス席から観賞してたし、ホーチミン市民も無料で入った。スタジアム自体もこのライブだけのために作られた。ライブが終わると花束をもらって、強制的にステージで手を繋いでお辞儀をすることに。非現実的っていうか不思議なライブだった。

【RZA】

RZAが監督を務めた映画Man With the Iron Fistsに楽曲提供をしたことがあって、エンドロールにフランクとジェームズの名前にスペルミスがあった。フランクによくあることだが、名前がFrank Leroに。

(ジェームズ)ザ・RZAとご飯食べに行って最高にアメイジングだった。ロスのシャレたすし屋さんで食べた。

(フランク)彼がさ、片手を挙げて〝これがピーナツバターだとして〟そしてもう片手を挙げて〝それでこれがジャムだ〟すると両手を合わすとテーブルに座ってたみんなが〝オーーー!〟って。

(ジェームズ)彼の喋り方はラップのやり方と一緒、だから喋ってるっていうよりはラップしてるって感じ。

(フランク)俺、大ファンじゃけんたまらんかったよ。

(ジェームズ)空手映画や韓国の復讐映画の話をしたけど、彼は本当に詳しいよ。…最後の格闘シーンに使う曲を依頼されて快諾。サウンドトラック担当の方から曲のイメージを送られて、それをベースにした曲を(フランクと)一緒に作った。面白いことにその担当の人に会ったことが一度もない。でも出来上がった曲は映画にぴったりだぜ。デモはいくつか作って、ひとつのデモでフランクが叫んでるし、自分はドラムなどやって、ギターはレイトロが。基本的には自分、レイ、とフランクの共同作。試写会は山の上に住んでたどっかのハリウッドお偉いさんの豪邸で開かれて、豪邸の中に映画館があった。…なぜがGerard Butlerも参加してて、Leonidas!って興奮。映画自体は格闘映画好きなら絶対好きだと思う、RZAがよくやった。曲が使われたシーンを見ると興奮して、そしていよいよエンドロールだ。実はその前は友人からメールが来て、〝これってお前か?お前の名前にめっちゃ近いし、MCRの人の名前も出たんだけど名前のスペルがおかしいぜ。〟スペルがJame Dewesとか。どうやってその名前になったのかさっぱり分からん。そしてフランクはたぶんFrank Leroだったんだね。ほかのメンバーの名前に何の問題なかったのに。

(フランク)名前はエスニックすぎるよ、きっと。

(ジェームズ)RZAとご飯食べただけで充分満足だ。…今RZAがやってるツアーは映像に音楽を付けることだけど、DSも同じことやってる。ねぇRZA!一緒にツアーしようよ!お金ちょうだい!

(フランク)(RZAの声で)〝これがRZAだとして、それでこれがDSだ〟

(全員)オーーー!

(ジェームズ)その通りだフランク!Lero!

【大人はつらいぜ】

(ジェームズ)若い頃は消費税や税金の支払いなんて考えてなかったけど、今となってはそればかり。音楽を仕事にしようと思うとかなり難しい。訳の分からないエンターテインメント税あったり。まぁでも政府が俺を刑務所に放り投げるより、ちゃんと協力的なのは嬉しいこと。

【Twitterと若い世代】

(フランクがMCの1人のツイートをRTしたらものすごい反響があった。Twitterの巨大ファンベースについてはどう思う?)

(フランク)あまり考えないことにしてる。夏にカリフォルニアでレコーディングしてた時、Gとコーヒーを飲みに行った。彼と話したのはソロのライブにかなり若いキッズが来るって違和感あるっていうか不思議っていうか。12歳とか13歳とかよ?MCRやReggieのバンTを着てさ。そして彼らがこの発見したばかりの音楽が自分の人生を変えたとか言うんよ。信じられないよ、MCRがまだまだ若い世代に発見されてるって。…非現実感はあるけど、嬉しいのは嬉しいよ。俺らのアートがまだ生きてる、まだ成長してるって。現代ミュージシャンと同時に〝クラシック〟ミュージシャンであることはちょっと変な感じだけど。

【ライブ前にキャンプする勇者】

(ジェームズ)ライブ前に会場でキャンプする人に量ってすごいよね

(フランク)俺は一度もやったことない。…若い頃にライブに行ったら、最前列で観たいなら8時間前に着いても2分前に着いても関係ない、本当に最前列に行きたいのならどうにかして行った。しかし最近はキャンプしたキッズは最前列にいて、まるでカーストシステムみたいでほかのキッズを最前列に絶対通さない。俺らはキャンプした、ここは俺らの領土だ!それが俺にとって新しいシステムだ。だって押し通せばいいじゃん?って思うだろ?違う。そんなのさせんって。最前列組みの団結力はすごくて、番号をつけて順位をアピール。

(ジェームズ)バーミングハムでライブやった時はちょっと治安の悪い場所でライブやったから会場関係者から〝ここは治安悪いから13歳のキッズがストリートで寝泊りするよな場所じゃないよ!〟って言われた。でも少なくても大勢いるからちょっとはマシかな。

(フランク)くそタフよね。

(ジェームズ)悪いやつらが来ても〝おい!お前の財布よこせ…って、あれ?なんだこれ?!人数多すぎるだろ!なんだこの黒アイライナーのギャングは!お前らは俺よりも犯罪者っぽいじゃないの!〟

(フランク)俺はキッズに尊敬しかないよ。この年齢であんなの無理じゃ。…どんなバンドだって絶対しないと思う。先日は子供たちがリビングでキャンプしよう!って。床の上で寝袋で寝てさ。〝頭でもおかしくなったん?何のためにベッドがあると思っとん?なんでキャンプする必要が??〟って。それでもやったけど、死にたくなるぐらいつらかった。もう二度としない。一回父とキャンプしたことあるけど、お互い殺したくなったぐらいだったよ。(キャンプ)最悪だよ。なんで家を買ったと思う?家を買ったのは二度と外で寝たくないからじゃ!おうちが大好きだ!

【コーヒー】

(ジェームズ)コーヒーはカフェイン摂取のためにある。別に味わおうとしてない。20分も待ってちゃんと抽出なんてありえない、待ってらんない。バンドメイトがすごく上質なコーヒー豆を使ってコーヒーを淹れてくれたことがあるけど、できてすぐクリームと砂糖をいれたら〝何してんの!台無しにしたじゃない!〟と怒られたことが。…スタバのアイスバニララテとか飲んでるとバンドメイトにバカにされる。…スタバが世界中にあるって本当嬉しいよ。

2017年2月8日水曜日

【MCRX】Disenchanted (Live Demo)歌詞和訳

Disenchanted (Live Demo)



歌詞:My Chemical Romance

翻訳:@postmcrjapan




You're just a sad song with nothing to say
お前はただ無意味な悲しい歌だけ
About a lifelong wait for a hospital stay
生涯にわたるの入院待ちの歌さ
And if you think that I'm wrong
そして俺が間違ってると思うなら
It never meant nothing to you
お前にとって何の意味もなかったことだったんだな


I waited so long for someone to say
人が言ってくるのずっと待ってた
If you could hold on, I'd maybe get you to stay
もう少し頑張ってくれれば、残るように説得できたかも
If you believe that I'm gone
俺はもういないと信じてるなら
This never meant nothing to you
お前にとって何の意味もなかったことだったんだな



You're just a sad song with nothing to say
お前はただ無意味な悲しい歌だけ
About a lifelong wait for a hospital stay
生涯にわたるの入院待ちの歌さ
If you believe that I'm gone
俺はもういないと信じてるなら
This never meant nothing to you
お前にとって何の意味もなかったことだったんだな



If you would hold on and give me a say
ちょっと待ってくれれば、俺の言い分聞いてくれ
You get the hard parts, or maybe just the mistakes
お前には難しい部分を、それか間違いだけをやらせよう
Maybe we'll just shut up and play
それともみんな黙ってプレイするか
We never did, we never do, you never do, we--

でもそうしなかった、いつもそうしない、お前はそうしない―


You're just a sad song with nothing to say
お前はただ無意味な悲しい歌だけ
About a lifelong wait for a hospital stay
生涯にわたるの入院待ちの歌さ
If you believe that I'm gone
俺はもういないと信じてるなら
This never meant nothing to you
お前にとって何の意味もなかったことだったんだな



If you would hold on and give me a say
ちょっと待ってくれれば、俺の言い分聞いてくれ
You get the hard parts, or maybe just the mistakes
お前には難しい部分を、それか間違いだけをやらせよう
Maybe we'll just shut up and play
それともみんな黙ってプレイするか
We never did, we never do, you never did nothing at all--
でもそうしなかった、いつもそうしない、お前はいつも何もしなかった―



Go away
出て行け
Just go, go away
もういい、出て行け
But where did you run to?
でもどこに逃げたんだ?
Where did you hide?
どこに隠れたんだ?
Go find another way
別の道を見つけてこいよ
Yesterday
昨日・・・

And when you go, run so hard
そして行くなら、必死で走れ
And when you scream, scream so soft
叫ぶなら、小さな声で叫べ
But where did you run to?
でもどこに逃げたんだ?
Where did you hide?
どこに隠れたんだ?
You'll find another way
お前なら別の道見つけるさ
Yesterday
昨日・・・



If you would hold on and give me a say
ちょっと待ってくれれば、俺の言い分聞いてくれ
You get the hard parts, or maybe just the mistakes
お前には難しい部分を、それか間違いだけをやらせよう
Maybe we'll just shut up and play
それともみんな黙ってプレイするか
We never did, they never do, we never did we--
でもそうしなかった、あいつらはいつもそうしない、いつもそうしなかった―



You're just a sad song
お前はただの悲しい歌さ
You're just a sad song
お前はただの悲しい歌さ
You're just a sad, sad, sad, sad, sad song
ただのめちゃくちゃ悲しい歌なのさ
You sad motherfucker
この悲しいマザーファッカー

【MCRX】Emily歌詞和訳

Emily



歌詞:My Chemical Romance

翻訳:@postmcrjapan



It was the worst thing that I ever done
俺のしたことの中で最も最悪だった
It was a head shot
頭に銃を当てて一発撃った
You know, you gave me the gun
お前がくれた銃でな


Oh please, just hide me now
お願いよ、今は俺を隠してくれ
I won't tell a soul
誰にも言わないからさ
It was the worst part
あれがつらかったよ
We did to this little girl
俺らがあの少女にしたことが
Oh please, don't leave me now
お願いよ、今となっては離れないでくれ
Baby please, don't go away
ベイビーお願いよ、行かないでくれよ



Emily, you're far from home
エミリー、お前はおうちから遠くきてしまったんだ
And Emily, we'll figure--
そしてエミリーよ、俺らは一緒に―
If I could figure it out
もしどうにかできたら
We'll both now be free
俺ら2人はもう自由になるんだ
Emily, come home
さぁエミリー、帰ってきてくれ



It was the last time I saw her alive
まだ生きてる彼女を見たのはあれが最後だった
Sometimes you do things you need to do to survive
時にはやらなきゃならないことは生き残るためにやるんだ
Oh please don't leave me now
お願いよ、今となっては離れないでくれ
I'll miss you so much
すごく恋しくなるんだ
Oh please don't go away
お願い、行かないでよ
I'm needing your touch
お前のぬくもりが必要なんだ
But please don't leave me now
お願いよ、今となっては離れないでくれ
Baby, please don't go away
ベイビー、行かないでくれよ



Emily, you're far from home
エミリー、お前はおうちから遠くきてしまったんだ
And Emily, we'll figure--
そしてエミリーよ、俺らは一緒に―
If I could figure it out
もしどうにかできたら
We'll both now be free
俺ら2人はもう自由になるんだ
Emily, come home
さぁエミリー、帰ってきてくれ

Come home...
帰ってきて・・・



Now Emily, you're far from home
さぁエミリー、お前はおうちから遠くきてしまったんだ
And Emily, we'll figure--
そしてエミリー、俺らは一緒に―
If I could figure it out
もしどうにかできたら
We'll both now be free
俺ら2人はもう自由になるんだ
Emily, come home
さぁエミリー、帰ってきてくれ

Now Emily, come home...
さぁエミリー、帰ってきて・・・


(I'd like to hear that, see if the tempo is good, y'know? Yeah, I wanna listen to it)
(今の聴いてみたいな、テンポがどうなってるか気になる。うん、ちょっと聴こう

【MCRX】House of Wolves (Version 2)歌詞和訳

House of Wolves (Version 2)


歌詞:My Chemical Romance

翻訳:@postmcrjapan


Well, I know a thing about life and misery
人生と苦悩はよく知ってんのさ
And angels all to spare
余るほどの天使もな
And the only thing that'll weigh you down is the halo 'round your head
お前を拘束するのは頭に乗ってるその後光だけさ
And I said hey hey, how you doin'?
そして俺がヘイヘイ調子どうだい?って
The others are to blame
悪いなのはあいつらだ
And all the angels gather 'round you
全ての天使がお前の周りに集まってくる
And brought us out to say...
俺らを連れ出したのはこれを言うためだった

I wanna see you burn in hell
地獄で燃えてるお前の姿が見たい
I really wanna get this out
本当言いたいんだけどさ
What I wanna say is suffer all the angels
言いたいのはさ、全ての天使たちよ苦しめ
This purfiying bed
この浄化させてくれるベッド
Golly, I'm a bad man
いやぁ 俺ってなんて悪い男なんだ
Make me play the game
ゲームをさせろよ
We are all you get, girl
お前には俺らしかいないよ、お嬢ちゃん
We are all to blame
悪いのは俺らだ

Well ring around the ambulance and I was out to say
ほら救急車の周りに踊れ、言いたかったのはね―
'Cause ashes are to ashes and we fall down all again
だって灰は灰に、そして俺らはまた倒れちゃうだけ
And I said hey now, hallelujah
そして俺がヘイナウハレルヤって
Sing the praise again
また褒め称え
They'll hunt us down
俺らを追跡して捕まえるんだ
Is it hot in here?
ここ暑くない?
Or is it just me hot again?
それともまた俺だけかい?

I wanna see you burn in hell
地獄で燃えてるお前の姿が見たい
Really wanna see you burn in hell and
マジで燃えてるの見たいんだ
What I wanna say
そして言いたいのはさ
What if all the angels can't get me to the gate?
全ての天使でも俺をゲートに連れて行けなかったらどうなるんだ?
Well if I'm a bad man, purify and blame
俺は悪い男なら、浄化させて責めちゃえ
Punish all the sinners and that is all you--
全ての罪人を懲らしめ、それはお前が出来る唯一のことだ

Well you can bitch all you want, but I'm never gonna leave you alone
好きなだけ愚痴ればいいさ、でも俺は離れないよ
You can hide up in that attic, but I'm always gonna find you at home
あの屋根裏部屋で隠れていいさ、でもどうせ家に帰ってくるんだろ
And as the blood runs down the walls
そして壁に血が流れ落ちてきたら
You see me creepin' up these halls
廊下をゆっくりと進んでいく俺の姿が見えるだろ
Cause I'm a bad motherfucker and a phantom of a lover
だって俺は極悪なマザーファッカーさ、恋人としてはファントムなのさ
I said hey, what I wanna say
だからヘイ、言いたいのはさ
Suffer all the angels, break my arm again
全ての天使たちよ苦しめ、また俺の腕を骨折しろ
Baby he's a bad man, kill me once again
ベイビーあいつは悪い男さ、また俺を殺せ
Punish all my sins and smack me up again
俺が犯した全ての罪を懲罰して、また叩け

What I wanna say...
言いたいのはさ・・・

What I wanna say is I'm sorry
言いたいのは反省してる
Oh yeah
そうさ
Really sorry
本当、反省してる

2017年2月7日火曜日

【MCRX】House of Wolves (Version 1)歌詞和訳

House of Wolves (Version 1)


歌詞:My Chemical Romance

翻訳:@postmcrjapan



Love was just a passing phase
恋なんて一時的のことだった

A fever that ran away
逃げていった熱さ
'till they could find us where we lay
眠れる俺らが見つけるまで
Blood, they smell it from miles away
血、あいつらはどんなに離れてもその匂いが分かるのさ

They travel in packs, you see

あいつらは群れで動くよ
And just get used to the taste
辛抱して味に慣れようとするんだよ

But don't leave me here
でもここにおいて行かないで
Don't leave me here
ここにおいて行かないでよ

And don't walk away
どこにも行かないで
And let me die
死なせないでくれ
Oh, in this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス
And pray for my soul
そして俺の魂のために祈ってくれ
Now that I go
俺は行くんだから
Into this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス

Don't believe what you read
読んだことを信じるなよ
Or sometimes what you see
時には見たことも信じるなよ
But most of it is true, true, true
でもほとんどは真実なのさ
And are you happy this way?
そしてお前はこのままじゃ幸せか?
And scalpels bring back this face
この顔がメスによって蘇ると
Tell the judge that I'm innocent
裁判長に俺は無実だと伝えてくれ
Tell the jury I'm no one at all
裁判員に俺は誰でもないと

But don't leave me here
でもここにおいて行かないで
Don't leave me here
ここにおいて行かないでよ

Don't walk away
どこにも行かないで
And let me die
死なせないでくれ
Oh, in this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス
And pray for my soul
そして俺の魂のために祈ってくれ
Now that I go
俺は行くんだから
Into this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス

Do you want it?
欲しいのかい?

Stop the bleeding
出血を止めろ
Don't stop the bleeding in your heart
心の出血を止めないで
The bleeding, don't stop the bleeding in your--
出血を、出血を止めないで
The bleeding
出血を
Don't stop the bleeding in your heart
心の出血を止めないで
The bleeding, don't stop
出血を、止めないで

But don't leave me here
でもここにおいて行かないで
Don't leave me here
ここにおいて行かないで

Don't walk away
どこにも行かないで
Let me die
死なせてくれ
Oh, in this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス
And pray for my soul
そして俺の魂のために祈ってくれ
Now that I go
俺は行くんだから
Into this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス

Don't walk away
どこにも行かないで
Let me die
死なせてくれ
Oh, in this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス
And pray for my soul
そして俺の魂のために祈ってくれ
Now that I go
俺は行くんだから
Into this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス

But you don't stop the bleeding, baby
でもお前は出血を止めてくれないよ、ベイビー
But you don't stop the bleeding, baby
でもお前は出血を止めてくれないよ、ベイビー
She won't stop the bleeding, baby
彼女は出血を止めないよ、ベイビー
She won't stop
止めないよ

Don't walk away
どこにも行かないで
And let me die
死なせないくれ
Oh, in this house of wolves
このハウス・オブ・ウルヴス
And pray 
そして祈ってくれ

【MCRX】Not That Kind Of Girl歌詞和訳

Not That Kind Of Girl



歌詞:My Chemical Romance

翻訳:@postmcrjapan



Everybody's talking 'bout the way you left your man
お前の男と別れたことが話題になってるぞ
So we'll wave goodbye and
だからさようならと手を振ろう
Everybody's talking 'bout the way you held his hand
彼と手を繋いでたことが話題になってるぞ
So we'll grip real tight
だからぎゅっと繋ごう


Cause we're all just drowning
だって俺らはみんな溺れてるだけさ
All just drowning
溺れてるだけさ
These boots are made for walking
このブーツは歩くためにあるんだ
And that's just what they'll do
だから歩いていくのよ



So say goodbye to all my friends
だから友達にさようならを
I fell in love with her again, my baby
また彼女に恋したのさ、マイベイビー
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから
So say goodbye to all my friends
だから友達にさようならを
I fell in love with her again, my baby
また彼女に恋したのさ、マイベイビー
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから



Everybody's talking 'bout the way you cut your hair
お前が髪を切ったことが話題になってるぞ
I could give a fuck and
別にどうでもいいけど
Everybody's talking 'bout the way you smoke that there
あのあれを吸ってることが話題になってるぞ
I don't care at all
全くどうでもいいさ



Cause we're all just drowning
だって俺らはみんな溺れてるだけさ
All just drowning
溺れてるだけさ
One of these days these boots are gonna walk all over you!
そしていつかこのブーツはお前を踏み潰すのさ!


So say goodbye to all my friends
だから友達にさようならを
I fell in love with her again, my baby
また彼女に恋したのさ、マイベイビー
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから
So say goodbye to all my friends
だから友達にさようならを
I fell in love with her again, my baby
また彼女に恋したのさ、マイベイビー
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから


And all your life
そして今まで
I let you down
がっかりさせたばかりさ
All your life
今まで
I let you down
がっかりさせたばかりさ
Not again, not again, not again
もうさせない、させない、させない


So say goodbye to all my friends
だから友達にさようならを
I fell in love with her again, my baby
また彼女に恋したのさ、マイベイビー
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから
So say goodbye to all my friends
だから友達にさようならを
I fell in love with her again, my baby
また彼女に恋したのさ、マイベイビー
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから


Say goodbye
さようならを
Say goodbye
さようならを
Say goodbye
さようならを
My friend
友達よ
'Cause I'm not that kind of girl
だって私はそういう女じゃないんだから

【MCRX】My Way Home Is Through You (Live Demo)歌詞和訳

My Way Home Is Through You (Live Demo)


歌詞:My Chemical Romance

翻訳:@postmcrjapan


Better step off now, she said
近づくんじゃねぇよ!と彼女が言った
But believe me, sometimes our lies--

でも信じてよ、時には俺らの嘘が―
You've got a lot of nerve

生意気な奴ね
Coming around here, show your face

ここに来るなんて、顔を見せるなんて
Cause you never had the time

お前はいつだって時間がないって
You never had the time

いつもいつも時間がないって
You never loved this crime

この犯罪なんかちっとも愛してなかったんだ
Believe me when I say

言う時は信じてくれ

Can't find my way home

帰り道が見つからないよ
But it's through you and I know

でもお前を超えなければ帰らない、そして俺には分かるんだ
What I'd do just to get back in her arms

彼女の腕の中に戻れるならどんなことでもするさ
Can't find my way home
帰り道が見つからないよ
But it's through you and I know

でもお前を超えなければ帰らない、そして俺には分かるんだ
What I'd do just to get back in her arms

彼女の腕の中に戻れるならどんなことでもするさ

There's all kinds of types of people in this city

この街にはたくさんのタイプがいるさ
What kind of person are you?

お前はどんな人間なんだ?

Could you please not hold my hand?

手つなぐのやめてくれない?
Would you sign this photograph

写真をサインしてくれないか
'Cause you're my biggest fan

だってお前は俺の大ファンだ

And they locked us up right here
そしてここで俺らの監禁したのさ

We're not here to pay a compliment

褒めるために来てるんじゃない
Or sing about the government

政府をことを歌うためでもない
Or walk up to the stepping line
ステッピングラインまで歩くためでもない
Adolescent suicide

若者の自殺
So what do we know?

俺らは何が知ってるというのさ?
A fuck about the Kennedys

ケネディのことなんか
Why don't you let me say?
なんで言わせてくれないんだ?


Can't find my way home
帰り道が見つからないよ
But it's through you and I know

でもお前を超えなければ帰らない、そして俺には分かるんだ
What I'd do just to get back in her arms

彼女の腕の中に戻れるならどんなことでもするさ
Can't find my way home
帰り道が見つからないよ
But it's through you and I know

でもお前を超えなければ帰らない、そして俺には分かるんだ
What I'd do just to get back in her arms

彼女の腕の中に戻れるならどんなことでもするさ

Way home
帰り道を・・・
Way home
帰り道を・・・

Can't find my way home
帰り道が見つからないよ
But it's through you and I know

でもお前を超えなければ帰らない、そして俺には分かるんだ
What I'd do just to get back in her arms

彼女の腕の中に戻れるならどんなことでもするさ
Can't find my way home
帰り道が見つからないよ
But it's through you and I know

でもお前を超えなければ帰らない、そして俺には分かるんだ
What I'd do just to get back...well in her arms

彼女の腕の中に戻れるならどんなことでもするさ


Can't find the way

見つからない
Can't find the way

見つからない
Can't find the way 

見つからない
Can't find the way

見つからない
Can't find the way

見つからない
Can't find the way 

見つからないさ

C'mon angel, don't you cry

ほら天使よ、泣かないで
C'mon angel, don't you cry

ほら天使よ、泣かないで
C'mon angel, don't you cry

ほら天使よ、泣かないで
C'mon angel, don't you cry

ほら天使よ、泣かないで